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財務と税務における償却年数の違い

ghq7xyの回答

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  • ghq7xy
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回答No.2

 再度の登場です。補足質問にありました、法人税調整をした後の当期利益は税務上も財務上も同じか、ということですが、これは異なります。税務上の当期利益というのは課税所得といいます。実は前の回答で言い忘れたのですが、税効果より前に大切なことがありましたね。それは法人税の申告書における税務調整です。別表と呼ばれるものですが、詳しくは私もよく分からないのですが、別表十六で固定資産の償却限度を超過した場合の記載事項があります。それをもとに別表四で加算調整を行ないます。これにより、営業権償却で税法上超過する部分については当期利益にプラスされ、その分課税所得は膨らみます。前に示した例で別表四で税務調整した場合はこうなります。便宜上、財務上の当期利益は1500円とします。 当期利益  1,500 減価償却の償却超過額(加算・留保) +800 所得金額  2,300  以上のことから、財務上の当期利益と税務上の課税所得は異なることが分かります。  財務上すなわち企業会計(証券取引法会計)は適正な期間損益計算による投資家保護をその目的としているので、収益と費用を発生ごとにきちんと対応させる必要がある、と考えます。また、商法会計は債権者保護を目的とするので、収益については実現主義を要求したりします。一方、税務会計は課税の公平が目的であるため、税法独自の制約が設けられています。また、政策的配慮も加味されていきます。  このような異なる会計目的から、ズレが生じることになるのです。  参考になりましたでしょうか。

uconn
質問者

お礼

有難うございました。 ご親切な説明のおかげで、会計音痴の私でも概念的にはなんとなく理解することが出来、大変参考になりました。 また頭がこんがらかった時には、よろしくお願い申し上げます。

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