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あなたに似た人

昔読んだエッセイで、多分阿刀田高だったと思うのですが、 ロアルド・ダールの“あなたに似た人”という作品のことを知りました。 確か「あなたはサラリーマン。あなたはいま家に帰るところ」というような文体で、 奇妙な味のラストに続く・・・というように紹介されてたと思います。 そこで、短編集「あなたに似た人」を読んだのですが、この中には“あなたに似た人”という作品はありませんでした。 「飛行士たちの話」という短編集に“あなたに似た人”が収められてはいるのですが、 これはごく普通の文章で、「あなたは~」という形ではありません。 長い間読みたいと思っていたのですが、これは私の記憶違いだったのでしょうか? ダールの作品でなくても「あなたは~」という文章でつづられる短編というのは 何かありますか?

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noname#5149
noname#5149
回答No.1

両氏の作品は大好きでよく読みました。共にラックユーモアの名手ですね。二十年近く前になりますが、本は処分せずにとっていましたので、本棚を探してみたのですが、あいにく見あたらず、記憶のみでのお答えになりますが… 「飛行士たちの話」はダール氏の実際の経験談に基づくものですので、奇妙な味の作品とはかけ離れていると思います。 ご質問の「あなたは…」ではじまる作品は、ダールの小説ではなく、(あなたに似た人)のテレビ版のことではないでしょうか… 30分番組で邦題は「予期せぬ出来事」。その番組の冒頭で、多分ダール氏本人と思うのですが、シルエットで登場し台詞を言います。ちょうど、タモリ氏がストーリーテラーとして最初に登場するTV番組がありますが、あの感じです。その時、そのような台詞を述べていたように記憶しています。映画監督でもあったダール氏ですから、番組プロデュースも本人だったのではないかと推測されます。 もしかしたら、阿刀田氏は、その番組のことと、短編集「あなたに似た人」のことをエッセイで書かれていたのではないでしょうか。

manumanu
質問者

お礼

テレビ版でのセリフだったのですか。 10年以上前の記憶なんで、誤解して覚えてしまってたのかもしれませんね。 ・・・10年以上も読みたいと思ってたのに、存在しないなんて・・・(^_^;) でもこれで長年の疑問が解けました。 どうもありがとうございました。

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その他の回答 (3)

  • saki2002
  • ベストアンサー率35% (7/20)
回答No.4

フレデリック(フレドリック?)・ブラウンの「うしろ を見るな」という短編は、確か「あなたは~」で始まる ものだったと記憶しています。 いわゆる「奇妙な味」とも違うのですが、ちょっと イヤーな感じの結末が待っていました。 創元推理文庫の『まっ白な嘘』か『復讐の女神』の いずれかに収録されていたと思います。 たぶんお探しの短編とは違うと思いますが、参考まで に。

manumanu
質問者

お礼

「うしろを見るな」って聞き覚えがあります。 『まっ白な嘘』も『復讐の女神』もなんとなく覚えがあります。 内容は全然覚えてないけど、読んだことがあるような・・・ないような・・・。 もう一度探して読んでみたいと思います。 ありがとうございました。 余談ですが、この短編集は「ちょっと怖かったような気がするな~」と思っただけで、 思いっきりトリハダ・・・。 “怖い”よりも“怖そうな予感”で人は怖がるのかもしれませんね。

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  • dai-m
  • ベストアンサー率11% (14/121)
回答No.3

こんにちは。 私も前の回答者の方たちのご意見が正解だと思います。 「予期せぬ出来事」は、以前はよく深夜枠で再放送していたものですが、 何の心構えもなく、うっかり夜中に観てしまい、 胃のあたりがきゅーっとするほど怖い思いをしたことがあります。(-_-;) さて、「あなたは~」で始まる話ですが、 ジャンルは全く違いますが、 永倉万治さんの初期の小説は、そうですね。 内容は、洒落たラブストーリーの小品です。

manumanu
質問者

お礼

油断してる時にいきなりこられると怖いものがありますよね。 怖がりな私は「世にも奇妙な物語」さえ見ることができません(^_^;) 永倉万治さんの初期の作品ですか。 おもしろそうですね。探して読んでみたいと思います。 どうもありがとうございました。

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回答No.2

阿刀田さんの紹介文は目にしたことはありませんが、ロアルド・ダールの「あなたに似た人」の中に、そのタイトルの作品はありません。「あなたに似た人」のタイトルは、作者が読者に向けて語り掛けた言葉だそうです。この作品の中に描かれている不完全で、運が悪く、欲望に負けやすい登場人物は、どこかあなたに似ていませんか?という意味で付けたそうです。

manumanu
質問者

お礼

「あなたに似た人」を手にとったときに、「これで“あなたに似た人”が読める!」と喜んだのですが、載ってないとわかった時にはちょっとショックでした。 でも“あなたに似た人”は「あなたに似た人」ではなく「飛行士たちの話」に収録されてる、というのはちょっと不思議ですよね。 どうもありがとうございました。

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