• ベストアンサー

北京・釜山の英語表記

いつのまにか中国・北京と韓国・釜山の英語表記が変わっていた。    北京:Peking→Beijing    釜山:Pusan→Busan なぜ変えたのか?

  • jumpup
  • お礼率53% (2000/3749)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jayoosan
  • ベストアンサー率28% (929/3259)
回答No.5

今の中国語(普通話)は1950年代以降に毛沢東率いる人民大会で施行が決定され、そのとき現在のピンインと簡体字も採用することが決められた、政策的な言葉です。 それ以前にも1900年代当初に官人(役人)が広大な国土で共通語として使っていた言葉を、普通話としてまとめる動きがありましたが、その当時は繁体字ですし、現在のピンインもありませんでした。 PekingまたはPeikingという呼び方は、その当時からありました。私は広東に限らず中国南部に東から西まで広がる当時の越国(粤国とも書く。エツとよむ)での読み方でもあり、またそれ以外にも北京周辺の人もPeiと読んでいたと考えています。というのは、19世紀後半以降西洋の人も北京や上海にかなりはいっていましたし、また現在の普通話がはじまったとき、(あたらしく施行された)ラジオを聴いて、この発音はおかしいと述べた北京周辺の地元の声が歴史作家の本にみられるからです。 福建省あたりから台湾に渡った人も、北をpeiと読んでいました。彼らはその読み(例えば台北がタイペイであること)が標準中国語からのものではないことを知っていますが、現在も利用しています。 なお予断ですが、外国の英語サイトで北京の呼び名の変遷をよむと、列強に支配され自国統治もままならない北京の腐敗と汚さのイメージを払拭するために、毛沢東が呼び名を変えたとする書き込みをみることがすくなくありません。ある時期に現在のピンイン表記を主要な場所で、統一すべく書き換えていったことを指しているのかもしれません。 なおペキンという呼び名は英語圏に残っています。餃子のことをペキン・ラビオリとよびアメリカ人はけっこう多いです。 中国は東南アジアにも影響をもっており、ベトナム(越南)は漢字を採用していました。当時ハノイの漢字名は東京で、Tongkingという読みでしたので、Peikingと通じる音が感じます。 さて中国語では、paとbaは表記上の違いで、音としては日本のパとバの違いがないといわれています。 実際中国語には濁音という概念がなく、中国からの留学生にハ行に゛(だくてん)をおしえるとき、なぜそれがpaとbaに表記され、音も違えるのかなかなか理解できないそうです。 実際Beijingと表記されていても、発音は日本語の「ベ」ではありませんし、かといって「ペ」でもないのです。(英語圏の人はpとbの違いがわかるため、peとbeの音を使い分けます) 現象としては 1. 表記が50年代以降の改革で統一されていった 2. アルファベットによる表記は音を便宜的に表しているだけで、音の違いはネイティブクラスしかわからない 3. また中国は広く、日本の標準語にあわせるような意識もないため、いまだに音は人によって異なるケースも多々ある というのが現状のようです。 韓国語はよくしりませんが、似たようなにpとbは表記的にはどちらでもよいのかもしれません。これは他の方が書いている部分で、中国語と似ているなと感じました。大切なのは音です。 そういえば違う例ですが、この前宮崎の東国原知事が韓国をおとずれた際、通訳が「知事は…」というとき必ず「ちちは…」というのは音に聞こえました。濁るときの音がかならずしも日本の濁音のようにならないのが、世界の言語には多く見受けられます。 アルファベットによる表記は、単なる便宜的なものなのです。

jumpup
質問者

お礼

なるほどそういう事でしたか。 ”言葉”の難しさ・奥の深さを感じました。

その他の回答 (4)

  • mide
  • ベストアンサー率44% (333/745)
回答No.4

Beijingと書くのはピンイン表記に基づいているのですが、英語でも次第に現地音・現地表記尊重の流れで変わってきたのではないかと思います。 http://www.logoi.com/notes/peking-beijing.html によると、80年代ごろ変わったようですが、英国は米国より遅かったような気がします。 ドイツ語、フランス語、スウェーデン語、フィンランド語では現在でも「ペキン」がそれに基づいた発音が主流ですし、他の多くのヨーロッパ言語でもそうだと思います。これは http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E4%BA%AC で言語を変えてみれば分かります。 英語でも北京ダックは Peking duck だし北京大学の英語表記は Peking University です。北京空港の空港コードもPEKですね。私も英語で話すときは Beijing と言っていますが、結構 Peking でも通じるのかもしれません。

jumpup
質問者

お礼

なるほどそういう事でしたか。 ”言葉”の難しさ・奥の深さを感じました。

  • nebnab
  • ベストアンサー率34% (795/2317)
回答No.3

北京について。 BeiJingは、「北京」という漢字の、ピンインという中国語標準語の発音記号(アルファベットで表記する)です(ピンインにはあとイントネーション記号があるが)。 それを今ではそのまま英語でも使っています。 私が中国語の勉強を始めた20年前から英語で「北京」は「BeiJing」ですけど。 Pekingという表記は、18~19世紀の広東人(当時西洋と中国との交流の窓口は広東だけだった)の発音をイギリス人が聞き取って書いたものです。 今でも、広東語で「北京」は「パッキン」と発音します。 ピンインは中華人民共和国が成立してから、人民共和国政府が作ったものなので、英語表記がBeiJingになったのはそのあとではないかと思います。 世界の人と話をする上で。「北京」の英語が「BeiJingベイジン」であることを覚えておくことは重要と思います。 「北京」を「ペキン」と呼ぶのは日本人だけだと思います。 なお、 >毛沢東の出た地域での発音がベイジンだったから。 これは嘘でしょう。 BeiJingは北京語を基にした標準語の発音。毛沢東は湖南省出身で、湖南の地元の言葉の発音は標準語と全然違うはずです。

jumpup
質問者

お礼

なるほどそういう事でしたか。 ”言葉”の難しさ・奥の深さを感じました。

  • nidonen
  • ベストアンサー率55% (3658/6607)
回答No.2

 釜山について説明します。ハングルではもともと、濁音と半濁音の 区別はありません。つまりバ( ba )行とパ( pa )行には明確な 区別がなく、ハングル文字自体も同じものを使います。  実際の発音では、語頭に来たときのみ半濁音化し、語中にある 場合は濁音化します。同じ文字でも、場所によって発音が変わります。  よって、釜山は語頭に来ているので、表記上は Busan であっても 発音は Pusan になります。だがハングルでは P 表記というのは 本来存在せず、すべて B 表記なので、ナショナリズムの高まりに 合わせて P 表記を廃止したのです。  1988 年のソウル五輪を契機に韓国ではナショナリズムが高まり、 いろんな表記が修正されました。たとえば中国ではソウルを漢城 と書きますが、これは日本がかつてソウルを京城を書き表したよ うに、韓国文化とは無関係の当て字です。そこで韓国側では最近、 首爾( または首午爾 )を公的な漢字表記にしました。もっとも 中国側はまったく従っていないのですが。  余談ですが、ペ・ヨンジュン氏は、ローマ字だと Bea Yong joon と 表記します。名字の ペ は漢字で書くと 裴 なので表記は Bea 、 しかし発音は語頭に来るので ペ になるというわけです。

jumpup
質問者

お礼

なるほどそういう事でしたか。 ”言葉”の難しさ・奥の深さを感じました。

  • aiueo2
  • ベストアンサー率19% (83/436)
回答No.1

どちらも古い。 ペキンがベイジンになったのは、毛沢東が権力を持っていた頃。 毛沢東の出た地域での発音がベイジンだったから。 プサンがブサンに統一されたのは10年位前。 語頭の濁音が落ちる場合にも、 落ちる前の濁音で記すように韓国政府が決めた。

関連するQ&A

  • 北京」の英語表記は?

    中国の首都「北京」の英語表記は、BEIJINGが正しいのでしょうか。それともPEKINGが正しいのでしょうか。

  • 韓国・釜山の読み方は変更になったのでしょうか?

    こんにちは。 カテゴリーに迷ったのですが、こちらで質問させていただきます。 私の記憶では確か、韓国の釜山の読み方は「プサン」で、英語表記は「Pusan」だったはずです。 ところが、先ほどよく釜山に行く人に航空券を見せてもらったところ、券面に「Busan」と書かれていました。  読み方や英語表記のみが変更になったのでしょうか?  それとも「釜山」という地名自体が別の地名に変わったのでしょうか? またなぜ変更になったのでしょうか? 確か先月までは「Pusan」と記載されていたと記憶していますので、 変更になったとすれば最近のことだと思います。 以前韓国に旅行した際に現地のガイドから聞いた話によると、韓国人にとっては「最初の文字に濁点がつく言葉(例:ガラス)は発音が難しい」と聞いたことがあるので、これが事実であれば、「Busan」に変わることは不自然なのではないかとも思います。 この件につきまして、何かご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。 よろしくお願いします。 

  • 釜山をブサンと表記している地図帳は?

    韓国・朝鮮の地名をわが国ではどう表記するのかの1ケースについてです。 韓国の都市、釜山は英語ではPusanともBusanとも表記されていて、その頻度もGoogleによればほぼ拮抗しているようです。一方、日本語でかな表記する場合はGoogleによれば「プサン」が574,000 件あるのに対して「ブサン」は28,400件で一桁違いで「プサン」が圧倒的に普通のようです。 さて、教育現場で用いられている主要な地図帳はいくつあるのかもよく知らない私ですが、中学・高校の教育現場で使われている地図帳に後者「ブサン」の表記が載っているものはいくつかあるのでしょうか?お教えください。

  • 韓国の釜山はブサンでは?

    韓国朝鮮の地名の表記についてです。 韓国の都市、釜山は英語ではPusanともBusanとも表記されていて、その頻度もGoogleによればほぼ拮抗しているようです。一方、日本語ではGoogleによればプサンが574,000 件あるのに対してブサンは28,400件で一桁違いでプサンが圧倒的に普通のようです。 さて、中学・高校の教育現場で使われている地図帳にブサンの表記が載っているものはいくつぐらいあるのでしょうか?お教えください。

  • 北京は何故、ペキンと言う?

    北京を中国の標準語で言うと「Bei3jing1(ベイジン)」ですよね。 (1)日本語では何故、「ベイジン」と言わずに、「ペキン」と言うのでしょうか? (2)英語では北京は一昔前までは「Peking」と言うのが一般的だったのに、今は「Beijing」と言うのが一般的ですよね?何故、そうなったのでしょうか?

  • 北京はPEKINGかBEIJINGか?

    北京は中国語では 「Beijing(ベイジン)」 と読むという事は 今回のオリンピックで多くの日本人が知ったと思いますが もともと日本人は北京を「Peking(ペキン)」と呼んでいましたよね。 これは英語および広東語からの読み方だと思いますが 北京オリンピック前は 「Beijing(ベイジン)」 と言う 言い方はどの程度知られていましたかねぇ? 私自身はかって北京に6年間住んだ事があるので いつ自分がBeijingと言う言い方を認識したのか もう忘れてしまいました。 でもある時、人から 「中国の首都は何時ペキンからベイジンに変わったんだ?」 と言われて「ああ、そうか、ベイジンと言う言い方は日本人にはなじみがないんだ」と改めて思いました。 皆さんが何時頃Beijingと言う言い方を認識したか 教えて頂けませんか?

  • 韓国・朝鮮語の釜山の最初の音は我々日本語話者の耳には?

    私は外国の地名の音声とその日本語表記に興味をもっているものです。 現地の人が釜山の発音をしたときに、我々日本語話者にとっては/p/あるいは/b/のどちらの音に近く聞こえるのかな?という素朴な疑問です。 英語での釜山表記はGoogleによるとPusanとBusanでほぼ拮抗しているようです。我々日本語表記では圧倒的に プサン > ブサン のようです。もし、釜山の最初の音が我々の耳にもし/b/よりも/p/に近く聞こえるなら、わが日本語表記もやがてブサンにとって変わられるのかな? と思うんです。 質問を繰り返します: 現地の人が釜山の発音をしたときに、我々日本語話者にとっては/p/あるいは/b/のどちらの音に近く聞こえるのでしょうか?

  • 韓国・朝鮮語のアルファベット表記に疑問

    韓国・朝鮮語では日本のヘボン式ローマ字のように決まり切ったアルファベットへの変換基準が無いということは知っています。それを踏まえた上で疑問に思うことは、読みの音と表記があまりにも違うのではないかと感じることがままあることです。 私は韓国・朝鮮語を理解できないので固有名詞で例を挙げますが、例えばよくある苗字の「李」はカタカナの「イ」にかなり近い音だと思いますし、ハングルでもリウルは使わないはずです。しかし多くの人は「LEE」というアルファベットに置き換えています。みんながそうしているからと慣習的に変換する人が多いのかもしれませんが、自由に選べるのだから「YI」とか「YEE」のほうがよっぽど音に忠実な気がします。 あるいは韓国第二の都市釜山も、以前は「PUSAN」表記だったものが現在では「BUSAN」に改められていますが韓国人の発音を聞いてもやっぱり「P」の音に聞こえます。 確か金浦空港も「GIMPO」でしたね。 確かに日本語をローマ字で表現することもかなり無理があると思いますが、韓国名詞のアルファベット表記を見ると耳が悪いんじゃないかと思うほどのズレを感じてしまいます。(因みにアルファベットで表記する場合は英語の音を基準にするものだと漠然と私自身は思っています) 私が実際の発音をよく知らないためなのか、あるいは他のことが原因でそうなるのかご存じの方教えていただけないでしょうか? よろしくお願いします。

  • 北京はPekingですかBeijingですか?

    十数年前、世界史教科書の指導書を執筆した際の編集会議で地名はなるべく現地音という意見が出されました。その時、中国史の先生が「ペキンなんて発音は日本だけ、Beijingとすべき」と発言されたのが印象強く、フランクフルトで"Peking"という表示を見て、三国軍事同盟の名残かと勝手に想像しました。しかし「北京原人」はラテン語でシナントロプス・ペキネンシス(シナとペキン)ともいいますし、香港でも"Peking"(パッケン)ともいうそうです。地名や年号、人名には結構読み癖(要するに個人の好み)で数種類あるのも不思議ではありませんが、由来をお教えいただければ、幸いです。

  • 北京空港での乗り継ぎ(大連→北京→東京)について

    北京空港での乗り継ぎについて質問です。 中国国際航空(AirChina)のWebsiteからチケットを予約したところ、 帰りの便が北京空港で乗り継ぎとなってしまいました。 ---------------- [ 2011/01/03 ] CA961 : Dalian -> Beijing (08:10-09:30) CA167 : Beijing -> Tokyo (13:25-17:55) ---------------- 北京空港の利用は初めてなので、やや不安です。 (北京語もあまり話せません。) そこで、以下の点について質問させて頂きます。 ---------------- 1. 出航時に預けた荷物は北京空港で一旦受け取る必要があるのでしょうか。 2. 乗り継ぎまでの時間は3時間55分ありますが、  搭乗までに要する時間は時期的にどの程度の余裕があると見込めますでしょうか。 3. 北京空港に日本語の通じるスタッフはいるのでしょうか。  (英語が通じるのであれば大丈夫ですが。) ---------------- 以上、宜しくお願い致します。