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電灯回路の漏電について
とある工場の主任技術者をしております。 工場は設立後約40年たつ古い工場です。 電気設備自体も老朽化が激しく、日々調査、保全に追われています。 ここで、調査中に不可解な現象に遭遇しました。 金属ダクト内に動力200V幹線と、電灯100V幹線が通っています。 行き先調査のため、この電灯幹線の大元ブレーカを遮断しました。 するとブレーカを遮断したにもかかわらず、これにつながっているコンセントに検電器を当てると、反応があるのです。 もう少し詳しく調べるため、テスターにてコンセントの線間を測定しますと、0.7Vという値がでました。 今度は工場の柱とコンセント間を測定しますと、(対地間) 13.6Vという値がでました。 ここで、私が感じたのは、非常に幅の狭いダクトなので、動力線に電灯線がつぶされている可能性もあると感じました。 動力幹線、電灯幹線共にIV電線です。 次にこのダクト内を一緒に通っている動力幹線の大元ブレーカを遮断しました。 この状態で、再度検電器を当てると、反応しなくなりました。 一応テスターで測定すると、線間0V、対地間2.6Vという値がでました。 また、この状態でメガを測定しますと、500Vで1.8MΩでした。 なんとなく、動力と電灯がダクト内で漏電してつながっているのかな? くらいしか、分かりません。もっと理論的に理解したいのですが、 (1)動力幹線が生きている状態で、線間0.7V、対地間13.6Vというのは、 やはり異常なのでしょうか? なにかこの値と理論とを結びつけたいです。 (2)動力幹線の電流が電灯幹線に磁気的な作用等で、このような現象にな ることがあるのでしょうか? 個人的には異常だとは感じています。 しかし、メガの値もそこまで悪い値でもないので、頭が混乱しています。 よきアドバイスをよろしくお願いいたします。
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- 44060
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(1)、(2) 今時のテスターは非常に入力抵抗は高いので誘導で電圧は出ます。・・・(異常では無いと思います) 心配ならもっと入力抵抗の低いテスターか電圧計で計って比べると分かります。
ANo.4です、お聞きしたいのですが動力線の負荷は開放なのですよね?文中からそのように判断して『静電誘導』と言った訳ですが仮に動力線に大きな負荷が繋がっている状態での現象なら電磁誘導と静電誘導の両方が可能性有ると思います。 逆に無負荷状態でつまり動力線に電流が流れていないのに現象が起こるなら静電誘導以外は無いと思いますが。その点いかがですか? いずれにしても管内で電線の絶縁不良による接触事故では無いと思います。
- kohrem
- ベストアンサー率75% (22/29)
こんばんはぁ~ わかる範囲ですみませんが。。。 ご質問の内容を見たとき、おそらく誘導だろうと思いました。 それで重要なのは、ここからですが誘導には2種類あります。 静電誘導と電磁誘導です。 簡単に説明しますと、 静電誘導は、近辺にある電圧線から誘導を受け、電圧が発生する現象。 電磁誘導は、近辺にある電線に流れる電流により、誘導電圧が発生する現象。 ちなみに、電磁誘導は基本的に交流しかなく、これを応用?したのが変圧器になります。(e=N×ΔΦ/Δt) これがなぜ重要かといいますと、この二つの誘導に対する対策は別ものだからです。ですので、電磁誘導に対して、静電誘導対策しても効果薄となりうる事になります。(信号線のシールドのような) 今回の場合、直接見たわけではないので、なんとも言いがたいのですが、恐らく電磁誘導ではないかと考えます。 従って、対策としては有効なシールドを処方する、物理的に距離を離す。となりますが、それなりに費用が張るかと・・・ ですので、誘導による影響と費用と、その他事情を総合的に勘案して下さい。 今回のように電灯回路のみ切り、工事や保安業務を実施する際に安全第一とするなら、何らかの対策をすることをお奨めします。 あまり良い、回答となってないかもしれません。。。すみません。
- shino0413
- ベストアンサー率36% (44/120)
余計なことかもしれませんが >>質問者様 http://help.okwave.jp/okwave/beginner/netiquette.html 「慎重さと寛容さを持ちましょう」の項を読んで下さい。 >>5様 正論もあるとは思います。 ですが、上記および「回答のマナー」を読んで下さい。
>なにもここまで言われる筋合いもないと思います。 名前と資格だけで管理しているだの、大変失礼だと思います。 あなた様のように知識、技量がおありなら、親切に解説して いただいてもよろしいのではないのでしょうか? ならば言わせてもらいますが、専任電気主任技術者ならばその旨を都道府県と通産局に届け出ているはずだと思います。 6ヶ月毎、12ヶ月毎の定期管理や絶縁性能検査、各種電気回路の点検。PASから引込ケーブルを得てのキュービクル等の受電設備の管理等全て貴方の責任で持って運用されるのですよ! 万が一の受電設備の事故等の時、全て貴方一人の責任で解決しなければならないのです。 専任主任技術者とはそのくらいの責任と技術を要求されるのです。甘えは許されません。 顧客は貴方を信頼しているからこそ、貴方にお金を払って設備全てを管理してもらっているのです。 そうである以上、管理の不備や知識不足による事故等があったら損害賠償請求の対象にもなるのです。 それだけの管理義務を負っているのですよ。経験がどうとか言ってられるのですか? 下記のANo.3の方が言っているように、最初から何でも出来る人なんて居ません。 ですが我々専門家にはミスや知識不足は致命的なものになりうるのです。 停電事故程度ならばお金で解決できるでしょう。しかし人身事故に繋がればごめんなさいでは済みません。 この資格を所持する方にしてはあまりにも低レベルな質問なので、きついとは思いましたが渇を入れさせてもらいました。 それから結論を言いますが、その現象は静電容量等ではなく誘起電流です。 静電容量とはコンデンサー効果とも言い、シールドケーブルにて発生する現象です。 誘導の発生と影響があるから金属管工事では電灯と動力を同じ管に入れることはありません。 管路を接地させるのは当然義務ですが、誘導は導電帯が充電中である以上無くなりはしません。 金属ダクト配管の場合は当然シールドケーブルを使用しない限り誘導は発生するものです。 配管を別にしない限り、動力側で発生する電動機のスイッチングノイズが電灯回路に入り込み、OA機器や蛍光灯等に悪影響を与える可能性が大です。 5年毎の第一種電気工事士の講習で購入させられる分厚いテキストだけでもかなりの知識を得るのに充分だと思います。 きつい言い方ですがけして馬鹿にしてる訳ではないので、結果は貴方の努力次第ですので発奮して頑張って下さい。
こんばんは、家電屋です。 きつい回答がありますがそれは置いておいて 難しく考えすぎですよ これは動力200V幹線と、電灯100V幹線の間の静電容量が原因です。 静電容量ですから動力幹線に電流が流れていなくても影響があります。電磁誘導と違って磁力線は無関係です、電界が影響を与えるのです。 しかしその容量は極僅かと推測されますので質問者さんのような結果が出てもなんら不思議ではありません。 仮に動力幹線に直流をかけた場合その一瞬には僅かの電圧が誘起されるでしょうけれど安定後には100Vラインには電圧は出ないと思います。
- shino0413
- ベストアンサー率36% (44/120)
>このような状況はやはりあまりよろしくないのでしょうか? 何がどの様によろしくないか考えてから質問されると良いのでは。 ex. なぜ誘導されて電圧が出るのか、その電圧はどの程度か? 触ることが出来るか? その辺の接地に落としてみたらどうなるか? その場合電流はどれ位流れるか? →上記によってなにが発生すると想定されるか? 何年生位の方か分かりませんが、批判もあるでしょうけど気にしなくて 良いと思いますよ。最初から何でも出来る人なんて居ません。 向上心があるからこうして書き込んでいるでしょうし
補足
ありがとうございます。 まだ、この管理を始めて2年足らずで、 なにもかもが、すべて勉強になります。 これからも、分からないことがあればよろしくお願いします。
あなたが有資格者で、その工場の専任電気主任技術者をしていてお金をもらって管理しているのでしたら、今一度電気工事技術基準や内線規定を熟読して電気理論や工事規定を改めて見直して下さい。 有資格者なら一時的に失念していても資料を見れば思い出すでしょう。 それでも理解し得ないのでしたら、その工場の主任技術者をお辞めになった方が無難です。 この程度の初歩的な知識も無い主任技術者が、資格と名前だけで管理している設備が安全であるはずがありません。 きつい言い方ですが、同じ電気のプロとして許せませんね。 なお一層の努力とスキルアップを図って設備の安全管理を願います。
補足
確かに、私の知識、経験不足も多々ございます。 まだ、この管理をはじめて、2年目です。 あいにく回りによきアドバイザーがいれば別ですが、 そういう条件でもなく、今少しながら、勉強しているところです。 なにもここまで言われる筋合いもないと思います。 名前と資格だけで管理しているだの、大変失礼だと思います。 あなた様のように知識、技量がおありなら、親切に解説して いただいてもよろしいのではないのでしょうか?
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
電磁誘導で無電圧の側に誘導されているのです。 つまりトランスが構成されているのです。 200Vと100Vの間をアースした金属板でシールドすれば防げます。
補足
早速回答ありがとうございます。 大変勉強になります。 このような状況はやはりあまりよろしくないのでしょうか? なにか支障などはあるのでしょうか? よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございます。 静電容量が原因なのですね。 なかなか、理論と実践を結びつけるのは難しいです。 けれど、こうやって1つ1つ理解していけば、いつかは たくさんの知識を身に着けられると思います。