特別受益について

質問

いつもお世話になっております。
私の曽祖父が昭和３９年６月に死亡しました。
曾祖父には、養子である私の祖父（A）を含めて６人の子供（B、C、D、E、F）がいました。
当時、遺産相続の話をしたそうですが、書面には起こさなかったみたいです。

その話の結果、Aが遺産の大部分を相続し、CとEにはAから贈与と言う形で遺産分与することで話がまとまったみたいです。

Cは平成７年に死亡し、Cの配偶者も平成９年に死亡しました。
Cには子どもが２人おり、双方とも健在です。

Cは特別受益人になると思います（生前贈与もあったみたいです）が、
Cの子どもに特別受益証明書を書いてもらうだけで十分なのでしょうか？
形的にはCの方が配偶者より早く死亡したため配偶者に曾祖父の相続分も行っていると思います。
そのためCの配偶者の相続人を確定するため死亡するまでの連続した戸籍を取り寄せる必要があるように思いますが、
Cの特別受益を証明できたら配偶者の相続人を確定する必要はないのでしょうか？

ご回答の程よろしくお願いします。

回答No.1

noname#144880 · ベストアンサー

曾祖父様の相続手続きということでお話しさせて頂きますね。

まず確認なのですが、Ａ・Ｂ・Ｄ・Ｅ・Ｆ様はご存命でしょうか？
曾祖父様（被相続人）の相続手続きを完全に完了させる場合、まず、曾祖父様の配偶者・子が相続人となりますので、この方達より何らかの証明をもらう事が必要となります。
ただし、配偶者が被相続人より先に亡くなっている場合、および、子が被相続人より先に単身で（子がいない）亡くなっている場合は相続人では亡くなります。
尚、配偶者が被相続人より後に亡くなっている場合、配偶者と被相続人との間の子以外（前夫との子、養子など）も相続人となりますので、相続人確定のため配偶者の満１５歳から死亡までの戸（除・原戸）籍が必要となります。…※１

さて、Ｃさんの場合について。

Ｃさんは被相続人の死亡時に存命ですので、相続権を持って亡くなっている状態となります。…※２
今回の場合、「特別受益があった」と言うことですので、『特別受益を証明する義務を持って亡くなった』とでもいいましょうか。…※２
Ｃさんに『特別受益証明書』に署名・実印を押印してもらえば良いのでしょうが、亡くなっているため出来ませんね。

この場合、特別受益の証明するのは
・Ｃさんの配偶者（仮に"Ｃａさん"とします）
・Ｃさんの子（離婚等されている場合でもＣさんの子は全て）
となります。
『特別受益の証明義務を持って亡くなったのだから、それを相続』と考えら簡単かもしれません。

ですが、Ｃａさんも亡くなっていますよね。
Ｃａさんも前述の※２の状態になっています。
よって、Ｃａさんに代わって相続人が証明しなければなりませんので、Ｃａさんの満１５歳から死亡までの戸（除・原戸）籍を取得して、相続人を確定しなければなりません。（※１のように）

つまり、今回の場合、Ｃさんの特別受益を証明するには、
　１．Ｃさんの子
　２．Ｃａさんの相続人
から証明をもらって初めて証明することが出来るのです。