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「紡ぐ」の比喩の意味について
日本語を勉強中の中国人です。「紡ぐ」という動詞の比喩の意味についてお伺いしたいと思います。下記の二つのフレーズはどういう意味でしょうか。なぜ「紡ぐ」という動詞を使うのでしょうか。 1.語りが紡ぐ 2.紡ぎ出す言葉 また質問文に不自然な日本語がありましたら、ご指摘いただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。
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awayuki_ch さん お久しぶりです。 相変わらずの熱心な姿勢に敬意を表します。 綿や繭から糸を作るときは、何本もの細い糸を縒り合わせながら一本の木綿糸や生糸にしてゆきます。 言葉や文章を作り出すときも、様々な単語や助詞、形容詞、動詞などを慎重に選んで組み合わせ、まさに、細い糸を縒り合わせるようにしていきます。 この作業が糸を紡ぐ作業に喩えられているのです。 1.語りが紡ぐ ⇒「語り」には様々な語り手の個性が発揮されます。 その「語り」は、朴訥であり、情熱的であり、叙情的であり、淡々としたものでありと様々です。 ⇒この「語り」が上手であればあるほど、聴く人に大きな感動を与えることが出来ます。 ⇒「語りが紡ぐ」「感動の世界」とか、「一篇の抒情詩」とか「風景画の世界」などの言葉が後に続くことが多いのではないかと思います。 「紡ぎだす言葉」 ⇒これは語り手側の作業です。 ⇒「今日は久しぶりの快晴だ」という内容を伝えるとき、語り手は少しでもその雰囲気や感覚を伝えようとして、様々な形容詞や比喩を用います。 ⇒このように「久しぶり」「快晴」などの内容を、より判りやすく、よりリアルに伝えようと「単語」「形容詞」「比喩」を選んで、独特の言葉、言い回しを作り出すことが「紡ぎだす言葉」ということではないでしょうか。 ⇒「紡ぎだされる言葉」とか「言葉で紡ぎだされた独特の世界」などの言い回しもあります。
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- nttkirai
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こんばんは。 まず、「つむぐ」ですが、これは、、 綿・繭から繊維を引き出し、よりをかけて糸にする。 という意味になります。 繭や綿をコチョコチョと針先でつついて、糸にする場面を見たことありますか? 物語や言葉の質感を、あのコチョコチョする感じに例えてるわけです。 糸をつむぐように、言葉をつむぐ。 少しずつ、丁寧に、といった感じかと思います。 日本語は詩的過ぎますよね。
お礼
早速ご親切に回答していただき誠にありがとうございます。「繭や綿をコチョコチョと針先でつついて、糸にする場面」を見たことはありません。「紡ぐ」道具は童話の挿絵で見たことがあります。なんとなく作業を想像できました。本当にありがとうございました。
お礼
shigure136さん、本当にお久しぶりですね! ご親切に回答していただき誠にありがとうございました。言葉や文章を作り出すときも、様々な単語や助詞、形容詞、動詞などを慎重に選んで組み合わせることと細い糸を縒り合わせるようにすることと共通点があるんですね。この比喩はあちこちで見ていますが、なぜこのように使うのか理解できませんでした。やっとわかりました。とても美しい表現ですね。先日、雨がしとしと降っていましたが、いつか雨は晴れるとずっと信じています(^-^)。