- ベストアンサー
上院と下院について
イギリスとアメリカでの言葉の使い方の違いについての本を読んでいてふと気になりました。 どちらの国も上院、下院の2院制をとっているとあってそれぞれの国でなんというのかが載っていました。 上院 (米)the Senate (英)the House of Lords 下院 (米)the House of Representatives (英)the House of Commons です。Senateはラテン語から来た元老院の意味、lordは貴族の意味、representativeは代表、commonは平民の意味です。 何処にも上、下という意味が見つかりません。 どうして上院、下院と訳するのでしょうか。翻訳小説をを見ていると貴族院とか元老院とかの言葉をよく見ます。上院、下院という言葉を聞くようになっったので現在は貴族院という言葉と異なる英語を使っているのだろうと思っていました。日本でだけ勝手に上、下と訳して使っているのでしょうか。それともイギリス、アメリカ等で何か根拠があるのでしょうか。 イギリスの上院議員は現在も貴族lord temporalと聖職者lord spiritualだというのも書いてありました。Lordsという言葉の通りです。貴族院です。 もし貴族、平民という言葉を避けて上、下で表したのだとしたら別の意味の価値観が現れていると思うのですが。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
その他の回答 (1)
- jayoosan
- ベストアンサー率28% (929/3259)
上下とは、必ずしもどちらから勝りどちらかが劣るという意味ではないようです。 国によっては国に近い方がupperとも考えられます。 日本は衆議院のあと参議院で可決されますので、参議院をupperとも見れます。 またイギリスでは、現在は同じ場所に両院が近づいて集まることが可能ですが、昔は貴族院と庶民院の議員たちは、まったく別の建物にわざわざ集まって議論し、また庶民院の建物の位置のほうが国の中心より遠いところにあったとテレビでやっていました(身分があったので当然といえば当然ですが)。 上下院とは、そんな国家におけるポジション(立法への距離や建物のポジション)を絶妙に表した言い方なのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 #1で紹介して頂いたwikiの記事でupper、lowerという言葉がアメリカでが使われていたということはわかりました。それを日本が採用したということです。2院のどちらをupperとするかという判断はjayoosan様が書かれている様なことかもしれません。でもそれは日本の判断だということですね。 2院制の国で自らupper、lowerという名称を用いている国はないように思いますので。
お礼
早速のご解答ありがとうございます。 上下という言葉がアメリカで始まったものだというのはわかりました。 でも結局はニックネームのようなものですね。正式にはアメリカもイギリスもupper,lowerという言葉は使っていないのですから。 ただ日本がその言葉を採用してどの国に対しても共通に使おうとしているのだということです。 紹介して頂いたwikiにはロシアの連邦会議が上院に当たるというのが載っています。新聞やTVでは上院と訳さずに「連邦会議」としているように思います。「一律に上院、下院」と呼ぶと書いてありますが必ずしも当てはまらないのではないかなと思います。 どこかの国で正式名称として上院、下院という言葉を使っているところはあるのでしょうか。