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座禅で結跏趺坐をする理由は?
私には座禅の経験はないのですが、子供の頃に、映画などに登場する僧侶の真似をして、結跏趺坐を組んで、どの程度耐えられるかということを試していました。それを思い返して、疑問に思っているのですが、なぜ、座禅は結跏趺坐とセットなのでしょうか。例えば、正座をして同様の呼吸・精神的働きを心がける場合と、異なる過程や結果があるのでしょうか。また、教義上の理由(宗派によってことなるでしょうけれど)があれば、知りたいです。ぜひ、教えてください。
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こんばんは。。 自分も真似事程度に座るぐらいですが・・・お邪魔します。 インドの人に聞いたわけではないのですが、結跏趺坐は「座りやすい」座り方だというのが、まずは第一の理由かと思います。どれぐらい耐えられるかとか、ムリヤリ組むとかいうのではなく、安定して長時間座ることに(インドの行者さんが)適しているとされたのだということかと。 お寺さんにお尋ねしたことがあるのですが、両膝部分がペタンと無理なく床につくのが理想的な結跏趺坐で、それができないなら片足のみを組む半跏坐でよい、ということでした。通常日本で座禅というと半跏坐になるかと思います。 あちこちからの引用ですが、右足を上にする結跏趺坐は「吉祥坐」「蓮華坐」とも呼び、如来の坐法とされる、逆は修行者の坐法とされ、宗派によって、どちらを上にするかは異なるとのこと、確かに、密教系が右が上、禅系が左が上だったかなと思います。 『大智度論』(だいちどろん)という論書の7巻に坐法を説明した部分があります。多くの坐法がある中で、仏はなぜ結跏趺坐するのか?という問いに、「結跏趺坐は最も安隠にして疲極せず・・・」とあり、引用として『身安く三昧に入り、その威徳を人敬仰すること、日の天下を照らすが如し。』と挙げられ、心が乱れることなく、魔王が恐れるほどだと書かれています。 この部分では、身を直くすることが心の平静につながるとされ、そのために最も適しているのが結跏趺坐だと強調されています。 体型や文化・習慣の違いなどから、日本人にそのままあてはまるのかどうかはともかく、インドの仏教ではそうなっていた、というところでしょうか。では。
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横になっても楽ですが眠くなってしまうのではないでしょうか。お釈迦様の像で横臥しているのがありますね。長時間じっとしていながら楽というのはあの姿勢なのではないでしょうか。急に俗物的考えでエコノミークラス症候群にならない為にも椅子などより優れているのかもしれません。ずいぶん長時間じっとしていますから・・・
お礼
回答ありがとうございます。言われてみれば、椅子に座ることよりも安全に長時間同じ姿勢を保てそうですね。
お礼
回答ありがとうございます。完全に疑問が解決しました。私は結跏趺坐すると、膝が上がってしまいます。よほど前に体を倒せば話は別なのですが。インドの人とは体のつくりが異なるのかもしれませんね。