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過マンガン酸カリウムについて
酸化還元法で過マンガン酸カリウム溶液のファクターの測定をしているのですが、 教科書の注意のところで、 「過マンガン酸カリウム溶液は、一分間に10~15ml以上早く加えてはならない」 とありました。なぜなんでしょうか? また、この実験で私たちの班は、滴定で、いくら過マンガン酸カリウム溶液を加えても微紅色になりませんでした。ずっと、無色のままなんです。 なぜならなかったのか、どなたか、わかる方がいれば教えてください。
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>酸化還元法で過マンガン酸カリウム溶液のファクターの測定をしているのですが 一次標準試薬はシュウ酸ナトリウムでしょうか? そのとき主反応の反応式は次の様になります。 5Na2C2O4 + 2KMnO4 + 8H2SO4 -> 2MnSO4 + K2SO4 + 5Na2SO4 + 10CO2 + 8H2O >過マンガン酸カリウム溶液は、一分間に10~15ml以上早く加えてはならない 上記の主反応は反応速度が小さいので通常は60℃以上に加温して滴定しますが、 それでも滴下に反応が追随できないことがあるので慎重な操作が要求されます。 >いくら過マンガン酸カリウム溶液を加えても微紅色になりませんでした 滴定温度が高過ぎると過マンガン酸カリウムが分解されます。 この副反応の反応式は次の様になります。 3MnSO4 + KMnO4 + 2H2O -> K2SO4 + 2H2SO4 + 5MnO2 2MnO2 + H2SO4 -> 2MnSO4 + 2H2O + O2 気を付けましょう。
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- rei00
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> 教科書の注意のところで、 >「過マンガン酸カリウム溶液は、一分間に10~15ml以上 > 早く加えてはならない」とありました。なぜなんでしょうか? 1分間に 10 ~ 15 mL がどれくらいの速度か考えてみられましたか。1分間に 10 mL というと,6秒で 1 mL のスピードです。かなり速いですね。 さて,実際の滴定実験を考えて下さい。滴定に要した過マンガン酸カリウムの量はコックを開いてから閉じるまでに落ちた量で求めます。 コックを閉じる時点は,反応の終了時点(過マンガン酸カリウムの色が残った時点)です。つまり,滴下速度が速いと,「あっ,反応終了」と思ってから「コックを閉じる」までの間に多量の過マンガン酸カリウムが滴下され,測定値が正確ではなくなります。 ですので,ゆっくりと加える必要があるのです(特に,終点付近では)。これを判りやすくするために『一分間に10~15ml以上早く加えてはならない』と書かれているのです。 > ずっと、無色のままなんです。なぜならなかったのか、 > どなたか、わかる方がいれば教えてください。 推測だけならいくらでも出来ますが,実験の状況が判らなければ回答のしようがありません。もう一度自分達の実験操作を良く考えて,他の班の人たちの操作と比べてみて下さい。何処か違うところは無いですか? 実験は,教科書通りに行って教科書の内容を確認する事も大事ですが,その操作について,出た結果について,色々と考え,調べ,自分なりの説明を加える事も重要です。その過程で,教科書で見ただけの知識が自分の知識として定着されるわけですから。 ガンバってね!!
お礼
回答ありがとうございます。とてもわかりやすくてなんか意欲が出てきました。 感謝っです。
TOPページで「過マンガン酸カリウム」と入れて検索するといくつかHitしますので参考にしてください。 これらの回答をもとに少し調べたり、考えてみては如何でしょうか・・・? それでモ不明の点は補足お願いします。
お礼
ありがとうございます。参考にしてみます(^ー^)
お礼
回答ありがとうございます。そうです、一次標準試薬はシュウ酸ナトリウムでした。それと滴定温度ですがそういえばかなり高温でしていたような気がします。しばらくたっても、なかなか温度が落ちなかったような…(^^;)化学のなかではかなり初歩的な質問だったと思うのですが皆さん丁寧に回答くださって感謝です! 参考にさせていただこうと思います。