アニメ版タッチについて

質問

アニメ、タッチで、どうも最終巻(２５巻だったと思う)をビテオで見ているのですが、どうも、最終巻は展開が早すぎてしまっているように思うのですが・・・
皆さんはどう思われますか？　
　良かった点は達也が新田と勝負する初球と、最後に投げるボールの演出が凝っていて、原作と同じシーンを結構いれているようですが、最後に新田に投げるときに、原作では和也の面影が陽炎のごとく現れるのですが、それが、「今年で２年目」という風にセリフが代わっていますし、日本のアニメはどうも会話が多くてテンポが速いと、途中を省いてしまう気がして・・・　アメリカにシンプソンズというアニメがありますが、日本のアニメーションと比べると、テンポがものすごく速くて、登場人物も入れ替わりたちかわり出てくるし、(アメリカ版、サザエさんのような、違うかな？)

皆さんはどう思われるのでしょうか？
　シンプソンズがコメディーで、タッチが青春ものというジャンルの違いはあると思うのですが、タッチの漫画が登場人物達の心情がうまく表現されているだけに、アニメだと、どうも、違うなーと感じてしまって、どうか、よろしくお願いします

回答No.1

bewitched

『タッチ』に限らず、漫画原作のアニメ化と言うのは今と違って、'80s頃は、まだ稚拙で多くのファンが嫌がっていました。
（特に少女漫画系のアニメ化は嫌われてました。今みたいに、ほぼ原作通りの絵が描かれる事が無かったのと、少年マンガに比べると、やっぱりテンポや雰囲気が作品を構成していたからです。）その中であだち充の漫画をアニメ化するなんて言語道断、不可能、と言われる中を、時代の流れと共に試行錯誤し、あそこまで高めて行ったのです。（※あれでも高まってるんですよ～、それなりには高い評価がされたんです～、一応…）

ですので、この手の論議は当時、右を向いても左を向いても…状態でした。
あだち充原作と言えば、確か『みゆき』なども先行してアニメ化されていましたが、お世辞にも「なかなかじゃん」とは言えませんでした。
（※逆に「ああ今だったらあの作品、この作品も、もっと上手にアニメ化されて可愛かったりしたんだろうな～」なんて思ったりしますね。）

さて、アニメの場合は話数が決まっていたり、ひどい時は打ち切りの様な状態で急いで終わらせなければならない、という制約の中で原作の話を収めなければなりませんね。(マンガもそうですけど、アニメ制作の方がもっと目に見えるかたちでそれが表出しますね、悲しいくらいに。)
そうすると、なんだかサクサク話だけ進んじゃって「え、この余韻も何にも無かったのが最終回だったの！？」という事が起こりがちになります。
今でもこの現象はよく見られますね。

あだち作品でバタバタと終わったのなら、上記のような背景があったんだと思います。テンポが命の作品で、それはタブーですもんね。原作者もそれだけは嫌がっていた記憶が……あった様な気がします。←忘れた…。
他にも、脚本構成上の理由とか、色々です。
リアルタイムで放映を見たきりの私は、そういう細部はもう覚えてないけど、komaneti53さんが何だか展開が早いーと感じたのなら、そうなんだと思います。

結局、テンポが速いと省略する、なのではなくて、省略しないと収まらないから省略し、更にそれでも足りない場合はテンポも上げる…と云う訳です。まあ省略すれば、自然、テンポが上がった様に感じちゃいますよね。実際上がってるんだと思います。

※ちなみにアメリカ人に限った話ですが、テンポが遅かったり音が全く無い状態が何秒も続く事に慣れていないそうです。ヨーロッパの方は、そんな事は無いらしいです。…と、前にＴＶで『もののけ姫』の海外上映ドキュメント番組で言ってました。

こんな答えですが、どうでしょう？

お礼

ありがとうございます、現実的に考えればテレビ局も視聴率を取らなくては、放送しつづけることができないということを考えると、これはこれで最善の方法だったのかもしれないですね、できればこれから先、原作のカットを多く使うような漫画が出てくればいいですねぇ