• 締切済み

脱灰標本の染め方

脱灰標本の染め方なんですが、きれいな標本にするのにどうしたらいいですか? 特にHE染色、免疫染色です

  • polx
  • お礼率100% (1/1)
  • 医療
  • 回答数1
  • ありがとう数10

みんなの回答

  • imasa
  • ベストアンサー率32% (27/83)
回答No.1

 どの程度の染色経験をお持ちなのかわからないため、いわゆる実習生用の説明しかできません。また、私は人骨脱灰しか経験がありません。動物であれば、たとえばマウス全割やカエル全割などは、2回しかありません。あしからず。  とりあえず、きれいに染める場合、脱灰液によります。蟻酸単独、迅速脱灰液、EDTA液、電気脱灰、など種類がありますが、私はEDTA液をお勧めします。友人は電気脱灰を勧めていますが。  脂肪分が多いと脱灰に時間がかかり結果として変性を招きます。  前固定をしっかりし(20%緩衝ホルマリンで前固定・切り出し後再固定に合計3日以上は必要です)、トリミングをして、脱脂もかなり入念に行えば、迅速で6時間から、加温EDTA法で3日から薄切しやすくなります。pH調整と水洗は入念に。  免疫法を前提とすると、室温EDTA法、電機脱灰となります。その場合、スタイラーなどを利用し液の攪拌を勧める方と、Caが底に沈殿させるためにも攪拌はご法度と言われる方と意見が分かれます。ただどちらも、材料に対し脱灰液はふんだんに使います。場合によっては2回に別けて使用し、前脱灰後脱灰面を薄く切り取り残りを後脱灰して切り出し時の汚れを取り除きます。  HE染色に関しては、蟻酸主剤では核が染まりにくくなります。脱パラ後再固定の意味でアルコールブアン液や20%ホルマリンメタノール液で1~5分処理後水洗3から5分行いヘマトキシリンで核染をすると良い結果を得ます。ちなみにエオジン・アルコール液は薄めで短く染め水洗せずアルコール液2槽で直接分別すると、標本は透明感が出ます。EDTA液では再固定は必要ありません。  免疫法では、かなり癖があると友人が言っています。抗体は製品間のばらつきが多いとも話していますが、あまり経験が無く、回答はできません。  以上長々と述べましたが、ほとんど教科書に載っています。すみません。

polx
質問者

お礼

どうもありがとうございました。私は10%ギ酸で脱灰しています。組織はラットです。 参考にさせていただきます。

関連するQ&A

  • 透明標本の、軟骨染色に関して

    高校の部活で、透明標本を用いて研究をしている者です。 タイトルの通り、軟骨染色に関して質問があります。 アルシアンブルーで染めているのですが、比較的浅い部分の軟骨しか染まらなかったり、ムラができたりしてしまいます。 長時間液浸すれば解決するのかもしれませんが、硬骨の脱灰が起こる上に、過染色もひどくなってしまうので困っています。 染色方法は、ホルマリン固定後にサンプルを一度エタノール置換し、その後、エタノール:酢酸=7:3の溶液にアルシアンブルー液適量を加えた染色液に数時間程度液浸する、といったものです。 (アルシアンブルー液は、3%酢酸水溶液1000mlにアルシアンブルー8GXを10gを溶かしたものらしいです。一回の使用量はかなり少なめです。http://www.drug.co.jp/products/p-11222.html ) 上記の方法に改善点があれば教えて頂きたいです。 また、軟骨染色液にエタノールを利用する意味についても、ご存知でしたらお願いします。 (顕微鏡観察用切片標本の作製時には、酢酸水溶液や塩酸水溶液を使用するようなので。。。) よろしくお願いします。

  • 組織標本作成の脱水時における質問です。

    組織標本作成の脱水時における質問です。 4%パラホルムアルデヒドにて還流固定、10%EDTAにて脱灰し、脱水系列に乗せています。無水エタノールはあらかじめ100%エタノールにモレキュラーシーブス3Aを底に沈めて入れておりまして、その中に直接組織標本を入れたときのことでした。半日経過後、標本は脱灰時の白色から赤色になり、エタノールは初めの無色から黄透明に変色してしまいました。この現象はどうして起こってしまったのか、もし、わかる方がいらっしゃいましたら、教えていただければと思います。 どうぞよろしくお願い致します。

  • 血液塗抹標本について

    専門の方、ご回答お願い致します。 血液塗抹標本と骨髄塗抹標本についてですが、この両者、未染で保存した場合、例えば何か月か経った後の染色性はやはり落ちますか? その場合、なぜ染色性が落ちるのか教えて頂ければ幸いです。 一応臨床検査技師ですが、臨床にはいないためよくわかりません。 染色時は固定するため、染色後に関しては保存可能であることはわかります。会社の血液内科専門の医師は、血液塗抹に関しては未染色標本でも保存後の染色は可能だが、骨髄に関しては染色性が落ちると申しているようです。その違いは何でしょうか? こういうケースについて注意喚起している文献などを見つけることが難しく、質問させて頂きました。 できれば現場で実際に実務についている方にご回答頂ければと思います。 宜しくお願いします。

  • 細菌の標本は保存可能?

    病理で作成するような標本は半永久的に保存できますが、 細菌をグラム染色や抗酸菌染色などした標本は、なんらかの処理で半永久保存が可能なのでしょうか? どなたかお教えください!

  • 脱灰について

    EDTA液を使用してラビットの脱灰をしているのですが、脱灰にかなりの時間がかかってしまって、染色性が落ちてうまくいきません。大きさは1cmX2cm程度で、骨端線以遠の軟骨下骨層が特にできていないように思います。超音波を当てたり、容器を揺らしたりするのが良いとも聞きましたが、費用の面から専用の機械を購入することもできません。何か良い方法があれば教えてください。あと、脱灰液のK-CXなどへの変更も考えているのですが、効果はいかがなものでしょうか?どなたかご存知の方がいれば教えて下さい。染色は主にコラーゲン、プロテオグリカンなどの免疫染色です。

  • 組織標本作成でエタノールの代替品

    動物組織標本の作成で、パラフィン包埋→切片→染色(主としてHE染色)を行っています。脱水等にはエタノールを使っていますが、エタノールは割高なので他に良いものがあればそれを使おうかと考えています。変性アルコール等が脱水用アルコールとして販売されているようですが、おすすめの製品はありますか?また、エタノールからの移行で注意点があれば教えてください。 よろしくお願いします。

  • 染色体標本

    染色体標本を作製するためには脾臓細胞にPBSとConA/PBSを加え培養したもののどちらを使えばよいですか?理由も教えてください。おねがいします。

  • 顕微鏡

    酵素免疫染色標本と、超生体染色した網赤血球を観察するにはどの顕微鏡がいいのでしょうか?なかなか載っていなくて・・・。どなたかご存知の方がいらっしゃったらよろしくお願いします!

  • 標本、標本点、標本空間

    次の言葉は、通常、概ね次のように定義されていると思います。 (1)標本:統計において、母集団から抜き出した要素の集合。例えば、日本の全家庭の預金高という母集団から無作為に抜き出した100家庭の預金高。 (2)標本空間:標本点全体の集合。例えば、1個のさいころを1回投げたときに出る目の数の集合{1, 2, 3, 4, 5, 6}。 (3)標本点:試行の結果生じ得る1つひとつの現象。例えば、1個のさいころを1回投げたときに出る目の数。{1}、{6}など。 これに関連して次のQ1、Q2についてお教えいただけないでしょうか。 Q1:「標本」は母集団からの抽出の話であり、「標本点」は試行の話です。「標本」と「標本点」とは、たった1文字違うだけなのに、なぜこのように定義内容が大きく異なるのでしょうか。 Q2:「標本」は抽出したもの(つまり、一部分)の話であるのに、「標本空間」は試行の結果の全体(つまり、全体)の話です。。「標本」と「標本空間」とは、たった2文字違うだけなのに、なぜこのように定義内容が大きく異なるのでしょうか。 そもそもの疑問は、「標本点」と「標本」は1文字違うだけなので、「標本点」の定義は「標本」という言葉を用いて定義できるのではないかと思ったことにあります。例えば、「預金高」と「預金」は1文字違うだけなので、「預金高」は「預金の金額」のように「預金」という言葉を用いて定義できるようにです。 これらは全く異なる概念だと言われれば観念して覚えますが、何か腑に落ちないのです。

  • ホルマリン固定後のグラム陽性菌の染色

    菌を使用した実験を始めるように言われました。染色に関して教えてください。 Vivoでの研究なので、Agarでの培養以外に組織のホルマリン固定をしています(生標本ではありません)。この組織標本を使用して、細菌が存在しているのか、あるいは白血球に貪食されているのか、を見ようと思います。それを見るのに、どのような染色が良いのでしょうか? 通常のHE染色で良いのか?ホルマリン固定後でもグラム染色で良いのか?他の染色が良いのか? 教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。