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石鹸分子について3つの質問をします。

rei00の回答

  • rei00
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回答No.1

【1】  『疎水基は電荷をもっていないため(無極性)油との溶解性が高い』わけではありません。『親水基は電荷をもっているため(極性)水と溶けやすい』のが大元です。  極性基間では正電荷(分極によるδ+も含む)と負電荷(分極によるδ-も含む)の間のクーロン相互作用による引力が働き,引き付けあいます。そのため,電荷を持っている(極性が高い)親水基は極性の高い水に馴染みます(溶けます)。  一方,電荷を持たない(極性が弱い)疎水基は極性基同士の結合の中に入り込む事ができず,結果として疎水基同士で集まることになります(その方が極性基同士の相互作用を邪魔しないから)。  参考 URL1番目のサイト(独学のための有機化学)の「19.セッケン」にある説明も御覧下さい。 【2】  「せっけん分子」と言っても,脂肪酸のサイズは1つに決っておらず(高級脂肪酸ではCが12~18),ある程度幅があります。参考 URL2番目のサイト(高等学校_化学_テキスト)の「化学 Ib」の「第7章 有機機化合物の性質」の「7.7 エステルとセッケン」部分にC18の脂肪酸が20オングストロームと出ています。 【3】  参考 URL1番目の記述にもある様に,水中で「せっけん分子」はミセルコロイドとして存在しています。このミセルコロイドの疎水基部分に「汚れ(油など)」が溶け込んでいきます。  「汚れ(油など)」に「せっけん分子」が集まってきて取囲むわけではありませんので,この質問はあまり意味がないと思います。  なお,参考 URL2番目のページの記述では,このミセルコロイド中には「せっけん分子」が50~120分子存在するようです。

参考URL:
http://www.geocities.com/yoshihitoshigihara/y_ch.htm, http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/

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