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政治資金規正法に基づく政治資金収支報告書の公開はなぜ必要なのでしょうか?
昨今の事務所費(経常経費)等の支出情報が問題になっている点について疑問に思っていました。 大騒ぎしているわりには、なんで正確な情報を公開しなくてはいけないかが、あまり話題になっていないようだったので…。 以前に、yahooで質問したのですが、なお疑問 点があるので、こちらで質問させていただきます。 (参考)↓ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412113274 特に、脱税を防ぐため、という回答が納得できませんでした。 逆をいえば、脱税さえしなければ(例えば税金を多めに払っていれば)、不正確な収支報告をしてもかまわないということでしょうか? そもそも、 「国民にとって、政治資金の収支情報(特に支出の情報)は、具体的にどういった点に有用性があるのでしょうか?」 (例えば、営利企業の損益計算書を見ればその企業がどれだけ儲けているかがわかる、みたいな形で) また、 「国民は政治資金収支報告書をどのように活用すべきなのでしょうか?」
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- big0822
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一度整理しますと、主に以下の二つを知りたいということでよろしいでしょうか。 (1)支出を公開しなければならない理由(行政に対してのみでもかまわない。) (2)国民にまで支出を公開しなければならない理由。 (1)支出の公開が必要な理由としては、今回の赤城農相の事件が良い例であると思うのですが。 経常経費で請求した分は税金で払われます。この事件がもし、事務所で使ってもいない光熱費などを請求(もしくは実際の費用よりも多くの請求を)していたとしたら、別の場所に金を使っているのか、自分の金にしているかのどちらかです。支出を公開しなければ実際に事務所でそれだけの費用がかかったのかが分かりません。これは別に行政に対して細かく報告書を提出すれば違法かどうかは分かります。 (2)行政だけに公開では違法になるまで分かりません(違法ではないが倫理的に問題となるケースもあります。法は完璧な物ではないですからいつ新しい抜け道ができるかも分かりません。) 中立的な立場の人間も含めて誰もが調べられます(倫理的な問題のあるケースを発見し指摘することで政治資金規正法などの改正を促すこともできます。) 国民にとっては自分達で調べるのが一番信用できます。また、自分達にまで情報が公開されていることで安心して投票できます(これによって投票で政治家はみんな不正をしているかもしれないと疑心暗鬼に陥ることなしに、不正をした人間を勝ちづらくさせることができます。) 但し、あくまで理想的に機能していればの話です。できていない状況だから未だに改正が必要であると言われています。
- big0822
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失礼しました。政官財の癒着などで政治腐敗が指摘されている中でした。 政治・行政は国民からの信用を失っており、国民としては自分達に情報を公開してもらって判断したい、政治家としては自分達は不正をしていないということを国民に示して信用してもらうために必要なのではと思います。 >税務署の職員に政治家がお金を渡しているとかそういうことですか? 直接金を渡しているわけではないでしょうが、天下りを黙認していたり、抜け道を用意しているような天下り規制などで便宜を図っているように多くの国民に思われているということだと思います(実際に行政が政治家の不正を黙認しているかどうかではなく、もしかしたら大部分を黙認しているのではないかと思われているということです。)。 また、単に調査の権限を強めるだけならば、逮捕されるか容疑がかかっている状況でスクープにならないと国民は知ることができませんから、今回の赤城農相の限りなく黒に近い事例は判明せず、投票の判断の一つとできなかったことになります。 最後に支出の公開が必要な理由についてですが(先ほど書き忘れました。) 支出の公開が必要な理由は、架空経費などの違法行為が判明しないことになるからだと思います(だから今回の事例で与党の改正案はザル法だと言われています。)。赤城農相の事例は公開義務がないので法律違反にはなりませんが、自主的に公開したら架空経費で法律違反になるのはほぼ間違いないと思います(状況証拠しかありませんが)。
- big0822
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政官財の癒着が指摘されている中、有権者の選挙の判断材料の一つとしてあるのだと思います。脱税や不透明使用をしているような政治家や所属政党を勝ちにくくさせるためでもあり、きちんと収支報告をして不正をしていない政治家を勝ちやすくさせるためです。脱税の場合に当局の調査を強化すれば良いというのも一つの考えですが、そこでも癒着が行われているかもしれません(少なくとも国民の何割かは思うかもしれません)。ならば国民がオンブズマンとして政治を監視することによって、何も無ければ、政治家が国民の信用を勝ち得ることができます。 国民の側としても安心して投票できるし、政治家としても安心して投票してもらえる制度(今回のように抜け道があると逆に政治不信を生みますが)ということです。
補足
早速の回答、ありがとうございます。 政官財の癒着と 政治資金を何に使ったかということと 具体的にどういう関係があると考えられるのでしょうか? 例えば、税務署の職員に政治家がお金を渡しているとかそういうことですか? なんか、そこらへんが一番よくわからんのです。
補足
>直接金を渡しているわけではないでしょうが、 うーんと…、 例えばどんなことに政治資金を使っているかがわかれば、 「なんかこの政治家おかしいんじゃないか?」みたいなことがわかるんですか? 何か1つ具体例を示していただければ、 たぶん私は「ああやっぱり支出の公開は必要なんだ!」みたいな気持ちになれるんだと思います。 なんか、ワガママいってすみません…。