• ベストアンサー

4辺固定中心集中荷重のたわみ計算

4辺固定中心集中荷重のたわみ計算をしたいのですが、手伝ってください(><) 長方形のプラスチックの箱の真ん中を集中荷重かけてどれだけたわむのか計算をしたいのですが、 これは4辺固定で大丈夫でしょうか? いろいろ調べているうちに http://www.sumitomo-chem.co.jp/acryl/03tech/sht6_sek2.html をみつけました。 これの3-14に公式が載っているのですが、 このときにたわみ係数っていうのがグラフにあるのですが、材料によってかわってきますよね? ABS樹脂の場合のものでb/a=1.76の場合のがわかるかたいらっしゃいましたら値を教えてください(><)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.7

書籍に出ていたたわみ係数を元に、荷重 1N あたりのたわみ量を計算しました。 ABS樹脂のヤング率の値は種類によって数倍の開きがあるので、その最大値と最小値で計算しました。 書籍には四角い箱のたわみは出ていませんでした(円筒形や球形はあったのですが)。最終的に最大応力が必要ということはないですか?(最大たわみと最大応力の係数がセットで出ていることが多いので)。 【4辺固定された板のたわみ】 辺の長さが a [m] と b [m] ( b > a ) で4辺が固定された長方形の中央に荷重 W [N] をかけたときの最大たわみ δmax [m] は δmax = α*W*a^2/D ---(1) で表されます。D は曲げ剛性で D = E*t^3/{ 12*( 1 - ν^2) } [N・m = Pa・m^3]、E は板のヤング率 [Pa]、ν は板のポアソン比になります。 α は b/a に依存する係数で、文献[1]によると、b/a に依存し b/a = 1 → α = 0.00560 b/a = 1.2 → α = 0.00647 b/a = 1.4 → α = 0.00691 b/a = 1.6 → α = 0.00712 b/a = 1.8 → α = 0.00720 b/a = 2 → α = 0.00722 b/a = ∞ → α = 0.00725 となります。a = 47×10^-3 [m]、b = 83×10^-3 [m] のとき b/a = 1.766 なので α = 0.072 となります。 ABS樹脂のヤング率を、E = 1.51×10^9 ~ 7.1×10^9 [Pa] 、ポアソン比を ν = 0.35 とすれば[2] δmax/W = α*a^2/D = 0.874×10^-6(E = 7.1 GPa の場合)~4.11×10^-6(E = 1.51 GPa の場合) 10kgを載せたとき、W = 10*9.80 = 98 [N] なので、たわみは 0.086 mm ~ 0.4 mm 【四辺単純支持でのたわみ係数】 書籍[1]の p.143 に四辺単純支持でのたわみ係数が出ていました。四辺が固定されているときより2倍程度の値になっていますので、たわみ量も約2倍です。 b/a = 1 → α = 0.01160 b/a = 1.2 → α = 0.01353 b/a = 1.4 → α = 0.01484 b/a = 1.6 → α = 0.01570 b/a = 1.8 → α = 0.01620 b/a = 2 → α = 0.01651 b/a = ∞ → α = 0.01695 【公式3-14の係数α12について】 公式 3-14 の係数 α12 は、δmax = α12*W*a^2/( E * t^3 ) の係数で、式(1)の係数 α とは次の関係にあります。 α12 = 12*( 1 - ν^2 )*α ν = 0.35 として α12 に変換すると b/a = 1 → α12 = 0.00590 b/a = 1.2 → α12 = 0.00681 b/a = 1.4 → α12 = 0.00728 b/a = 1.6 → α12 = 0.00750 b/a = 1.8 → α12 = 0.00758 b/a = 2 → α12 = 0.00760 b/a = ∞ → α12 = 0.00763 ν = 0.30 として α12 に変換すると b/a = 1 → α12 = 0.00611 b/a = 1.2 → α12 = 0.00707 b/a = 1.4 → α12 = 0.00755 b/a = 1.6 → α12 = 0.00776 b/a = 1.8 → α12 = 0.00786 b/a = 2 → α12 = 0.00788 b/a = ∞ → α12 = 0.00792 となります。住友化学の α12 のグラフ( b/a = 3 で 0.06 になっている曲線)は、ν = 0.3 としたときの値と思われます。 [1] 【四辺が固定された板の中央に荷重をかけたときのたわみ係数】 b/a に対する α の値は以下の本に数表として出ていたものです。本には計算式(無限級数)も出ているのですが、私の計算結果と数値が合わなかったので数表の値を採用しました。 S.P.Timoshenko, S.Woinowsky-Krieger, "Theory of Plates and Shells", McGraw-Hill, p. 204. [2] 【ABS樹脂のヤング率・ポアソン比】 ヤング率  耐衝撃用  2.06-3.09 [GPa]                http://www.naoe.t.u-tokyo.ac.jp/member/tecnet/qa/qa-61.html '       耐高衝突性 154~232 [kgf/mm^2] = 1.51-2.28 [GPa] http://cgi.www5a.biglobe.ne.jp/~uchimura/cgi-bin/uconv-j.st.cgi '       耐熱性    225~281 [kgf/mm^2] = 2.21-2.76 [GPa] http://cgi.www5a.biglobe.ne.jp/~uchimura/cgi-bin/uconv-j.st.cgi '       GF充てん   415~724 [kgf/mm^2] = 4.07-7.10 [GPa] http://cgi.www5a.biglobe.ne.jp/~uchimura/cgi-bin/uconv-j.st.cgi ポアソン比 0.32~0.35 http://www.naoe.t.u-tokyo.ac.jp/member/tecnet/qa/qa-504.html '       0.35     http://www.naoe.t.u-tokyo.ac.jp/member/tecnet/qa/qa-91.html

komakomachi
質問者

お礼

おお~~!!こんなに詳しく教えていただきましてありがとうございます!!たくさんの労力と貴重なお時間を割いて教えていただきまして、本当にありがとうございます(><) D = E*t^3/{ 12*( 1 - ν^2) } [N・m = Pa・m^3] ってことは、公式3-14より10倍ほど変わってきますね(><) ちょっと計算してみたんですけど。。。 >ABS樹脂のヤング率を、E = 1.51×10^9 ~ 7.1×10^9 [Pa] 、ポアソン比を ν = 0.35 とすれば[2] >δmax/W = α*a^2/D = 0.874×10^-6(E = 7.1 GPa の場合) のところで、8.74×10^-6(E = 7.1 GPa の場合)となってしまいました(;;) なので10kg荷重すると0.86mmと10倍違ってきちゃったのですが(@@) 私はどこを計算間違えちゃったんだろう(涙) 今日はちょっと帰ってくるの遅くてゆっくり見れなかったので、明日ゆっくり見たいと思います☆ もう一度計算しなおしてみます! あと、 >住友化学の α12 のグラフ( b/a = 3 で 0.06 になっている曲線)は、ν = 0.3 としたときの値と思われます ってすごく感動しました!! 私もこうゆうエンジニアを目指したい!!

komakomachi
質問者

補足

>a = 47×10^-3 [m]、b = 83×10^-3 [m] のとき b/a = 1.766 なので α = 0.072 となります。 とあるところα = 0.0072ですね! これでちゃんと計算できました!!! ありがとございます☆

その他の回答 (7)

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.8

>とあるところα = 0.0072ですね! そうです。間違えました。

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.6

>一応日曜大工レベルですが、機械科出身なもので・・ 私は電子工学科だったので材料力学は全く習っていませんでした。会社でマイクロマシンをやるようになって勉強しました。 >そうゆう本はやっぱり万単位でしょうね 機械科出身ならご存知でしょうが、有名なティモシェンコさんの本です。表紙がペラペラのペーパーバックなので4000円くらいだったと思います(会社で買ったのでなく身銭を切りました)。

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.5

>箱のサイズは 了解しました。 >大学の材料力学では、はりのたわみしかのっていない 材料力学をご存知ということは、単なる日曜大工の質問ではないようですね。会社にある本は板の2次元曲げや球体・箱構造のたわみの式がFourier級数(解析解)で出ているものです。

komakomachi
質問者

お礼

>材料力学をご存知ということは、単なる日曜大工の質問ではないようですね。 一応日曜大工レベルですが、機械科出身なもので・・ 何も考えずに作ったら思ったよりも簡単に箱が壊れちゃったんです(><) 会社ってすごいですね!! そうゆう本はやっぱり万単位でしょうね(汗) うう~~すばらしい会社だ!! よろしくお願いします☆

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.4

ANo.2です。 no009さんのコメントは正しいです。箱の側面がある程度膨らみますので、実際には四辺固定と四辺支持の間の値になると思います。 それを考慮して、四辺固定と四辺支持の場合の係数の厳密な値を月曜にお届けしますのでお待ちください。式が出ている本(英語)には箱のたわみの式も出ているかもしれないので、できれば箱のサイズを教えてもらえないでしょうか?箱は完全に閉じているか、フタ状になっている部分があるのかも含めて。

komakomachi
質問者

補足

箱のサイズは 縦89×横53×高さ28mm 各面の厚さは3mmです。 なので、 実際に集中荷重をかけるところは、 83×47mmの面です。 箱は、ボルト等で完全に閉じる予定です。 箱のたわみの式まで載っている本ってすごいですね!大学の材料力学では、はりのたわみしかのっていないので、てんぱっていました(><) よろしくお願いしますm(__)m

  • no009
  • ベストアンサー率40% (109/269)
回答No.3

>長方形のプラスチックの箱の真ん中を集中荷重かけてどれだけたわむのか計算をしたいのですが、これは4辺固定で大丈夫でしょうか? 四辺固定だと答えが小さめに出るでしょう。近似値は四辺固定と四辺支持の中間くらいの値になると思います。四辺の固定の程度によって変わってきます。 固定で解くと、部材の固定部分が固定部付近の部材が回転しませんので、たわみは小さくなります。 支持で解くと、部材は固定部分?で部材そののもが回転しますので、たわみは大きくなります。 弁当箱の蓋のような場合、蓋の真ん中を押すと、周辺のかかりの部分が上に跳ね上がるのがイメージできますか?かかりと蓋の部分の交点が回転していることを意味しています。この回転の量が固定より大きく、支持より小さいため、たわみ量に影響してきます。 (絵を描くと分かりやすいですが、言葉だけで表現するのは難しいです。) >このときにたわみ係数っていうのがグラフにあるのですが、材料によってかわってきますよね 係数には単位はありません。無次元です。材料によって変わるのはE:ヤング係数です。 >b/a=1.76の場合のがわかるかたいらっしゃいましたら値を教えてください。 α12とb/a=1.76の交点を求めればよいのは分かりますが、文字がつぶれてどの曲線がα12なのか、判別できません。 ABS樹脂のヤング係数に関しても知識を持っていません。

komakomachi
質問者

お礼

イメージできます!確かにそうですよね。支持での計算もやってみます! 係数についても説明していただきましてありがとうございます! よくわかりました!

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.2

komakomachi さんの参考URLを見ると、b/a = 1.76の場合 α12 = 0.078ですね?(解像度が悪くてよく見えないのですが)。 だとしたら、たわみδ[m] は δ= 0.078*W*a^2/( E*t^3 ) となります。W は荷重 [N]、 a は長いほうの辺の長さ [m]、t はABS樹脂の厚さ [m]、E はABS樹脂のヤング率 [Pa] です。この回答の参考URLによると、ABS樹脂のヤング率は E = 2.65×10^9 [Pa] ですので、これで計算できるはずです。 四辺固定で集中荷重を受ける板のたわみについての正確な式が書かれている書籍を持っているのですが、会社にあって手元にないので、月曜夜まで待っていただければ、α12 = 0.078 が正しいかどうか、ちゃんと調べてみます。

参考URL:
http://www.geocities.jp/mo_ya_ne/material.html
komakomachi
質問者

お礼

詳しく調べていただいてありがとうございますm(__)m 解像度が低くてほんとうにわかりづらいですが、できれば一番上の(おそらくそれはα11だと思いますが・・・)それじゃないことを祈っています。じゃないと値が・・・ 差し支えなければ調べていただきたいです(><) よろしくお願いしますm(__)m

  • river1
  • ベストアンサー率46% (1254/2672)
回答No.1

はじめまして! 一体化の箱ですので四辺固定として計算しましょう。 撓み量は、材質が変わるとヤング係数が変わります。 上版にあたる断面二次モーメントを計算単位合わせて計算しましょう。 b/aは、長辺と短辺の比率です。 ご参考まで

関連するQ&A

  • 撓み、4辺固定、中心集中荷重の計算

    お世話様です。 1点教えて下さい。 材力の撓みの計算で、4辺固定・中心集中荷重の 計算のみネット上で探し出せません。 どなたか教えていただけませんか? また、簡易計算できてしまうHPなどもありましたら お願いします。 というか4辺固定集中荷重に関わらず、 撓み全般についてのHP等ご存知でしたら、 ご教授願います。 【例】 縦300mm、横400mm、高さ50mmの箱物の に10kgfの1点集中荷重をかけると何mm撓むか? (300×400の面の中心に荷重) 材質:SPCC 板厚:1mm

  • たわみ量の計算

     たわみ量の計算で困っております。 どなたか教えて下さい。 1、 SUS304  350mm×70mm×板厚2mm 長方形板、4辺固定、等分布荷重0.2Mpaを   かけた時のたわみ量を教えて下さい。 2、 SUS304 630mm×350mm 長方形板、4辺固定、等分布荷重0.2Mpaをかけた時に   1よりたわみ量を少なくするにわ板厚を何mm以上にすればよろしいですか   計算方法、御回答をお願いします。

  • 4辺支持で集中荷重

    曲げ応力とたわみを計算したいので、色々と調べましたが公式がわかりません 材質SS400 サイズ:800mmX500mm 中央部に150kgfの荷重 板厚4.5mm このプレートは4辺を受けています 等分布荷重の公式は見かけるのですが、集中荷重が不明です また自重の考慮したいのですが、その際は、どうなりますか? 初心者で申し訳ありませんが、どなたか助けてください

  • 樹脂の荷重たわみ温度について

    荷重たわみ温度について PC樹脂とABS樹脂の混合系において、 ABS樹脂を重量比率で10、20・・・・90%と変えた場合、加成性が成立しますか?あるいは何か理論式がありますか?

  • ABSとPPのたわみ係数

    一般的なABSとPP樹脂のたわみ係数について教えて下さい。 樹脂性の直方体に内圧がかかるときの側面部の最大たわみを求め、変形量を比較したいのですが、たわみを計算する公式内にでてくるたわみ係数αがわかりません。 等分布荷重を受ける4辺単純支持(固定)矩形板で調べましたが見つかりませんでした。 α=b/a=1.94です。 ABSとPPのたわみ係数の表やグラフをご存知の方いらっしゃいましたら、ご教授お願いします。

  • 板材に集中荷重がかかる場合の撓み

    板材に集中荷重がかかる場合の撓み 先ほどさせていただいた質問の続きです。 横50センチメートル、縦40センチメートル、厚さ未定、四隅の穴は固定用。 添付した画像のようなアルミの板材を考えております。 この板材の中心に集中荷重2500Nがかかる場合、中心の撓みと板厚の関係式はどのように表せるでしょうか。 ご回答お待ちしております。

  • たわみの計算

    たわみの計算です。 外直径600mm 内直径200mm 厚さ20mm ステンレス製 の中空円盤があります。 中央固定として、外周に集中荷重20kNが掛かった時のたわみ量を計算しておりますが、上手く出来ません。 どなたか、ご教授願いた いのですが宜しくお願い致します。

  • たわみ計算(ステンレス平板)について

    どなたか教えてください。 ステンレス鋼(SUS304、平板、0.4mm厚)で4辺支持・等分布荷重の場合の最大たわみを計算する式は ωmax=α×P×a^4/E×t^3 ωmax:最大たわみ α:たわみ係数 P:分布荷重 a:平板長辺 E:材質の係数? t:厚み でよろしいでしょうか? その場合、たわみ係数αと材質の係数Eが分からない為、進まなくなってしまいました。 当方たわみ計算をするのがはじめでなので色々と文献を探してみたのですがどなたか御存知の方は教えて頂きたいので宜しくお願いします。

  • 梁のたわみ量計算(両端固定・等荷重)

    基本的な内容で恐縮ですが、どなたか専門家の方教えてください。 梁の計算(両端固定・等荷重)でたわみ量の計算を教科書通りに行っていますが 単位についてどうしても理解できません たわみ量δ=(5*w*L^4)/(384*E*I) という公式があり、其々のパラメータは 荷重w=▲N/mm^2 長さL=○mm ヤング係数E=●N/mm^2 断面二次モーメントI:■mm^4(=bh^3/12) となりますが、これだとたわみ量の単位は無し、すなわち無次元数 となってしまいます。 たわみ量の単位はmmとなるはずですが、どこが間違っているのでしょうか。

  • トーションバーの荷重計算

    トージョンバーの荷重計算について教えてください。 線材を3次元的に2箇所L型に曲げたトーションバーについて(形状が想像つくでしょうか?),3辺をそれぞれA,B,Cとし,そのうちのA,Cをウデ部,Bをねじり部とすると,ウデ部の1方(C部)を固定しもう1方のウデ部(A部)の先端に荷重を加えた場合を考えます。 A部の先端(荷重を加えた点)に,固定したC部とのねじり角度が80度になるように荷重を加えるとその力はいくらになるのでしょうか? 部材;φ4の線材 縦弾性係数;206000MPa 横弾性係数;78500MPa 部材Aの長さ120mm 部材Bの長さ300mm 部材Aのたわみが無いと考えると部材Bに加わるねじりモーメント(トルク)は計算できますので荷重も計算できますが,部材Aのたわみを考えるとどのように計算するのか分かりません。 どなたか教えてください。よろしくお願いします。