ライアーゲーム・ファイナルステージ(ネタバレあり)
映画「ライアーゲーム・ファイナルステージ」観ました。
全員赤のりんごにすべて投票すれば11人全員13億円獲得できるのに
投票1回目から裏切り者が現れる、という冒頭の話です。
ここで疑問に思ったのは、このゲームを現実に行ったら本当に
そんな人が現れるだろうか?ということです。
全員すべて赤に投票すれば確実に13億円獲得できるのに、あえて
投票1回目から裏切る利点は次の2点しか考えられません。
(1) 最終的に優勝してボーナス賞金50億円を狙う。
(2) 途中で誰か裏切る者が必ず現れると予測して、裏切られる前に先に裏切る。
しかし・・・、
(1)は確かに優勝できれば大儲けだが参加者は11人だから、確率は11分の1しかない。
もし優勝できなければ勝ったり負けたりを繰り返すことになるから13回の投票を終えた
時点で獲得金額が13億円を超えることはかなり難しい。となればすべて赤に投票して
確実に13億円獲得する方がはるかに安全で得ということになる。
それにどうせ優勝を狙うなら前半の投票では赤に入れて、最後の1,2回の投票で裏切って
他の参加者に差をつける、という作戦の方が、前半の赤の投票で獲得賞金を確保しつつ
あわよくば優勝も狙えるので、はるかに得策であるはず。
(2)は裏切って投票1回目は1億円獲得して目先の利益にはいいかもしれないが、
投票1回目から裏切り者が出た、とみんなにばれてしまっては投票2回目からは
馬鹿らしくて誰も赤に投票しなくなる、と予測できる。そうなると2回目から
は金に入れるか銀に入れるかの騙しあいのゲームになる。そうなると以降は
勝ったり負けたりを繰り返すことになると予想できるので、13回の投票を終えた
時点で13億円以上の賞金を得ることはかなり困難となる。それならば前述のように
すべて赤に投票して13億円を狙うか、最後の1,2回のみ裏切ってあわよくば優勝を
狙うほうが、はるかに得策であるはず。
以上の考察から、少なくとも投票1回目から裏切る(金か銀に投票する)者が
現れる可能性は極めて低い、と考えるのですがみなさんの意見はどうでしょうか?
お礼
ああそういうルールなんですか。 つまり、投票行動と自分の獲得した票の扱いは全く別なんですね。 ありがとうございました。