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E・デュルケームについて。

mamuku-の回答

  • mamuku-
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回答No.2

デュルケムは、社会分析における社会学の中心性を主張しました(社会学主義)。デュルケムによれば、社会的事実は、個人の心理や行動に還元され、心理学的に 考察されるべきものではなく、一つの「物のような実在」として、社会学的に 理解されなければならないものである、と。 例えば、デュルケムは、自殺といった個人的な出来事にさえ、社会状況によって引き起こされたものがあると指摘した。そして、そうした事実を社会が実在することの根拠としました。 重要なのは、デュルケムが社会を超個人的な実在として考えたこと。 また、その方法論が社会学的分析を重視したために「社会学主義」と呼ばれた ということも重要です。 ちなみに、社会の本質に関して見る見方には二つあり、社会名目論(個人が社会を優越するとの見方)と社会実在論(社会は個人を超越するとの見方)とがあり、 デュルケムは社会実在論者の「ドン」である、ということができる。(補足)。

numachanji
質問者

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