• ベストアンサー

コペルニクス的転回

Lanternの回答

  • Lantern
  • ベストアンサー率27% (5/18)
回答No.6

 カント以前は客観的実在の根拠は神です。天動説も宇宙を神の摂理で説明します。コペルニクスは観察による様々な関係をそれ自体に説明させて、より分り易い枠組みを作りました。カントも純粋理性にそれを要求して範疇化しました。これが所謂コペ転です。神のシガラミからの脱却です。  質問への回答はここまでですが、カントの「物自体」に対して回答者の方々が、素朴実在論と不可知論何れの立場に立って語っているのかが気になります。  カントの「物自体」、やっかいな事態です。

yasu110
質問者

お礼

とても分かりやすい回答ありがとうございました。 皆さんが勧めて下さったページや本でも勉強させて頂いてとりあえずは 十分満足いっています。どうもありがとうございました。

関連するQ&A

  • 「コペルニクス的転回」はもう一度転回する必要がある

    カントはご存知のように「コペルニクス的転回」によって、経験的認識が、外的世界の刺激を必要とするのに、それに反対して超越論的認識には外界の刺激を必要としない、自己触発があれば十分と言って、認識は私の表象にしたがう、といいましたが、これって間違いなのではないでしょうか? カントはデカルトと同じように、人間の内と外を分けて、認識は外にあるものを受容するのではなく、内にあるものを表象することだけで認識ができる、と言ったことになりますが、そもそも人間に「内なるもの」ってあるのでしょうか? フッサールは意識に関して、その本質は「志向性」にあると言っていますが、「志向性」とは、何ものかの意識で、意識内在というものはなく、意識は外に向かっているということです。 このフッサールの意識の考えはデカルトとカントの批判、つまり意識とか自我は人間の内部にある、ということへの批判として言われたことでした。 この考えを受けて、ハイデガーは実存の本質は「脱自・エクスターゼ」と言っていますが、「脱自」とは、おのれの外に出る、という意味。 だとするとカントのいう「コペルニクス的転回」は経験的認識よりも、超越論的認識の方が優位であり、先行する、ということを言ったものであり、人間の外よりも内が優位と言ったのと同じだとすれば、それではまるでフッサールやハイデガーがいうのとは逆になります。 そもそも人間の「内部」とか「内面」があるということが言われたのは、日本では明治維新以降であり、柄谷行人は「日本近代文学の起源」で、明治の言語改革によって、人為的に、制度的に作られたものと言っています。 つまり「内部」とか「内面」というのは、人間に生まれもってあるのではなく、それは「言説・ディススクール」だったということです。 たとえば近代文学では、文学を「内面の表現」という言い方をしますが、「表現」とはエクス・プレッションの訳で、「エクス」というのは、内部があって、それを外に押し出す、という意味ですから、あらかじめ「内面」があることを前提にしています。 しかし、その前提が戦後の70年代に消えました。 その結果、近代文学という制度が終わりました。 なぜ終わったのかといえば、19世紀に登場した「国民国家」が戦後終焉したからです。 言い代えると「内部」とか「内面」は戦争をする為に必要とされたからです。 戦争が終わって、それが必要ではなくなった、ということです。 さらに言えば、近代文学が必要でなくなった、ということです。 「内部」「内面」がなくなったとすれば、カントのいう「コペルニクス的転回」も、同時に終わったのではないでしょうか? つまりカントのいう超越論的認識の優位が終わって、経験的認識の優位に戻ったということ。 もう一度「コペルニクス的転回」を転回させる必要があるのではないか、ということです。 どう思いますか?

  • コペルニクス的転回

    こんばんホホホォ ( ^〓^)/ みなさんにお尋ねします。 これまでに、物事に対する見方がコペルニクス的転回した事例があれば、 どのような事例であったか?また、見方がなぜ変わったのか?を、教えてください。 コペルニクス的転回:意味は自分で調べてください。 鏡をみたとき・・・という回答は却下します。 ウソツキ( ・_・)ノ--===≡≡≡(アンケ)投げました。 ゲッツ (σ・ω・)σ (回答)≡≡≡===--\( ・_・)回答者さん回答返して。

  • 転回について詳しい解説が知りたい

    交通ルールについての質問です。 転回(Uターン)の定義、方法、可能な場所、不可能な場所等、詳しく解説してあるページはありますでしょうか。 Uターンをするとき、いつも違反でないかヒヤヒヤしてしまうので……。 1時間頑張ってみましたが、うまく検索できなかったので……(Uターンラッシュが検索されてしまったり、特殊なケースについてのページだったり……)どなたかご存じの方、教えていただけると幸いです。

  • 転回(Uターン)について

    いつもお世話になります。 過去に普通1種運転免許を受験した際に『転回(Uターン)』について特に指導も何も無かったと思います。(免許取得が1988年) 普通2種で『転回(Uターン)』の課題が有りました。 最近、youtubeでドライブレコーダーの事故映像を見ていますが、海外では『転回(Uターン)』にまつわる事故が非常に多く感じます。 その中に混じって日本での『転回(Uターン)』事故映像がありました。 そこで思ったのですが、教習所では、『転回(Uターン)』についての講座や指導はあるのでしょうか? ※ 私は、1種2種とも運転免許試験所(門真)での受験でしたので教習所の事を知らないのです。

  • 右折禁止ならば、必ず転回禁止でしょうか?

    お尋ねします。 例としまして、交差点で、↑(直進)のマークが道路に標示されている場合、転回はできないのでしょうか? 当然、右左折はできませんが、転回も禁止されているのでしょうか? 転回するために交差点で反対車線の車が通り過ぎるのを待つとすると、結局右折と同じように右にウインカーを出して停車することになります。(そんな車が前にあったら、クラクションを鳴らすドライバーも多いと思います) いかがでしょうか? 宜しくお願い致します。

  • カント『純粋理性批判』入門(黒崎 政男著)

    カントの理性、悟性、感性の概念が分からないと質問した時、「お勧めの入門書」をリクエストして読みました。 でも、これ私にはまだ難しかったです。 まず上記3要素の定義ですが、これはだいたい合っているのではないかと思います。 感性>感覚器官を通じた現実存在(仮に感官がそう認識するところの)の認知 悟性>(≒知性)概念的に考え悟ること 理性>総合的な考え(?) ちなみに古くは、 知性>インスピレーション、霊感、直観力、察知力、知識(人間の感官より上のもの)(?) で、どうもカントは実存在は不可知だとしておきながら、感性と悟性の合一によって世界は真だと言えると言っているようなのですが、このへんがチンプンカンプンで分かりません。 世界が感官で真かどうか分からないものであるのならば、感性を頼った思考もすべて真かどうか分からないのではないでしょうか? 何が「コペルニクス的転回」されて、「純粋(?)」「理性(?)」はどう「批判」されたのでしょうか?

  • 私道のうち自動車の転回広場を駐車場として利用してよいか?

    我が家の前面道路が行き止まり道路(袋路状道路)で、自動車の転回広場が両隣の家の脇に設けられています。引っ越してきた当初は、空き地となっておりましたが、最近、両隣の家とさらに隣の家が無断で駐車場として使用するようになりました。我が家は敷地内に駐車場があり、その無断使用に対して釈然としない思いを持っておりますが、とりたてて事を荒立てる必要もないため、見て見ぬふりをしています。 そこで質問ですが、このような転回広場が必要な理由は何でしょうか? 自動車が常時そこにあることによって生じる問題などはないでしょうか? ご存じの方よろしくお願いします。

  • カントの入門書ってどれが良いのでしょうか……?

    カントの入門書ってどれが良いのでしょうか……? 最近、エマニュエル・カントの三批判書を読み通そうと思い立ち、 まずは『純粋理性批判』を読んでいるのですが、 噂通りというかなんというか、難しくて苦戦しています。 そこで、サブテキスト的に使えそうな、三批判書を中心としたカントの思想全般についての解説書を探しています。 しかしカントの解説書って結構いっぱい出ていて、どれを読むべきか悩んでいます。 なので、この解説書が分かりやすかった、などご存知でしたら、教えていただけると助かります。 とりわけ、 黒崎政男『カント『純粋理性批判』入門』(講談社選書メチエ) 石川文康『カント入門』(ちくま新書) 中島義道『カントの読み方』(ちくま新書) 中島義道『『純粋理性批判』を噛み砕く』(講談社) といったあたりの書籍について、 解説の正確さと分かりやすさという二つのポイントからみてどうか、ということを ご教示いただければありがたいです。 ちなみに先般、手始めに池田雄一『カントの哲学』(河出書房新社)を読んでみたら、カントの思想云々以前にこの著者の語り口になじめなかったのか、まったく頭に入ってきませんでした……。 この本はカント哲学をシニシズム批判に引きつけて読む、ということに主眼が置かれていたようですが、私が求めているのはそういう本ではなく、カントの思想の要点を簡潔にパラフレーズすることを重視している本です。 また、カントの自伝的な要素には触れられていなくても構いません。 以上、いろいろと面倒な注文を書き並べてしまい恐縮ですが、 要するに分かりやすくて正確なカント解説書を教えていただきたいのです。 ご存じの方いらしたら、どうかよろしくお願いします。

  • カントについて

    初めまして、現在カントの文献を読んでいるのですが、その中で関心なき快という用語が出てきたのですが、よく意味が分からず困っております。 この用語はどのような事を言いあらわしているのでしょうか? 分かり易く解説して頂けたら嬉しいです。

  • カントの経験的自我

    大学のレポートで「カントの自我」について調べています。 いろいろ調べていくうちにカントは経験的自我と超越論的自我に分けていることがわかったんですが、カントの言う経験的自我がわかりません。 あと、勘違いしている可能性もあるのでできれば超越論的自我に関しても簡単に解説していただければとおもいます。 よろしくお願いします。