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セロリのあの線は食物繊維??
食物繊維をネット調べてみたところ、水溶性であったりそうでないものもあったりといろいろあるようです。そこでお伺いしたいのですが、セロリやごぼう、さつまいも等に見られるあの繊維状のものがずばり食物繊維そのものなのでしょうか? 納豆などにも食物繊維が含まれていると書いてあったので、食物繊維って目に見えないくらい小さなものなのかなぁ?と考えています。 食物繊維についてお詳しい方、ご教授ください。よろしくお願い致します。
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食物繊維とは、「食物繊維とはこういう特徴の分子構造をしたものである」と、科学的に決めたもののことで、どういう特徴の分子構造かは省略しますが、思い切りくだけて言うと、「プラスチック」や「ビニール」や「砂糖」「ガソリン」というような、材質の一種なので、大きさは決まっていません。 もし食物繊維が小さなばらばらの形と状態だったら、小さすぎて目では見えません。 ビニールを目で見えないほどに粉砕して、そのうちの1つぶをお皿に乗せても、とても見えると言える状態ではないでしょう。 でも、紐状に長ーく作ったビニールなら、その直径がミクロン以下に小さくても、くしゃくしゃっとまとめた状態で置いてあれば、なんとなく存在が見えるかもしれません。 その超細い紐状のビニールを、紡績よろしくたくさん寄り合わせると、普通の糸のようにはっきり見えます。 食物繊維の種類(直径は小さいか?)と形状(長いか?)と量(まとまっているか?)と状態(寄り合わされてるか?)などは、生物の多様性と同じで、多種多様です。 名前が繊維というだけあって、どんな生物が作っても、ばらばらの状態での直径は1ミクロンよりずーっと小さいです。長さは生物によっては結構長いのがあるかも。 では、セロリ等のアレは、何本かがよりあつまっているのか? 実際は、純粋な食物繊維ではなく、食物繊維が何本も寄り合ったものと、細胞がつながったものと、ほかの栄養分と、がくっついた塊です。ただ、食物繊維同士は途中とぎれないようにがっちりとからみ合っているため、引っ張っても切れない強さがあります。 食物繊維は頑丈なので、薬品で細胞やほかの栄養分を溶かして、残った食物繊維だけを取り出す実験は比較的簡単です。人間もたいていの食物繊維を消化液で溶かすことができません。しかし乳酸菌などの腸内細菌は食物繊維を溶かして餌にすることができます。腸内細菌も残った食物繊維も一緒にウンコになって出るので、人間にとっては食物繊維はカロリー(エネルギー)になりません。 納豆の食物繊維は、モトは小さく、短く、寄り集まりが比較的少ないので、目に見えないのでしょうが、もしも化学実験で精製すれば、試験管の中にもやーっとしたものが見えてくるのでしょうたぶん。 ビニールを例にしましたが、砂糖もそうですよね。ばらばらだととても目には見えないけれど、まとまって固まるとはっきりした形をとる。家庭にある砂糖は人工的にわざわざ精製しているのでずばり砂糖です。
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食物繊維とは、「食物繊維とはこういう特徴の分子構造をしたものである」と、科学的に決めたもののことで、どういう特徴の分子構造かは省略しますが、思い切りくだけて言うと、「プラスチック」や「ビニール」や「砂糖」「ガソリン」というような、材質の一種なので、大きさは決まっていません。 もし食物繊維が小さなばらばらの形と状態だったら、小さすぎて目では見えません。 ビニールを目で見えないほどに粉砕して、そのうちの1つぶをお皿に乗せても、とても見えると言える状態ではないでしょう。 でも、紐状に長ーく作ったビニールなら、その直径がミクロン以下に小さくても、くしゃくしゃっとまとめた状態で置いてあれば、なんとなく存在が見えるかもしれません。 その超細い紐状のビニールを、紡績よろしくたくさん寄り合わせると、普通の糸のようにはっきり見えます。 食物繊維の種類(直径は小さいか?)と形状(長いか?)と量(まとまっているか?)と状態(寄り合わされてるか?)などは、生物の多様性と同じで、多種多様です。 名前が繊維というだけあって、どんな生物が作っても、ばらばらの状態での直径は1ミクロンよりずーっと小さいです。長さは生物によっては結構長いのがあるかも。 では、セロリ等のアレは、何本かがよりあつまっているのか? 実際は、純粋な食物繊維ではなく、食物繊維が何本も寄り合ったものと、細胞がつながったものと、ほかの栄養分と、がくっついた塊です。ただ、食物繊維同士は途中とぎれないようにがっちりとからみ合っているため、引っ張っても切れない強さがあります。 食物繊維は頑丈なので、薬品で細胞やほかの栄養分を溶かして、残った食物繊維だけを取り出す実験は比較的簡単です。人間もたいていの食物繊維を消化液で溶かすことができません。しかし乳酸菌などの腸内細菌は食物繊維を溶かして餌にすることができます。腸内細菌も残った食物繊維も一緒にウンコになって出るので、人間にとっては食物繊維はカロリー(エネルギー)になりません。 納豆の食物繊維は、モトは小さく、短く、寄り集まりが比較的少ないので、目に見えないのでしょうが、もしも化学実験で精製すれば、試験管の中にもやーっとしたものが見えてくるのでしょうたぶん。 ビニールを例にしましたが、砂糖もそうですよね。ばらばらだととても目には見えないけれど、まとまって固まるとはっきりした形をとる。家庭にある砂糖は人工的にわざわざ精製しているのでずばり砂糖です。
少し質問の趣旨とははずれますが・・・。 >納豆などにも食物繊維が含まれていると 以下の参考URLが参考になりますでしょうか? 「納豆の特徴」 このページの記載によると6.7g/100gも含まれているようです。 少し細かいことで申し訳ありませんが、Rikosさん紹介の参考URLで「不溶性食物繊維」で「甲殻類の構成成分」に「イヌリン」があります。訂正ミスかと思いますが、「イヌリンン」は「キクイモ」等にある「果糖」のポリマー(高分子物質)です。「甲殻類の構成成分」は「キチン」のみです(因みに砂糖はブドウ糖と果糖からなるものです。)。 「セルロース」はデンプンと同様に「ブドウ糖」のポリマーで、ヒトではデンプンの分解酵素を持ってますが、セルロースの分解酵素を持ってないので、食物繊維として利用(?)されている訳です。 「ヘミセルロース」はブドウ糖とそれ以外の糖類とのポリマー(セルロースより小さい)です。「セルロース」が分解して短くなったものではありません。
- Rikos
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植物が光合成によってつくりだす「糖質」の中で、分子が直鎖状にきれいに配列された高分子物質の一つが「セルロース」(繊維素)といわれるものです。 セロリやごぼうなどは、そのセルロースがわかりやすい食物だと思います。 反対に、大豆などは、そのセルロースがわかりにくい(連鎖が細くて弱い?)ものだと思います。 セルロース・・・野菜の筋のようなもの ヘミセルロース・・・セルロースを柔らかくしたようなもの ペクチン・・・果物ジャムのゼリー状のもの リグニン・・・根菜類などの硬い成分 アンギン酸・・・海草類などの表面のぬめり http://www.saraya.com/life/topic/fiber.html#1