わかりません・・・

質問

ある問題集に

ファージのＤＮＡは約２，２×１０^５個の塩基対によりなる。
平均的な大きさのタンパク質が４００のアミノ酸からなるとすると、ファージは最大何個の遺伝子を持ち得るか？小数第一位を四捨五入して求めよ。

という問題がありました。
答えを見て見たら、１８３となっていました。
答えから考えると
アミノ酸の数が２，２×１０^５÷３
それを４００で割る、つまりタンパク質の数を求めると１８３になります。
しかしどうしてタンパク質の数が遺伝子の個数なのでしょうか？

回答No.3

Fiorina

遺伝子のコード領域は重なっていてもフレームが違えば
独立した遺伝子として存在し得るので、
＞最大何個の遺伝子を持ち得るか、
という問題なので答として183は誤答と言えるかもしれませんね。
実際、ウィルス等では遺伝子が重なって存在することがあります。
なお、高等動物ではsiRNAなどのようにタンパク質をコードしない遺伝子も知られています。

回答No.2

greenhouseeffect

基本的に、遺伝情報を持つＤＮＡからタンパク質（ポリペプチド）しか作られないからです。

厳密には、ＤＮＡからｍＲＮＡがつくられ、ｍＲＮＡがリボソームで翻訳されてタンパク質が合成されますね。タンパク質以外の物質は、すべて酵素の触媒反応によって作られており、遺伝子が直接関わっていません。だから、たとえば黄色い花があったとすると、その花は「黄色い色素を作る遺伝子」を持っているのではなく、「黄色い色素を合成するための酵素を作る遺伝子」を持っているのです。（ちなみに、酵素がタンパク質でできていることは説明しなくていいですよね。）

だから、遺伝子はタンパク質しか合成できない。だから、タンパク質の数が遺伝子の数になりうるわけです。

ちなみに、

＞アミノ酸の数が２，２×１０^５÷３

の計算に疑問を持たれていないようなので、トリプレットについても説明は不要なのでしょう。私だったら、平均的なタンパク質のアミノ酸数が平均４００なら、それに必要な遺伝子の塩基数が３倍の１２００だな。全体の塩基数が２２００００だから、１２００で割って１８３種類のタンパク質が作れるぞ。と計算します。特に計算方法が違うというわけではないですが…。

蛇足かもしれませんが、ウィルスではなく生物の場合、遺伝子はｍＲＮＡだけでなく、ｔＲＮＡやｒＲＮＡも作っています。だから、この問題ほど単純に遺伝子数を計算することはできません。また、原核生物であればスプライシングをしませんが、真核生物の場合はスプライシングを行いますので、エキソンの組み合わせ次第で数多くの種類のポリペプチドを作ることができます。提示された問題はウィルスならではの問題ですね。

回答No.1

biode5

それは多分、遺伝子の発現とは主にタンパクの生成であるからだと思います。
平均的な大きさのタンパクとあるので、全て均等なんでしょう。