• 締切済み

数学を哲学的に考えると

以前、私の知り合いに『数学は突き詰めれば宗教だ』とおっしゃる方がいました。 その知り合いが言うには、数学の最も基本的な原理はユークリッドの「原論」というもので定めており、その原論の考え方の根本にあるものは宗教なんだと言っていたのですが、それがどうしてもよく理解できません。 もしこの考え方に興味をもっていらっしゃる方がいれば、是非教えてください。

みんなの回答

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.5

数学とは、日本語、英語、チベット語、オーストラリアのアボリジニ語等々と同じような言語の一種であると考えています。カントの「分析的真偽」の発見以降、数学は自然科学ではなく、人文科学の一種であることが分かっています。ですから『数学は突き詰めれば宗教だ』というのは『言語学とは突き詰めれば宗教だ』と言っているようにも聞こえます。 どんな学問分野でも、最終的には「神懸かり」がないと進歩しないものです。コンピューターは良い助手になってくれても、そのコンピューターに何をさせるかを決めるのは人間の神懸かりです。そう言う意味で『あらゆる学問は突き詰めれば宗教になる』のではないでしょうか。

  • masa2211
  • ベストアンサー率43% (178/411)
回答No.4

「原論」からはズレてしまいますが、今までに回答された理由 ・古代ギリシャの数学教団の教義 ・数学の厳密性に対する信仰 とは別の理由も考えられます。 宗教は「神仏」のような実態の定かでないモノを信じますが、 数学も似たり寄ったりで、「虚数」という実態の無い数を信じているため。 参考文献 早川書房「アシモフ自伝」1巻の上 P264

  • myoukan
  • ベストアンサー率33% (6/18)
回答No.3

「数学は宗教である」という言葉には二つの意味があると思います。 一つめの意味は古代ギリシャの数学教団の教義として。 古代ギリシャにおいては、数学者は教団を形成していました。これについてはピタゴラスに関する下記URLが詳しいと思います。この中にも触れられていますが、ピタゴラス教団の根本教義は「万物は数で出来ている」「宇宙の全ての現象は、数に変換できる」ということです。ピタゴラス教団関係者ではありませんが、ユークリッド幾何学もこの古代ギリシャ文明の中から誕生しました。 もう一つの意味は数学の厳密性に対する信仰として。 ユークリッド幾何学は証明を要しない基本事項である「公理」を出発点にして、そこから各種の「定理」を「証明」によって導き出すという作りになっています。 公理はたとえば「点と点は直線で結ぶことができる」「一点を中心にして円を描くことができる」などといった内容です。 常識的に考えて誰もが「確かにそうだろうな」と思えますが、「なぜそうなのか」と問うてみても答えは出ません。「そういうものだから」としか言いようがありません。 「それらの公理が真である」ということを信じて初めて成り立つのがユークリッド幾何学ですから、「神は存在する」あるいは「霊魂は存在する」ということを信じて初めて成り立つ宗教と根本的なところは変わらないと言えるでしょう。 また、論理的になされた証明はこの世のどこでも成り立つということも、論理というものの正しさへの信仰といえます。 ちなみに、その厳密性への信仰の根源が確かなのかどうかを問い直したのが19世紀末に始まり20世紀に大きく発展した現代の数学基礎論です。

参考URL:
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/shinpi/pitagorasu.htm
  • fjfsgh
  • ベストアンサー率16% (5/30)
回答No.2

数学には、神の存在を信じ込ませるような何かを感じます。 数学には、4人の神がいると、どこかの講演で聞きました。

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.1

ユークリッド原論は古すぎる&体系化が不十分なので、現代数学の基礎とは言えませんが、代わりに数学基礎論や集合論などによって構築されています。 ここで前提となる「三段論法」などに代表される推論規則や、「選択公理」に代表される集合論の公理は、ある意味宗教的と言っても良いでしょう。 哲学や宗教との大きな違いは、自然言語に依らないことで逆に高いコミュニケーション能力を有している点だと考えます。

関連するQ&A

  • 小学生でも理解できる数学書を探しています。

    僕は小学生なのですが、数学にとても興味があって、いろんな本を読んでみたいと思っているのですが… 「ユークリッド原論」というのをよくききますが、あれは小学生でもよめるのでしょうか… 小学生でも理解できる、やさしい数学についての入門書みたいなものがあれば紹介してもらえればと思います。

  • ピラミッドの建設

    ピラミッドの建設にユークリッド『原論』というのが かかわっているようですが、具体的にどのようにかかわっているか おしえてください。 数学的に知識が乏しいので、数式だけでなく言葉でおしえていだだけると うれしいです。

  • 数学は哲学???

    高校の時の数学の教師が、授業中に「数学は突き詰めれば哲学だ」と言ったのが、半世紀たった今でも忘れません。 恩師はなぜそう思ったのか、当時、その理由を聞かなかったので、今でも疑問です。 ただ単に「言葉のあや」で言ったような雰囲気ではなかったのです。 「理詰めの権化」のような数学を学んでいる方には、そのような「思想」に至るのが、理解できるのでしょうか?  どなたかご教示ください。

  • 数学・物理学・哲学の関係

    あまり高度な質問でなくてすみません。 どういうわけかこの3つを同時に愛好している人をたまに見かけます。 中学の頃の同級生で、将来大学に入ったら、何をしたい?と聞いた時に 「数学か物理学か哲学!」と答えた子がいました。 また知り合いでも大学で数学科、自称物理おたくの宗教家、哲学に詳しい、というこの3つをコンボで持っている人がいます。前者は女の子で生徒会に入りたがるようなタイプ、後者は男で陰気根暗タイプでした。 この3つの学問には何か共通点があるのでしょうか? 私はこの3つとも門外漢ですが、何か気になっています。

  • 数式をあまり使わない数学の話の書いてある本、サイトを教えてほしい。

    こんにちは。 数式をあまり使わない、数学の歴史的流れと、数学の体系の書かれている本(またはサイト)の紹介をお願いします。内容は大学以上のレベルまで書かれているものを希望しています。 たとえば、次のような感じで書かれているものを希望しているのですが、 はじめ、数学といえば、ギリシャで測量の為に生まれた幾何学だけであった。それをユークリッドがユークリッド原論という形でまとめた。ここでは「点とは面積を持たないものである」「線とは点の集まりである」など、定義が多くされていて、定義→定理 という流れで数学を記述することに徹底している。ここにでてくる「平行線の公理」に矛盾しない幾何学として「非ユークリッド幾何学」が生まれた。その後、・・・なんたらかんたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・デカルトが座標という概念を取り入れたことで、代数を解析的に解くことが可能になった。n次方程式は重解を含めてn個の解を持つことをガウスが示しこのことについて・・・・・・・・なんたらかんたら・・・4次の方程式はフェラーリがなんたらかんたら・・・その後アーベルが5次方程式には解の公式が存在しないことを示し・・・ガロアがなんたらかんたら・・・ゲーテルが不完全性定理をなんたらかんたら・・・・・・・・フェルマーの最終定理をなんたらかんたら・・・・・・ こんな感じで数式を使わずに、数学のことが書かれている本やサイトを探しています。できれば、数学の発展の流れと、新しく発見されたことが古い物とどのように関連していて、どこに着眼して発想し、発見したのかが詳しく書かれているものがよいです。 紹介をお願いできますでしょうか。 サイトを探してみた限り、あまりよいのは見つからなかったので、できれば本の紹介をよろしくお願いいたします。

  • 脱 受験数学

    私は高校2年生です。 学校で習う暗記を強要するような受験数学でなくて、学問としての美しく面白い数学(外延量や内包量など数を数えることから始まって、今まで感覚でつかんできた図形の定理をユークリッドの5つの公理から様々な定理や公式を導出していく)を学んでみたいです。 受験数学は問題を解くことに最大の焦点を当てられているため、理論で理解できることも演習問題を暗記して学んでいきます。しかし私は理論を理解して、考えて解く数学が面白いので、公式の意味と本質を捉えて学べる数学の本を探しています。 もしそのような本があれば教えてください。できる限り簡単な本からはじめたいと思います。(学問の数学であっても、厳密性だけを追及しているわけではありません。厳密な言葉だけでなく、理解しがたいところは具体例やイメージを膨らませるような記述のある本を求めています。)

  • 数学科について

    来年、数学科に編入しようと考えているものです。今は主に解析の勉強を重点的にやっていて、証明は理解できるんですが、基本的な数列の公式などを証明せよ(ε-δをつかって)。って言われるとなかなか書くことができません。これらは数学科の人なら覚えている(普通に証明できる)ものなのでしょうか? 以前、証明が書けても今書こうと思ったら書けなかったりします。証明が全然覚えられなかったりするのは数学的なセンスがないからなんでしょうか? まだ代数や幾何いついては勉強していないのでよくわからないですが、努力すればなんとかテストでも解けるようなものなのでしょうか?

  • 死んだら無になる宗教や哲学について

    はじめまして。以前から宗教や哲学など、強く信じることのできるものに興味があり、本を読んだり、インターネットで色々と調べているのですが良く分からないため質問させて頂きます。 昔から生きづらいと感じることが多く、何か強く信じられるものが欲しいと思っていました。 しかし、宗教について調べても、基本的に死後幸せになるためのものが多いように思いました。 私は死んだら無になる と思っています。 自殺をした友人が数人います。 死後の世界があるなら、その世界では幸せなことしかないとは思えません。 どんなに楽しいことやうれしいことも、ずっと続けば、それが普通になってしまうような気がします。 天国で先に行った人と、楽しく過ごしているよ という言葉も、 その世界に他の人がいるなら、人と関わることは楽しいことだけではないと思ってしまいます。 辛くて、もう生きていられない と思うほど、生きて居られなかったほど辛い思いをした友人達に、死後にもまだ世界があると考えたくありません。 私はこれからも生きていかなければいけないんだと思っています。 そのために、何かただただ信じることのできるものが欲しいです。 宗教や哲学だと、何かに迷ったときもとにかくその通りにしていれば生きていけるのでは と思ってしまいます。 自分の考えや、まわりの人の考えだけだと、事あるたびに揺らいでしまいます。 なにかおすすめの宗教・哲学、ほかのものでも全く構いません。 お教えいただけると大変助かります。 どうぞ宜しくお願いいたします。

  • 数学とは...

    数学とは一体どのような学問なのか多角的な立場から検討はしてみたものの いまいち答えが見つかるようで見つかりません. 自己の観念としては、当然一言では説明できかねますが、 数学とは、あらゆる学問を包括し、数学的諸原理からそれらの他分野を導くもの、 つまり、根源的なものであると思っています.これに反して友人は、学問には相互関係があって、 数学は単なる他の分野と同等で特別高く評価する必要はないみたいなこといってます. 確かに、理解できなくもないですが、考えが普通すぎてどうもしっくりきません. 自分は、もっと意味深な位置づけになると思うのですが皆さんはどう考えますか?

  • 素数が無限に存在することについて

    素数が無限に存在することは、西洋では、ユークリッドが“原論”を著したころには既に知られていたとのことですが、日本ではいつ頃から知られるようになったのでしょうか。 情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご回答を宜しくお願いします。