参議院選挙について
参議院選の後には消費税が10%になると安倍政権が公言しているというのに、最近のマスコミの調査では与党が3分の2を獲得する勢いだという。
そのくせに消費税の増税には反対が多いのだ。
いったいこの国の民衆の頭はどうなっているのだろうか。
安倍が政権について以来、嘗ては盛んに言われた行政改革という話しは全くと言って良いほどに無くなってしまった。
税金の浪費や無駄遣いについては、マスコミも関心を失ってしまったかのようだ。
ロシアは、100年前の日露戦争の時代から嘘つきで約束を守らない国だと言うことから世界中どこの国からも嫌われていた。
このために明治維新も間もない頃で、技術も無ければ経済力も無い貧しい島国の日本が強大なロシア帝国と戦って勝てたのは欧米、特にイギリスとアメリカが全面的に日本に荷担し、支援してくれたからなのだ。
1例を挙げると、バルチック艦隊がヨーロッパから日本海にまで来るのに、殆どの港で受け入れてもらえなかった。乗組員の兵士達は殆ど陸に上がることも無いままヨーロッパからアフリカの南端をまわってアジアの端にまで来たのだ。特に、アフリカでは猛烈な暑さの中で何度も石炭を積むというつらい作業を強いられ、もう、ヘロヘロの状態で日本海に入ってきた。さらに、人員だけでは無く軍艦も長期間海に浮かんだままだと貝類や海藻が船底に付くので速力が大幅に落ちてしまう。そのうえに無煙炭という煙があまり出ない上に燃焼温度が高いという軍艦には絶対に必要な物を誰も売ってくれないので、質の悪い石炭でしか運行ができなかった。こんな状態でイギリスからたっぷりと無煙炭をもらっていた休養たっぷりの日本軍と戦って、勝てるはずが無い。
とにかく、ロシア人というのは領土の拡張にしか頭が働かない民族なので、当時から周辺のどこの国からも嫌われる存在だったし、そのろくでもない性根は今もなにも変わっていない。
所が、その嘘つきで他国を騙すと言うことでは定評のあるロシアと30回近くも交渉を続けた馬鹿がいる。
そのたびに政府専用機を使って、ファーストクラスなんてものじゃ無い。超豪華な旅行を全て税金を使って何度も何度も楽しんだのだ。
これだけ何度も何度も交渉という名の豪華旅行をし、結果を出せないとしたら、とんでもない税金泥棒としか言いようが無いのだが、マスコミもこのことには殆どふれようともしない。
しかも、こうしたことは今回が初めてでは無い。ソ連時代から繰り返し日本側から様々なアプローチをし続けたが、いつも最後にはソ連やロシア側からちゃぶ台返しを食らって何にも無かったことにされると言うことを続けてきた。有名な話しでは宗男ハウスなどと言う豪華な施設を作ってあげたりもしたこともあったが、何にも得られないままの状態が続いてきた。そして、今度は安倍の阿呆が北方領土に取り組むと言うことになったのだが、今回も多額の税金を無駄に使って終わりだ。
先日、プーチンが北方領土は返さないと明言したからだ。
北方領土と言う餌に、自民党の馬鹿どもは何度釣られ、そして何も得られないと言うことを何度繰り返したら気が済むのだろうか。
しかも、ただ話しに釣られると言うだけなら、馬鹿が!で済むが、宗男ハウスの例にもあるように、北方領土の話しになる度にロシア人に莫大な税金を取られると言うことになっている。
こうした税金の無駄遣いについては全くと言って良いほど気にもかけない上に、増税と言われているのに腹も立てずに選挙では与党が圧勝すると言うことでは、自民党の皆さん、いくら税金の無駄遣いをしてもかまいませんよ!と言っているのと同じでは無いだろうか。
まさに、放蕩息子を飼っているようなものだが、この選挙戦の結果如何では放蕩息子にいくらでも好きなだけ散財しても良いと言っているのと同じになる。
税金の無駄遣いに対しての批判は、選挙結果という形でしか庶民は政治屋に反省を促すことができないのに、その反省を促す手段を放棄すると言うことでは、馬鹿の集まりとしか言いようが無いと思うのだが、どうだろうか。