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「3寸半角の柱」と「4寸角の柱」について

お世話になってます。 素朴な疑問です。 木造軸組工法で建てた家で「3寸半角の柱」と「4寸角の柱」があったとします。 それぞれが同じ素材だった場合、当然「4寸角」の方が太くて丈夫で・・・って言う イメージが素人感覚で思うのですが、具体的に何がどれだけ違いとなって出てくるのでしょう? 強度か、耐久性か、耐震性か・・・。 大工さん曰く、べらぼうに太い柱は逆に地震とかで折れやすくなると言ってたので気になります。 よろしくお願いします。

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  • aminouchi
  • ベストアンサー率46% (376/804)
回答No.4

下の#2の方や#3の方の回答で充分と思いますが、ちょっとだけ付け加えます。 まず、3.5寸角(105mm)の材木の断面積は12.25平方寸であるのに対して4寸角(120mm)の断面積は16平方寸です。つまり、4寸角の方が3.5寸角に対しておよそ1.3倍の面積を持ち、それだけ強さ(強度も耐久性も耐震性も)に差があります。これが5寸角(150mm)であれば3.5寸の2倍以上の断面積となります。これに対して材木の値段は当然ながら太い方が高いわけです。 また、太い方が折れやすいということについてですが、昔のお城の天守閣などの柱を見たことがありますか?当然に1尺以上ですね。それは例外としても、ちょっと古い農家などは柱が5寸角などというのはザラにあります。それにもし太い柱が折れやすいというなら、#3の方のおっしゃるように本格木造注文住宅で5寸角を使うのはおかしいと思いませんか?わざわざ、折れやすい弱い家を造るのでしょうか。 では何故、今の建築で3.5寸角が一般的であるかというと、それは単にギリギリの強度のものを使って、安く家を建てるためです。同じ値段で請け負っているなら材料が安い方が、それを建てる大工の儲けが大きくなります。もちろん、材料費の上乗せがあるなら文句は言わないでしょうが、同じ値段なら原価の安いものを使おうとするのは当然のことです。 ちなみに手元のやや古い資料(1997年)ですと、檜で無節(最上級です)の長さ6mの柱1本の値段は、3.5寸角で68800円、4寸角で89900円となっております。格が落ちて1等の材木ですと、3.5寸角15200円、4寸角19900円となっていて、断面積にほぼ比例しています。 結論として言えば、5寸角ぐらいまでなら太い方が丈夫である可能性が高く、柱の太さは家全体のバランスと材料費の値段との折り合いで決まるということでしょうか。

konchu_nu
質問者

お礼

ありがとうございました。 利益を上げるために・・・ってことですか。 具体的な回答ありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • ajia871
  • ベストアンサー率14% (3/21)
回答No.7

あんまり詳しく答えられないのですが、私の主人は大工です。最近まで、私も中堅ハウスメーカーにいました。そこは、オール4寸角を売りにしている会社でしたが、そこの資料を主人に見せたところ「いらんとこまで4寸にして、こんなツーバイ法みたいな建て方なら素人でも建てられる!」と言っておりました。強度の問題は筋交い(柱と柱の間に入れる斜めのもの)の長さが決めてだとも。一応、ご参考までに。

konchu_nu
質問者

お礼

ありがとうございました。 みなさんの回答によく出てくる「筋かい」はそんなに重要なものなんですね。

  • angeleye1
  • ベストアンサー率16% (162/961)
回答No.6

再び#3です。 参考までに通し柱の工務店向け売値を・・・ 米松105角、6Mが¥5000 檜105角、上小節6Mが¥10000 檜120角、上小節6Mが¥15000 くらいでしょうか。 #5さんのおっしゃるように 広告や宣伝文句は鵜呑みにしないほうがいいでしょう。 少し知識を持てば自衛できます。 ところが一般の人は「樹種」「太さ」程度しかこだわらないのが実情です。 私達では「松」と言われれば「米松」を、「栂」と言われれば「米栂」を意味します。内地産とでは雲泥の差があるんです。 良い例がホ-ムセンタ-で売っている「SPF材」 スプル-スパインファ-とは言うけれど「アジア人」と同じ感覚で実は総称です。 ましてや「ウッドデッキなんかに最適」なんぞはありえません。 もともと2×4住宅の骨組みの材料〔土台には用いない〕ですし、木が柔らかく水にめっぽう弱い樹種であり、カナダ人やアメリカ人はウッドデッキには用いません。 今回のご質問のようなほんのチョットした疑問から、 間違った住宅を選択する可能性が少しでも減ります。 これからもどんどん興味を持っていただきたいものです。

konchu_nu
質問者

お礼

再びありがとうございました。 回答が増えるにつれ、「木」の難しさは深まるばかりです。

noname#21649
noname#21649
回答No.5

4番の方に追加して 年輪が通っていない木の場合に.ちょっと力をかけると年輪の間で剥がれるようにして割れることがあります。 木の材質で.「芯通し」というものがあり.これは割れずらいですが.価格もそれなりにします。太い柱の場合に.しんとうし以外が使われている場合には.簡単に割れます。 あと.使ってる場所は.木の材質にあっていますか.ヒノキは土台のような湿気の多い場所.柱はスギ.屋根は.松を使います。「ヒノキの住宅」ということで.見たら.土台に輸入カラ松(当時もっとも低価格な材料)が使ってあり.簡単に腐ることが予想された恒久住宅がありました。 それと.柱のつなぎ目に木釘(方言の可能性あり)をいれて柱が離れないようにするのが普通です。コストを優先した恒久住宅の場合には.木釘を使わず単に四角い穴を開けて乗せただけ.なんて高級住宅では.地震・台風などでちょっとゆれた(屋根が持ち上がった)ときにつなぎめが外れて.ずれて.変な力がかかり.柱が割れることがあります。 また.2階建ての場合に通し柱を使わず繋ぐ場合があります。この場合には.つなぎめから簡単に割れます。また.柱の間に小さな柱を入れて複数の柱を繋ぐ構造の場合にはある程度強度がありますが.太い柱を使ったからなんて.この間の柱を抜かれると強度がかなり低下します。このあたりは.施工者次第ですね。 私の様に.紀州ヒノキ.秋田杉.鳥取赤松...なんて産地を指定する物好きは少ないので.柱の質について書いてみました。

konchu_nu
質問者

お礼

ありがとうございました。 色々と難しいですね。「木」って。

  • angeleye1
  • ベストアンサー率16% (162/961)
回答No.3

材木屋です。 3寸半角>!?と思いましたが105角〔サンゴ角〕ですね。 以下4寸角を120角と表記します。 簡単に言いますと木造三階建て住宅が一時流行りましたが 最初は105角の9メ-トル通し柱〔1階から3階まで通っている縦のラインでもっとも重要な柱〕でもOKでした。もちろんヒノキの一等材ですが、粗悪な工務店は見えないところは米松を使います。 ところが実際は「揺れる揺れる」状態で、3階には住めたもんじゃなくすごく問題になりました。法律が早急に見直され今では120角じゃないとNGです。 かと言って「柳に雪折れなし」の概念の木造軸組工法でやたら太い柱は通常は使いません。 参考までに管柱が建売は105角、注文住宅は120角、本格木造注文住宅は150角くらいでしょうか。 何よりも程合いが重要です。 薄スレ-トの屋根といぶし瓦の屋根の家ではそれに見合った骨組みを考える必要があるんです。 それより「木の家」に興味を持っていただくだけでも業者としては嬉しいです。 少しでも正しく良い情報を!と幾度か自社HPをリンクしてIDを削除されています。直リンクできないのが残念でなりません。

参考URL:
http://www.wood.co.jp/
konchu_nu
質問者

お礼

申し訳ありません。 「サンゴ核」です。 ご回答ありがとうございました。

  • nakaizu
  • ベストアンサー率48% (203/415)
回答No.2

現在新築中ですが、我が家は管柱が四寸角で通し柱が五寸角で強度的には十分かなと思っております。(それより太い大黒柱はありません。)このくらいまでは単純に太い方が丈夫だと思っていていいのではないでしょうか。 一本の柱で、他の条件が同じならば、強度は断面積で決まると思われます。耐久力も太い方があるでしょう。 耐震性は一本の柱で考えてもしかたありません。家全体の設計などが絡んでくると思います。柱が太くなると、重くなります。家が重くなると耐震性は低下します。強度の増加と重量の増加を考えて、適切な設計をすれば太い方が丈夫でしょう。適切な設計かどうかの判断は難しいと思いますが。 たとえば屋根の部分だけに太い材を使用するなど、家全体の重量バランスが悪いようなら耐震性は低下するでしょう。 また極端に太い大黒柱が二本あるような時はその二本の共振による影響が考えられます。全体の揺れが小さくなるように共振するか、大きくなるように共振するかで被害は大きく異なるでしょう。場合によっては柱を太くしたために被害が大きくなることもありえそうです。 家のしなやかさについては、木の太さよりも、木と木の接合の仕方がより重要です。現在では斜交いによって強度を上げる手法が一般的ですが、しなやかさは減少します。伝統的な貫を使った工法は家が変形したときの復元力が強い(つまりしなやか)といわれていますが、強度が低い(変形しやすい)ので建築許可が下りにくく、扱う業者もとても少ないようです。強度が足りなくても復元すれば問題ないので貫工法も見直されるようになるかもしれません。(我が家は斜交いで強度を上げています) 結局、家の耐震性を決めているのは、設計と大工さんの技量(木と木の繋ぎ目がしっかりしているか)それに基礎をつくる人の技量だと思います。材料の質も影響しますが、材料の質を見極めるのも技量のうちでしょう。耐久力には屋根や外壁などの防水性能が重要でしょう。 実際には柱は太さによって値段が違うので、低価格住宅では設計上問題がない一番細い柱を使うだろうと思います。1ランクか2ランク上の太さの方が、より丈夫なのは間違いないだろうと思います。ただ、太くすると設計をやり直さないといけないかもしれません。 尺以上の大黒柱は憧れではありますが、柱の値段や、それに見合った立派な家にすることを考えると、実現はなかなか難しいですね。

konchu_nu
質問者

お礼

立派な家を建てられるのですね。 参考になるご意見ありがとうございました。

回答No.1

こんにちは。  あまり参考にならないと思いますけど、大工さんが言っていることは当てはまります。  一般的には太いほうが強いというイメージがありますけど、日本の場合,地震に対してある程度のしなやかさが要求されるため、一概に太い=強い、ということにはなりません。  木材に限らず、どのような材質でも、必要なことなので、設計をする人間は、かなりめんどくさい構造計算をします。(因数分解のかなりめんどくさいもの)  耐久性については、どんな木で、どのような乾燥方法をとるかによって違いますので、古い日本建築を調べてみるとわかると思いますよ。    

konchu_nu
質問者

お礼

ありがとうございました。

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