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木材を手で加工する訓練の意義

職業訓練校やものつくり大学の建築系の科においては、のみ、のこなどを使って、木材を手で加工するという学習を重視しているようです。 しかし、現在の木材加工はプレカットなどの機械加工が主流です。 手作業での木材加工の技術を学ぶことによって、どのようなメリットがあるのでしょうか? または、実際の木造住宅などの建築現場で、大工さんはどのような場合に手作業での木材加工を行うのでしょうか? よろしくお願いします。 ちなみに、私は現在、大学で建築工学を専攻している者です。

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  • zo701
  • ベストアンサー率20% (3/15)
回答No.2

大工ではないですが、職人の中で育ったものです。 どの分野もそうですが、自分の手で道具を使って加工する事によって基本を学べます。 例えば釘の打ち方などを覚えておく事により、どういう風に釘を打ったら木材が割れてしまうとか、どういう角度で打ち込めばスムーズに打てるとかが判るようになります。 ノコであればどういう角度で切ればスムーズにいくかとか、どういう風に動かして行けば刃が痛まないか(折れないか)などが判ります。 そういう基本を学ばずに電動工具を使うと木材の性質などを考えずに打てば割れるとか木材が痛むとかいう場所にも機械による力押しで釘を打ち込んだりします。それにより、道具の方も傷みます。 知っていれば、加工する位置が悪かったりすれば微妙にずらしたり位置を変えたり出来ますが、知らなければそのまま部材が割れようが、折れてしまおうが図面通りにしか加工する事が出来ません。 大工は専門でないのでこういう基本的な事しか言えませんがどの分野でも手で道具を使わせるのはおおむねそういう理由です。

popgogotea
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 「基本が学べる」ことや「木材の性質がわかる」というのはその通りだと思いました。 作業者と道具・電動工具、それぞれの距離感といったものにも着目していきたいと思いました。 また、製図について、「手描き」が良いのか「CAD」が良いのかといった論争もありますので、そのようなこととも比較して考えていきたいと思います。

その他の回答 (3)

  • norarikun
  • ベストアンサー率30% (62/202)
回答No.4

古い話で恐縮ですが「基本」の重要性、これについてあほかと思われる話ですが、「機械科」が花形だった頃「原動機」の授業で難解な計算がありました。黒板一杯に数式を書いています。それを解くことばかりに集中してこれは何の計算をしているのか?お恥ずかしい話ですがわからなかったのです。当然ですが身近にあるエンジンの計算です。(当たり前のことですが) 「何のどこのどう言う事の部分のことか?」学生さんは当然ですが現場を知りません。それを結び付け、考える事が大事だと思います。理屈だけ言っても机上だけの事で現実感が沸かず興味も今一歩になると思います。 「基本」これの会得のためだと思います。これが無くても出来ますが、後々、進歩を考えるとその差の開きは大きくなってきますね。 僕は現在電機のほうですが、CADがはやり始めた頃それをみて嫌でした。ぬくもりが無いんです。これは誰が書いたのだな、癖とか色々な事が分かる手作業の仕事は良いですね。そんな悠長な事が許されない時代だとは思うのですが、それだからこそ反対に考えればもっと先に行かねばならない為、遠回りな「手作業」これをしているのだと思います。 以上、ご参考まで。

popgogotea
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 基本の会得が後々の成長の度合いに左右する、 より高度な事まで学ぶゆえに、基本を大切にする、 という考えは重要だと思いました。 工学においては、実物をみることで、今までわからなかった数式や文章が理解できるということは、よくありますね。

  • hypnotize
  • ベストアンサー率33% (56/165)
回答No.3

No.1です。 製図についてですが、手書き、CAD、それぞれに良し悪しがあります。学校ではドラフターで手書きかも知れませんが、社会に出てからは小さな会社でもほとんどCADだと思います。 しかし最初はやはり手書きの方が良い場合も多いです。 私も建築が専門ではありませんが、例えば慣れていない人が精密機械設計をする場合、CADで書くと、図面上は収まっても現物は収まらない・組みあがらない、ということが時々あります。しかもそれは肝心な部品ではなく、あまり肝心でないところで予期せず組みあがらないのです。 肝心な部分には特に公差を振りますのでCAD上でも確認しますが、そうでない所には公差を振りません。全体で公差がどのくらい、という感じになります。そこで全ての部品がきちんと収まるかどうかは、経験を積めば分かりますが、最初は分かりにくい様です。あるいは組み立てる順序なども関係します。 いきなりCADでやっていまうと、その辺りが見えにくくなります。ココの部品をココにコピーして・・・とか、この部品を縮小して・・・とか、この部品を拡大して・・・などが、簡単に出来てしまうからです。拡大図を作るのも簡単で、無限に拡大して図面をつくり、OKと思い込みます。 手書きだとその都度書きますので、枚数が少なくなります。拡大図もCADほど何枚も作らず、必要最低限になります。そして自分の頭でよく考えまず。大抵その時に考えて、確認します。 精密機械設計で、最初のうちはドラフターを使わせる所があるのはそういう理由です。 CADは慣れるまで少し時間がかかるかも知れませんが、生産性が飛躍的に高まることは間違いありません。例えばさっき書いたように部品のコピーが簡単ですので、似たような少しずつ違った部品を沢山使う場合や、過去の別の仕事で使った部品を流用する、などと言うことも簡単です。客先で図面を承認してもらう時に朱記が入り、設計変更する場合や、ココの図面をもっと詳細に出してくれ、などといわれる場合も早いです。 手書きとCADには、それぞれに良さがあります。

popgogotea
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 手作業には、「自分の頭でよく考える」というメリットがあるという部分、特に参考になりました。 また、CADを使用しての製図には、操作の習熟のための時間が必要であるという事実も参考になりました。 つまるところ、「何を学習の対象とするか」、「何を実現するか」によって、その手段(手を使うか、機械を使うか)を選択するべきではないかと、現在考えています。

  • hypnotize
  • ベストアンサー率33% (56/165)
回答No.1

木造の建築現場を見れば、一発で分かると思いますが、プレカットで済むのは、柱や梁、土台などの角材だけです。棟上の時に出来るものと思え画良いです。 他は全てのこで切ります。さすがに手引きはあまりなく、ほとんど丸のこですが。他というのは、根太、筋交い、構造用合板、さらには内張りのベニヤ、石膏ボード、フローリングなどもです。

popgogotea
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 プレカットで済む部材と済まない部材についての視点、参考になりました。

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