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be to不定詞の「可能」の用法について
過去ログを検索してみたのですが、うまく見つからなかったので…。重複質問でしたら申し訳ありません。 Not a star was to be seen.で、何故これが「星ひとつ見えなかった」という意味になるのかがよくわかりません。 be to不定詞には様々な用法があり、その一つに「可能」の意味を表す用法がある、というのは承知しているのですが、何故そういうニュアンスが生まれるのかがよくわからないのです。 「be toは"~するという方向に向かっている"ということだ」という記述を読んで以来、「予定」や「命令」などの意味を表すというのはわかるようになったですが、何故「~という方向に向かっている」で「可能」のニュアンスが生まれるのでしょうか。 手持ちの文法書には、こういう用法があるという以上のことが書いてありませんので、感覚を説明するのは難しいと思うのですが、どうかご説明いただけると幸いです。
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■be to doの 基本のニュアンスである 「~という方向に向かっている」 は、 「~という方向に向かうことができる」 という可能性があってはじめて向かうことができるわけであり、 可能性の意味も同時に表しています。 「~という方向に向かっている」 は、 ⇒「~になる可能性がある」 ⇒「~になり得る」 ⇒「~できる」 というニュアンスの展開によって可能の意味になります。 ■「星が何一つ見えなかった」 は、 ⇒「星が見える方向に向かうことはなかった」、 ⇒「星が見える可能性はなかった」 ⇒「星が見えることはできなかった」 と言い換えることができます。
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- Izzy
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be to doの意味がどこからくるかと考えると、 be ~:「~の状態にある」 to do:「これから~する」(← toは方向を表す) 合わせて考えれば (普通こんな説明はしませんが、 to doはbe動詞の補語になっていると見なして )、 be to do:「これから~する状態にある」。 そこから可能性の意味が生じて、 be to do:「(これから)~する状態にある」 ↓ 「~する可能性がある」 canの意味のbe to doは、否定文で使うことが多いので、 be not to do:「これから~することになっていない」 ↓ 「~する可能性はない、~することはありえない、~できない」 このように考えれば、少しは理解の助けになるのではないでしょうか。
お礼
「これから~する」というと、予定のニュアンスばかり浮かんでしまいますが、予定ということは可能性を含むということですね。 それを含まない、ということで、「できない」と…。 丁寧にご回答くださってありがとうございました。 ポイントを差し上げたいのですが、お三方とも丁寧に回答していただき、それぞれが理解につながり、たいへん助けになりましたので、甲乙つけ難く、ポイントは先着順にお贈りしようと思います。 ポイントを差し上げられなくて申し訳ないのですが、本当にありがとうございました。
- go_urn
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こんにちは。 言われてみるとなるほどな、と思いました。これだけ ちょっと浮いてるような... 以下は、便宜的な考えですが―― 同じ可能の用法で He is not to be perturbed. を考えてみると(便宜的にnotを除いて考えます) (not)(彼はこういう状態だ)to (かき乱される) となっています。状況は、彼が何かに没頭していて、誰か他の用件を持っていったところで、とても受け付けるような状態ではない、ということです。 そうすると、この toを、「そっちのほうに顔を向けている」というイメージで捉えると、まあ何とか辻褄が合う気がします。 その傳で (not)(星がこういう状態だ)to (見られる)と考えると、ちょっとほほ笑みたくなりますが、人間が見ようと思って目を凝らしたところで、星さんのほうは、そっちのほうに顔を向けていない、というイメージが浮かんできて、Not a star was seen. とシンプルに言ったのとは、やはり少し含みが感じられます。 ちなみに、この用法は、まず確実に否定文で使われます。すでに御存知とは思いますが、非常に限られたつかいみちしかない用法です。 以上、素人英文法ですが、1つの考えるヒントとなれば幸いです。
お礼
「そっちのほうに顔を向けている」というイメージは、面白いですね。 星さんが(この表現もとても好きです)そっぽを向いているイメージがさっと浮かんでまいりました。 そうなんです。Not a star was seenとどう違うんだろう、とか考えていたわけです。 なんとなく違いがわかったような気がします。 ありがとうございました。
お礼
なるほど、確かに可能性がなければ、そもそもその方向に向かうことはできないわけですね。 すごく納得がいきました。 どうもありがとうございました。