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「歩く鳥」と「跳ぶ鳥」、何が違う?

公園で見かけるハトやカラスは地上を移動するとき主として両足を交互に前後させて歩きます。これに対してスズメなど小鳥は一般に両足を揃え、ぴょんぴょんと跳ぶことによって移動します。小さくてもインコの仲間は歩きます。 「歩く」と「跳ぶ」は何によって別れるのですか。多分「跳ぶ」方が骨格に大きな負担があるのだと想像しています。 専門家志向ではないので時間を割いての本格的なお答えでなくて十分です。 よろしくお願いします。

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noname#36245
noname#36245
回答No.3

面白いご質問だったので、私も少し調べてみました。下のHPを見てまとめたところ、こんな感じでした。 ・鳥は「歩く」方が基本で、「跳ぶ」は枝から枝への足運びが地上でも応用されたものである。 ・「跳ぶ」のは陸鳥だけで、しかも樹上性の鳥に限られる。 ・「跳ぶ」は素早く動き回るのに適しているが、「歩く」よりエネルギーを多く必要とするので、大型の鳥や長距離の歩行には適していない。 ・カラスやヒバリのようなスズメ目では、巣立ち直後は「跳ぶ」が、その後には「歩く」ようになるものが多い。 >多分「跳ぶ」方が骨格に大きな負担があるのだと想像しています。 歩く鳥にはダチョウなど大型のものもいますが、跳ぶ鳥ではイワトビペンギン(体重 3kg)が最大のようなので、質問者さまがお考えのように、やはり体への負担も大きいのでしょうね。 以前、TVでペンギンのドキュメンタリーを観たのですが、彼らはあのよちよち歩きで、思いのほか長距離を移動することに驚きました。一見すると不器用な歩き方ですが、意外とエネルギー効率が良いそうです。面白いですね。

参考URL:
http://akaitori.hp.infoseek.co.jp/aruki.htm
sono-higurashi
質問者

お礼

やはり研究者がいるのですね。 >>鳥は「歩く」方が基本   言われてみれば爬虫類の子孫だそうですから「跳ぶ」のは、より進化した結果かもしれませんね。纏めて下さった4つの項目は、なるほどと思いました。 セキレイが歩くのは承知していましたが、カワセミ、ツバメ、ヒバリが「ウォーキング派」とは意外でした。確かに樹林帯よりは、開けたところに棲んでいますね。サイズだけではなく生活圏が無視できないのですね。 ペンギンが、あの歩き方で理屈にあっているとは! 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。 

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  • myeyesonly
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回答No.4

ちょっと脱線しますが、前の方のペンギンの歩き方について。 これは、生物学・人間工学などの目でみると、昔の日本人がやっていた「なんば」という歩き方と同じなのです。 この歩き方は長時間歩くのに大変都合よく、エネルギー消費を減らす事が出来ますので、極地など寒い所の鳥であるペンギンがこれを取り入れてるのは結構理にかなってるのではないかと思います。 人間の行進などでは、西洋式の手足を逆に出して腕を高く上げるというのが一般に行われますが、これは見てかっこいいだけで、エネルギー消費から言えば非常に非効率的な動作で、長距離行軍などには適していません。 子供の頃、歩くと手と足が一緒になってしまって、行進の時、みんなと合わせられずに散々先生に怒られて苦労して直したのを思い出します。(笑)

sono-higurashi
質問者

お礼

「なんば」と名前までついているのですね。われわれの歩行様式が訓練された結果であることは忘れていました。確かに笑う側だったか、笑われる側だったか、そんな練習をしたのが思い出されます。訓練されていない子供は自然で楽な歩き方をしているのでしょうから「なんば」歩きには一理あるのかもしれません。ということは左利きと同じくらいの比率で成人の中にも「なんば」歩きが混じっていてもよい理屈になりますが果たして? 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。 

回答No.2

インコやオウは、基本的に枝に足を絡ませて場合によっては口ばしも利用しながら移動しているのをよく観察します。原産地柄というか、生息区域柄そういう移動のしかたを習得したのでしょう。 カラスも跳ねるのを見たことありますよ。スズメも家の中に巣を作られたことがあるのですが、ぱたぱた歩いている音は毎日聞こえてきました。ハトについてはよくわかりません。跳ねた方が音を出さないので敵からの自衛や獲物の確保に役立てるときに使うんではないでしょうか? おまけ: 言葉の意味上の「歩く」と「跳ぶ」は、片方の足を持ち上げてから地面に着地するまでの間に、もう一方の足が地面についていながら移動するのが「歩く」。片方の足が持ち上がってから着地する前にもう一方の足が地面から離れているのが「跳ぶ」。信州の方言でかけっこのことを「跳びっこ」ということがあるのはこのためでしょう。

sono-higurashi
質問者

お礼

インコやオウムは口ばしもよく利用しますね。密林では比較の上でいうと、飛んだり跳んだりするほどには樹木が疎ではないからでしょうか。 スズメも巣のように狭い空間では歩くのでしょうか。 信濃の人は流石に観察が鋭く表現が正確です。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。 

  • poohron
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回答No.1

そういえばそうですね。 面白そうなのでちょっとだけ調べてみました。 「両足を交互に前後させて歩く」のが「ウォーキング」 「ぴょんぴょんと跳ぶことによって移動する」のは「ホッピング」 と呼ばれているそうです。 以下は参考URLからの抜粋です。 2つの歩き方はウォーキングのほうが基本で、ホッピングは枝から枝へと移る足運びが地上での歩行に応用されたものと考えられています。 したがって、水鳥や地上性の陸の鳥はすべてウォーキングで、陸の鳥の中でも樹上性のグループににはホッピングをするものが見られます。 う~ん、なるほど。 ただこれは実証的研究は無く、こうではないか、と考えられているだけの段階のようです。

参考URL:
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/feelnikon/discovery/birds/life/07.htm
sono-higurashi
質問者

お礼

小さい鳥はホッピング、大きい鳥はウォーキングと思っていましたが樹上生活か地上生活かに着目する手もあったのは迂闊でした。 古生物学者などは、ちっぽけな骨片から種を特定しているようですから、跳ぶのが得意な鳥と歩くのが得意な鳥では解剖学的に違いが分かっているのだと思っていましたが、そうとは限らないのですね。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。 

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