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社労士の就職状況と有効な方法について
- 社労士の就職状況や有効な方法についてお尋ねします。
- 50歳前の社労士試験合格者の就職について、彼女にとって最も有効な方法は何でしょうか。
- 彼女に取って、開業や営業の能力がない場合でも、社労士資格を生かした収入の良い就職方法はあるのでしょうか。
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社会保険労務士資格を取得後の活用方法としては、主に次の3つがあります。 1)独立開業 2)一般企業の人事・労務職に就職 3)社会保険労務士法人、大手社会保険労務士事務所などに就職 ご友人の場合、まず1)は難しいと思います。社労士の資格は確かに難関と言われていますが、それでも毎年全国で3、4000人の人が試験に合格しています。もうすでに開業して何年も経つ中堅・ベテランの先生や、これからバリバリ営業して顧客を増やそうと思っている20~30代の若手に交じって、コネなし・営業経験なしの50近い女性が競争を勝ち抜くのは、無理とは言いませんが茨の道です。 2)の場合、大企業の人事部、労務部なら所得はいいですが、まず不可能です。大企業で社労士を必要としている場合、自己啓発などにより自社社員に取得させるケースが多く、有資格者を募集する場合はよほど切羽詰まっている(例えばリストラや給与カットなどで喫緊のニーズがある)ケースが多いからです。資格はあるけど実務はあまりないという人だと門前払いかもしれません。中小企業で顧問社労士を雇っているようなケースであれば、内製化の一環として事務社員兼社労士有資格者を募集するケースはたまにあります。これはハローワークや求人募集にアンテナを張っているしかないです。この場合、パート勤務の可能性もあります。 3)は、社労士業界もいま再編成の波の真っ只中にありますから、ベテランの先生の事務所でも、ある程度のスケールメリットを活かした展開が不可欠となってきています。ただ、長年やっている先生同士で手を組むというのは難しい側面もあり、例えば社労士法人化するにあたってもう一人の有資格者を必要とする場合に、主従関係の明らかな新人を採用するパターンもポツポツ出ています。収入面ではガッポガッポというわけにいきませんが、これがご友人には一番可能性のある道だと思います。当面、開業・登録費用はかかりますが、個人開業としてお住まいの社労士会に登録し、地域の世話役のような先生(支部長など)に、相談を持ちかけられるのがよいと思います。
お礼
大変ご丁寧なお返事ありがとうございました。 あなた様の仰るように、3)が一番、いいように感じられます。 ただ、居住地域があまり都会ではなく、企業そのものが少ないので、そのようないわゆる大手の社労士事務所があるのか、また、ニーズがあるのか解かりません。 先輩などによく相談して、導いてもらわないといけませんね。 本当にありがとうございました。