免疫染色の失敗例とその原因

このQ&Aのポイント
  • マウス脳のc-fosをターゲットとした免疫染色の失敗例が発生しています。DAB染色後も色が付かず、解決策が見つかりません。
  • 免疫染色の失敗例では、漬ける時間を短くすることも原因の一つと考えられます。
  • 免疫染色の失敗例の原因は様々ですが、ターゲット抗体や染色の手順、組織の前処理などが影響している可能性があります。
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免疫染色の失敗例

マウス脳(主に海馬)のc-fosをターゲットとした免疫染色を行っています。固定・薄切方法は灌流→30%シュークロース置換の凍結切片です。 まだ始めて日が浅いので数をこなしていないのですが、たまにまったく染まらないブロックが出てきてしまい困っています。DAB直後もあまり色が付いていません。 自分的には染まった時も染まらない時も、同様の方法でやっているつもりなので失敗の原因がわからない状態で対処ができません・・・。・゜・(ノД`)・゜・。 (たまに少し時間がないときに全体的に漬けている時間を短くしてしまう場合はあります・・・wこれも原因の一端でしょうか?) 免疫染色の失敗例はどのような原因が多いのでしょうか? また、今回の場合に考えられる原因は何なのでしょうか? よろしくおねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • wa7779
  • ベストアンサー率53% (46/86)
回答No.1

染色には免疫染色のキットを使っているのでしょうか。キットには問題ないということを前提とすると、染まったり染まらなかったりの原因として可能性があるのは、 ・抗原の賦活化時のばらつき ・一次抗体の反応の条件(温度管理や反応時間) ・洗いのバッファーのpH(中性であるかどうか) だと思います。 また、私の所属する研究室では、抗体の希釈とその後の保存はガラス試験管を用い(プラスチックチューブは抗体を吸着するため)、また薄切後の切片はなるべく早く染色しています。 一般的なことではありますが、ご参考になれば幸いです。

dio-04
質問者

お礼

プラスチックチューブが抗体を吸着するというのは初耳でした!抗体の希釈と保存はガラス管またはガラス製ビーカーを使っていますが、反応させている時はプラ製のもので行っていましたので改善してみます。 また、たまにバッファーの作成が適当な時があるかもしれません(笑)ので、気をつけてみます。 丁寧にありがとうございました!!

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