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虚像を実像にするには?
ある一枚の凸レンズにおいてそのレンズの焦点内にある物体を置くとその虚像ができるとします。そこで疑問ですもう一枚の凸レンズを用いることによりこの虚像はスクリーンに写る実像になるのでしょうか?
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確かに、「虚像」はスクリーンに写る実像になりますね。しかし、ここで「虚像」という用語を使うのは不適切です。なぜなら、虚像がスクリーンに映っているわけではないからです。虚像のできる位置には光はやってきませんから。 たとえば、物体AがレンズLの焦点距離内にあった場合には、物体からの光はレンズによって、集光しませんので、虚像ができます。集光させるためにさらに凸レンズMを用いることにより、集光させてスクリーン上に像を結ぶことができます。しかしこれは、虚像の像ではありませんね。これは、物体Aの実像です。極端な話、2枚の凸レンズの距離を近づけて、互いに接するようにした場合、連結した2枚の凸レンズは、1枚の凸レンズとみなすことができます。実際、レンズL、Mの焦点距離をそれぞれ、F1、F2としたとき、連結した凸レンズは、焦点距離1/{(1/F1)+(1/F2)}の1枚の凸レンズと等価ですね。ここで、虚像を考えることは、意味のないことだということが納得できるのではないでしょうか。
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- foobar
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若干コメント 複数のレンズを組み合わせて使う場合、ご質問にあるように途中の像を考えると便利なこともあります。 たとえば、今回のケースで 「スクリーンと2枚目のレンズを固定して、一枚目のレンズだけ動かして(あるいは交換して)スクリーン上に像を結ばせる」 というのを考えるときには、一枚目のレンズが作る像を考えることで、 「一枚目のレンズが所定の位置に像を作ればいい」 という具合に問題を単純化できます。 (途中の像を想定することで、像の前と後ろの光学系を分けて考えることができるようになる。写真用のズームレンズの動作説明やテレコンバータの動作説明に、この手の説明が使われていたかと思います。) ただし、この手の説明をするときには、「虚像」「実像」と呼ばずに、単に「像」と呼ぶようですが。(虚実を分ける意味があまり無いので)
- foobar
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適切な凸レンズを適切な位置に配置すれば実像ができます。 (2枚目に配置した凸レンズで虚像に対応する実像を結像させる、という見方もできますし、二枚の凸レンズを合成して一枚の焦点距離の短いレンズを構成し実像を物体に対する実像を結ばせる、という見方もできるかと思います)
虚像と実像をそれぞれどのように考えているのでしょうか。よろしかったら説明していただけませんか。
補足
すみませんものすごくアバウトです。(中学レベルです) 虚像-スクリーンに映らない 実像-スクリーンに映る