立山では毎年8月に家族でテント泊+登山をしています。
7-8月でしたら、3000m級の山でも滅多に氷点までは下がりません。だいたい最低気温は5~6℃あたりと考えて間違いないです。
とするとモンベルの#4というのは良い選択だと思います。私が持っているのもULの#4です。これで低山でしたら冬山まで行けるので使い勝手はとても良いです。
ただ、寒さを感じるのは個人差があります。
私は#4でファスナーを開放して足を出して寝ていても、隣ではカミさんが#3のシュラフをしっかりコードを絞って寝ていたりします。
なので寒がりの人は#3の方が良いかもしれません。逆に暑がりの人なら#5でも十分だったりします。
モンベルだとダウンで3シリーズ、化繊で2シリーズラインアップされていますが、同じ番手でもどれを選ぶか、というのはけっこう重要です。
化繊かダウンか、というのは別に夏なら化繊で十分とかいうものではないです。
一般的に「ダウンの方が暖かい」と認識されがちですが、それは正確には「同じ重量ならダウンの方が暖かい」が正しい認識です。それはつまり「同じ暖かさならダウンの方が軽い」ということであり、それが一番重要なことです。
一方、ダウンは濡れたら手に負えないものですから、テント泊中の扱いやメンテナンスは化繊よりシビアになります。この2点の長所短所を天秤に掛けて選択するのが的を得た考え方だと思います。
現在モンベルでは、スーパーストレッチダウンハガー、ULスーパーストレッチダウンハガー、ULアルパインダウンハガー、スーパーストレッチバロウバッグ、ULアルパインバロウバッグの5シリーズがラインアップされています。
「アルパイン」には#4はないので、残る3シリーズで重量と価格を比較すると以下のようになります。
ULスーパーストレッチダウンハガー#4 620g、収納サイズ3L、24,800円
スーパーストレッチダウンハガー#4 839g、収納サイズ4.5L、19,800円
スーパーストレッチバロウバッグ#4 1140g、収納サイズ7L、11,800円
こうしてみると値段と重量などのバランスが良いのはダウンハガーですが、絶対的な重量差とコンパクトさではやはりULは魅力的です。
私も持っているのは古い型ですがULの#4です。
私としては、化繊でなくダウンを選ぶのなら、ULの方をお勧めします。ダウンの利点は軽いことですから、どうせ高いお金を出してダウンを買うのなら、一番軽いのを買った方が良いかと。
ちなみにイスカも良いシュラフを造っています。
モンベルの#4に相当するのはエア280というモデルでしょう。
http://www.isuka.co.jp/product/detail.asp?id=4&mode=1&bf=2
UL#4と重量も価格も保温性能もほぼ同等です。スペック上、エア280の方がかなり軽いように見えますが(550g)、モンベルの表記重量はスタッフバッグまで含んでいるので、それを含めるとまあほぼ同等でしょう。
私はモンベルの方が好みなのですが、イスカが好きだという人も多いので、そのあたりは好きずきでしょうか。
ナンガも定評あるメーカーです。
ま、どれを選んでも間違いではないと思いますけどね。
アフターサービスが良いのはダントツでモンベルですが。
お礼
経験者の声を聞けてありがとうございます。 少しでも軽いのでULを購入しようと思います。 ただ ダウンは手入れが大変そうなのが心配でシュラフカバーを持っていくと化繊と重量的に変わらなくなるし・・・。 今年のモンベルのモデルは撥水加工されているのでカバーが不要なのかな?