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カオリン?ホルマジン?

濁度測定に関してなのですが、濁度計の校正にはカオリンとホルマジンがあるようです。どうちがうのでしょうか?また、単位もNTUや、FTU、ppmとさまざまです。初心者の私には何がなんだかさっぱりです。濁度計という物についていろいろ教えてください。お願い致します。

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回答No.1

まず、日本での濁度のスタンダードはカオリン濁度(単位は度)です。水道でいうところの濁度とは、断りがない限り、カオリン濁度です。 FTUとはホルマジン濁度です。これをNTU(比濁計濁度単位)に換算して濁度とするのは、アメリカなどでは主流です。 NTUですが、これは比濁計濁度単位でサンプルに光を入射したときに、直角散乱した光を検知し数値化したものなので、カオリンやホルマジンなどの標準校正物質を使用しない濁度単位です。 どれをとっても、濁度単位なので、それぞれは相関があるので換算可能です。 濁度計の簡単な原理ですが、水中に微粒子が増えれば入射光は散乱し曇って見えます。つまり散乱光もしくは透過光の量を測定し入射光と比較すれば数値化できます。これが濁度です。 次に、その微粒子の形状や粒子径分布により散乱の具合がことなりますが、何かを基準にしなくてはいけないので、カオリンとかホルマジンなど再現性がある微粒子が使われるわけです。さきほど説明したとおり、日本ではカオリン、アメリカではホルマジンが使われるといった具合です。 国内では、日本電色工業というメーカーの濁度計が主流です。これは、濁度と色度が同時に計測できるので、水道水質の検査機関はほとんどが、このメーカーの濁度計を使用しています。 最近のトピックとしては、カオリン(要は粘土)が産地によりバラツキがあるので、品質が安定しているポリスチレン粒子を濁度標準物質とする動きがあります。

Koyanagi
質問者

お礼

大変わかりやすい説明をありがとうございます。濁度というものがなんとなく解った気がします。助かりました(*^_^*)。

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