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日経新聞に毎日載っている「新発10年国債利回り」はどうやって求めるの?

takaandhiroの回答

回答No.1

 まず、国債の応募者利回りと流通利回りの違いについて説明します。  国債というのは、利率が付されています。利率とは国債額面に対する年間の利息の割合のことですが、国債の利率は0.1%刻みで決められています。1.4%とか1.5%といった具合です。この利率は誰がどうやって決めているのかと言いますと、財務省が国債の入札がある日に、その日の10年国債の最も残存期間の長い銘柄(つまり入札時点での既発行の最新銘柄)の流通利回りを元に決めています。流通利回りとは、銀行や証券会社等の金融機関の間で取引されている利回りのことを言います。この利回りは証券会社が個人向けに販売する時の利回りとは若干異なります。財務省は流通利回りから利率を決めるのですが、通常、流通利回りは0.005%刻みで取引されています。したがって、国債の利率と実際の流通利回りには乖離が生ずるので、実際の国債の発行価格については金融機関が入札を行って細かく決められているのです。  国債の応募者利回りとは、入札により決められた発行価格から計算される利回りのことを言いますが、発行価格が決められた直後から、金融機関の間では需要動向などに応じてその発行価格とは異なる価格で取引が行われます。したがって、金融機関の間で取引される価格と発行価格が異なるわけですから、当然に価格から算出される利回りも異なってきます。流通利回りと応募者利回りは、計算式自体は同じですが、計算元の価格が異なっているわけです。  日経新聞に掲載されている利回りは、金融機関の間で流通する利回りのことを指しており、応募者利回りとは異なります。追加のご質問等があればお伝え下さい。

boset
質問者

補足

返事が遅れてしまいました。大変申し訳ございません。 追加の質問をお願いいたします。 「日経新聞に掲載されている利回りは、金融機関の間で流通する利回りのことを指しており、」とございますが、10年国債は、毎月新発で発行されるのですよね?その新発で発行されたものを金融機関の間で、取引し、需要と供給の関係で利回りがきまってくるのでしょうか?    そして、その金融機関の利回りを参考に新たに発行される債券の利回りを財務省が決める、というように理解してよろしいのでしょうか?  この二つの質問お願いいたします。まったくの素人で申し訳ございません。よろしくお願いいたします!!!

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