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唇は何のためにあるのでしょうか。
表題どおりなのですが、どういう説明が可能なのでしょうか。
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こんにちは。 「唇」といいますのは身体の蓋、主に「消化器官の蓋」としての役割を果たしています。 生物の生体活動といいますのは体外環境と体内環境が隔離されることによって成立します。これにより、 「物質の出し入れ」と 「体内環境の維持」 このようなことが可能になり、我々は生物として生きてゆくことができます。 ですから、我々の身体のほぼ全ての器官は外界と遮断されており、ここに穴が空きますと体液が流出したり異物が進入したりしてしまいます。 口といいますのは水や食べ物を取り入れる消化器官の入り口であり、唇はその蓋です。食べたものは外ではなく、食道の方に送られなければなりません。哺乳動物で特に唇が発達しているのは、これは水や、あるいは母親のおっぱいを漏らさず飲むためではないか思います。また、唇から内側の消化器官といいますのは皮膚とは違い、体液で保護されている粘膜です。ですから、この蓋が開き放しですと唾液などの体液が流出したり乾いたりしてしまい、体内環境が維持できなくなりますし、消化器官に対して異物や毒物の進入を安易に許すことになります。 このように、唇といいますのは蓋であり、我々動物が身体機能を維持したり保護たりするために基本的に必要なものです。このように考えますと、では、耳や鼻に蓋のないことの方が返って不思議に思えます。 鼻は何時も開き放しですが、食道や気道に対しては喉の奥に蓋があります。ですが、ここで極めてはっきりとしていることは、口とは違い、耳や鼻といいますのは聴覚や臭覚として常に外界に開かれていなければならない感覚器官であるということです。ならば、ここでは身体の保護よりも情報の獲得の方が優先されていると考えることができます。では、視覚といいますのは眼球というたいへん弱い器官を直接外界に曝す必要があるため、両生類以降のほとんどの陸上動物が瞼という保護機構を持っています。
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- s-macwin
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1. 哺乳類だから かな? 飲乳するときに唇が吸盤の役目を果たすために必要だから。 搾乳機には吸盤が付いているでしょう。 哺乳類以外の鳥類、魚類、両生類、爬虫類には 飲乳する必要が無いもで「口」はあっても「唇」は無いでしょう。 クエやナポレオンフィッシュは例外ですね。 2. 発声・発音のため。 唇がなければ複雑な発声・発音はできません。 他の人が書いている口の蓋をするためなら唇は不要だし、 女性性器の模倣の為なら服を着ない猿には唇は不要になります。 人の場合なら女性には必要で、男性には不要になってしまいます。 と、言うわけで私は1番と2番を推します。
お礼
哺乳類に必要な面もあることがよく分かりました。御教示ありがとうございました。
- hornman
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私が高校時代の生物の先生に聞いた説は「唇は性器を模したもので、セックスアピールの為にある」というものです。 人間以外の、四足歩行の動物の場合、通常後ろから見れば性器は露出しています。発情期に色が変わったり、臭いが出たり、種によっていろいろなアピールがありますが、人間の場合二足歩行であるために性器が露出していません。そのため唇が女性器を模してああいう形になり、性行為の一つとして「キス」をするようになったという説があるそうです。 また、特に発情期をもたず、いわば年中発情期ですので、お互いのタイミングを計るために「まずキスから」始まるんだそうです。 なかなか説得力あるように思いますがどうでしょうか。
お礼
性的なものもあると思いました。ご意見ありがとうございました。
- huna0000
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思いついたのは以下です。 ・体調を他者に伝えるため ・発音の幅を広げるため ・口笛を吹くため ・スマートに乳を吸うため ・前歯を守るため
お礼
すべて納得できる用途だと思いました。御教示ありがとうございました。
お礼
優れた蓋が備えていなければならない条件というものがあるわけですね。御高察をありがとうございました。