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社会保険労務士の勉強法を教えてください。
最近、独学で社労士の勉強を始めた社会人です。 最初にして最大の山と言われる労働基準法で早速つまづいてしまいました。 労基法は、私が持っている資格のビジネス実務法務検定の試験範囲でもあり、つまりテキスト(基本書)に書いてあることはおおよそ分かるのです。 しかし、いざ問題となると全く解けません…。 ここで質問なのですが、「全体像を把握するのが大事だから、とりあえずどんどん先に進む(インプット優先)」の勉強法と、「問題が全く解けない以上、腰を据えて労基法の勉強に集中する(アウトプット優先)」の勉強法、どちらの勉強法が良いのでしょうか。 過去に簿記の勉強をしたことがあり、そのときはインプット最優先で勉強したのですが、終盤になると(最初の頃の知識が曖昧なため)テキストの内容が分からなくなってきて、結局挫折した経緯を持っています。 このことから推測すると、ある程度アウトプットができるようになってから次に進んだほうが良いのかな、とは思っているのですが、問題集を見ると労基法に結構な分量が割かれていてどの程度まで解けるようになったら先に進んで良いのかが分かりません。 また、1科目である労基法に時間を使い過ぎると、最後の科目(社会保険に関する一般常識)までたどり着けるのか、不安です。 社労士の合格には半年強~1年はかかると言われているらしく、今から半年で合格を目指す私にとって、勉強法は重要な問題です。 どのように学習を進めて行ったら良いのか、アドバイスをお願い致します。
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通学で学習をすると、まずはインプットが中心になります。大体5月位までに労基・安衛・労災・雇用・徴収・健康保険・国民年金・厚生年金・労働一般・社会一般の順番で一通りとにかく叩き込みます。 そこからはひたすらアウトプットです。問題を解き続けて、暗記しきれていない箇所をどんどんつぶして行きます。 ご本人は意識していなくても、覚えられる箇所となかなか覚えられない苦手な箇所が出てくると思われますので、まずは一周回してみる方が早いと個人的に思います。枝葉に嵌り出すと合格は遠のきます。 労基法は最近では応用問題が多いので、一旦一般常識まで行った後でやり直すスタイルの方が無難でしょう。午前中か午後のどちらかでショックを受ける様な出題をされる科目ですので、あまり時間を取られるのは危険です。 特に難易度の上がってきている健保・厚生年金に時間をかけたい所なのでこの時期に労基法では追いつかなくなる可能性があります。 理解と得点力はイコールではありません。理解出来ているなら、後は一問一答の問題集をしながら得点傾向を掴んで下さい。 で、ギリギリの点数でも合格したもの勝ちなので、本当に間に合わないようなら過去問題の演習に切り替えるのも手です。 初学の方に有効かは微妙ですが、一通り流した後には過去問をひたすら解くのが点数を伸ばす手段になります。 難しい事なのは経験上分かっていて苦言を呈しますが、「読めば分かる」状態で問題と向き合うのはかえって足を取られます。 実は得点力が一番重要な試験です。だから毎年学生からも合格者が出てきます。何も知らない分、彼らのほうが得点力を身に付け易いのです。 この時期は並行して空き時間に一問一答をとにかく繰り返して、6月位からは5択を解く練習に切替て得点力を身につけましょう。 長文になってしまいましたが、本試験のプレッシャーに負けないようにメンタル面も鍛えながらどうぞ駆け抜けて下さいね。
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- xjaston
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非常に良い勉強の仕方があります。 それは、暗記カードや2色刷りのテキスト(テキストは条文のところのみやります)のチェックシートを使った条文の隠し読みです。これを、科目別に分けてとにかく出来るようになるまで、やり続けます。出来たところは飛ばします(一つの条文ごとに区切ってやっていき、一個でも間違えたらやりなおしの対象にします)。全部出来るようになったら、次の科目に行きます。これを繰り返せば、選択式対策の問題集は不要ですし、終わったら結構出来るようになっています。 それが終わったら、過去十年くらいの問題が収録されている○×問題集を使って、ひたすら解きまくります。9割以上できるようになるまで全問繰り返してください(判例通達や計算問題はこの時に身につけます)。このようにすれば、テキストを10回から20回読みなどという時間ばかり食うバカな学習法はしなくて済みますし、選択式問題集などというムダなものを買わなくても済みます。 そして、4月~8月期は市販本や予備校の模擬試験を受けまくり、絶えず自分の実力を確認していってください。これを行うことにより自分が過去問を解くことにより、ただ暗記しかしていないか、理解をしているかが分かると思います。過去問を解きすぎると暗記になってしまいますので、冷静な自己分析を行いながら、しっかりと実力を高めていってください。ご検討を祈ります。
お礼
勉強を始めて間もないですが、テキストを理解するだけではダメで、試験である以上、問題が解けるようにならなければいけない、そのためにはとにかく量をこなすことが肝心なのだろう、と痛感しています。 ご指摘の通り、試験勉強の後半期はたくさん問題を解いていこうと思います。 ご回答ありがとうございました。
- sr_box
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そうですね、5月までには出来れば厚生年金までは流しておくといいでしょう。自分は去年通学で合格した経験者ですが、複数回受験者ですので少しキツいペース配分で回答させて頂きました。 自身も実務経験は長かったので、全ての教科が読めば分かる状態でしたが、逆に点数が伸びず大変苦戦した末の経験談ですので多少でも参考になればいいと思います。 一般常識・徴収法・安衛法に関しては6月以降になってしまっても最悪何とかなります。単独出題ではないし、捻った出題をされないので丸暗記で対応出来ますので。 特に去年は労働一般は労働白書からの出題に集中しましたので、夏場のセミナーを受講するのが一番の対策だと思いますよ。 自分がギリギリで点数を伸ばせたのは、過去問題の反復演習でした。 合格した受験仲間内で評判が良かったのはID○の一問一答でしたね。もし余裕があれば購入して空き時間に何度も回すといいと思います。 誰もが苦労する厚生年金にかんしては、某サイトのひよこの一問一答がいいという噂でしたよ。 まだ労基法で苦労してらっしゃるとの事なので、もう少し進んでからまた回答を読み返して頂ければ幸いです。 時に息切れしてしまう事もあると思いますが、その都度気分転換をしながら勉強を進めるといいですよ。
お礼
スケジュールの点は、だいぶ見えてきたような気がします。 独学にしているのは経済的事情の点もあるので、セミナーを受けることは難しいですが、労働一般については問題集をしっかりこなしてきちんとアウトプットできるように頑張ります。 また、具体的な教材をご紹介いただきありがとうございます。 早速書店で探してみます。 二度にわたってのご回答ありがとうございました。
- sakuji
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3年前の社会保険労務士試験を受けた者です。 社労士試験でインプット、アウトプットという場合、テキスト中心の学習を「インプット」、問題集中心を「アウトプット」と呼ぶことが多いようです。 それはともかく、社労士試験は出題範囲が広いですから、とりあえず4月連休くらいまでは、基本書の各科目を通読して単元ごとに過去問題集で理解確認を済ませ、予想問題集が発売になる5月頃から予想問題や法改正、模擬試験などに移っていくのが一般的だと思います。 特に最初のうちは各科目の細目は理解できなくても横断的に読み進んでいくことで、2回目3回目に戻ってきたときに飛躍的に理解が進みます。基本的には全科目6割理解で受かる試験ですので、一つの科目を集中して得意になるよりは、全科目まんべんなく苦手を作らないようにしていくのがよいと思いますよ。
お礼
No.1の方の回答と合わせて整理すると、 ・4月末までにとりあえず全体像を把握する ・5月末までに問題集を使ってある程度理解しているレベルまで持っていく ・全科目をまんべんなく勉強することが肝心だから、最初につまづきかけたときはとりあえず先に進む ということでしょうね。 特に最後の一つは、「インプット重視かアウトプット重視か」という自分の一番の悩みへのヒントになっているので、大事だと思います。 ご回答ありがとうございました。
お礼
早目にインプットを済ませて、あとはとにかく問題をこなしてアウトプットを積むと言うことですね。 「いつまでにどれくらい」というイメージが掴めていなかったので、「5月までに一通り叩き込む」というのは参考になりました。 早速のご回答ありがとうございました。