企業協調と裏切りの利益最大化

このQ&Aのポイント
  • ゲーム理論を使って、企業1と企業2が協調と裏切りを組み合わせることで利益を最大化する方法を考えます。
  • 割引因子を使って、無期限に協調した場合と裏切りのタイミングを考えた場合の利益を求めます。
  • 企業2が無期限に協調するか、あるいは一度だけ裏切るかの決定は、割引因子によって決まります。
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ゲーム理論? 全く分からず困っています

いつもお世話になっております. この度は次の問題について質問させていただきます. 問 企業1と企業2は協調することで共同利潤を極大化し,それを半々にシェアしている.2つの企業は互いに裏切らないように引き金戦略を予告し,牽制し合っている.お互い共同利潤を極大化している場合に各々の利潤はπ/2であるとする.この時以下の問いに答えなさい. (1)割引因子をδ(0<δ<1)として,両者が無期限に協調した場合の各々の利潤を求めなさい. (2)企業2はt-1期までは企業1と協調するけれども,t期に裏切ることにより,利潤πを全て獲得しようと考えている.ただし,企業2はいったん自分が裏切ると,その語は企業1が報復として引き金戦略をとることにより,競争の結果利潤がゼロとなることを知っている.このとき,企業2が無期限に協調するか,あるいはt-1期まで協調した後にt期に裏切るか,両者が無差別となる割引因子を求めなさい. このような問題です.いろいろな図書を調べながら,ずっと考えているのですが(1)(2)ともに全く糸口が見つかりません.そもそもδをどう取り扱っていいのかすらわかりません.お分かりの方がいらっしゃいましたら,ヒントをいただけないでしょうか.何卒よろしくお願いいたします.

  • bsn
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質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

無限回の繰り返しゲームで、各期のゲームは、お互い協力すれば利得はπ/2、出し抜けばπ、出し抜かれたり、協力しない場合(競争した場合)利得ゼロという構造ですよね。 (1)について、永久に協力し続ければ、毎回π/2ずつの利得が得られます。  ここで、1期後の利得π/2の現在の価値は割引因子を乗じて、δ×π/2となり、、2期後はδの二乗×π/2、、、ということで、t期後の利得はδのt乗×π/2になります。  これの総和が求めるべき値で、無限等比級数の和の公式で求められます。  (2)は、(1)で求めた値と、出し抜いた際の利得の総和(当期π、次期以降はゼロで計算)が等しくなるようなσを算出すればよいはずです

bsn
質問者

お礼

たいへん丁寧に説明していただき、ありがとうございます。 回答者さまのヒントをもとに計算いたしましたところ (1)については 1期目がπ/2、2期目がδ×π/2、3期目がδ^2×π/2、・・・t期目がδ^(t-1)×π/2となるので、無限等比級数の和を計算すると、π/2(1-δ)となる。 (2)については、 1期目がπ/2、2期目がδ×π/2、3期目がδ^2×π/2、・・・t-1期目がδ^(t-2)×π/2、t期目がδ^(t-1)×πとなるので、これらの総和はπ(1+δ^(t-1)-2δ^t)/2(1-δ)となる。これと(1)で求めたπ/2(1-δ)をイコールで結んだ結果、δ=1/2のとき無差別になる。 このように計算されました。これであっているのでしょうか?

その他の回答 (1)

  • cimglide
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回答No.2

(1)、(2)ともあっていると思います(文字列だと分数の分子・分母が判りにくいので念のため確認ですが、(1)の答えの中の(1-δ)は分母ですよね。) なお、(2)についてはbsnさんの解法でも問題ないと思いますが(すいません方程式が長いので精査してません)、単純に(1)で得た値=π(裏切った期(t期)を基準時点としたt期以降の利潤の現在価値)という方程式を解いても求まります。  理由ですが、t-1期までの利潤は、どちらの戦略であっても協調なのでδの値に関わらず同じなので、利潤が変化するt期以降だけ考えれば良いからです。また、t期以降だけを比べる場合、1期目現在の価値に割り引いて比較するよりも、t期現在の価値に割り引いて比較する方が楽になります。

bsn
質問者

お礼

再度ご回答いただきありがとうございます。 >(1)の答えの中の(1-δ)は分母ですよね そうです。 >単純に(1)で得た値=π(裏切った期(t期)を基準時点としたt期以降の利潤の現在価値)という方程式を解いても求まります。 確かにこちらの考え方は私の解法よりもスマートだと思いました。理由を詳細に書いていただいたために理解し易かったです。 答えの確認までしていただき、何から何までありがとうございました。

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