- ベストアンサー
人の命は大切ですよね?
死刑制度関連の質問なのですが、私は「人の命は大切、ゆえに殺人犯は殺されても仕方ない」という事を時々考えます。 感覚的には矛盾していなく、しかしロジック的には読むほどに矛盾している気がしてきます。人権尊重を考えても、この犯人の人権を優先することで無実の人が生存権を脅かされる点から上記の結論に至ります。 自分の中では「消極的に人権を守る」のがこの犯人を生かすこと、「積極的に人権を守ること」がこの犯人を生かさないことのように思います。つまり”殺人犯であろうと人は殺せない”人が消極派、”人権のために殺される人もいる”と考えるのが積極派という事です。公共の福祉じゃないけど、生きていることで他人の権利と対立してしまう人…本当はいないのかもしれないけど、現実にはそれと同じと言える人はいる気がする。 そこで皆さんの意見をお聞かせ下さい。 ちなみに、 人の命を数で考えるつもりはありません。これから2人殺すだろう殺人犯が死ねば…という足し算引き算はしていません。それに、現実問題として殺人犯=また殺人をする とは限りませんが、明らかに再犯しそうな人間、常軌を逸したストーカーなどが逮捕後社会に戻って来たら・・・想像するだけで恐ろしい社会のような気がしてしまいます。なのでここで言う”殺人犯”は明らかに再犯をしそうな(するという未来が分かるわけでは無い)人です。 法律のことを聞いているのではありません。道徳について教えてください。 かなりむちゃくちゃな質問&質問文ですが、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
日本は昔、特定の条件がそろった場合、被害者遺族が加害者を殺害できる「仇討ち」制度がありました。 ちなみに仇討ちにもちゃんと法律等があり、奉行所等の許可が必要だったそうですし、仇討ち成功率はそう高く無かったそうですが。 それを明治になり、仇討ちを禁止した替わりにお国が変わって仇討ちしましょうと言うのが日本の死刑制度だと思うんですね。 やはり、他人の命を殺めた場合自分の命でまかなうというのは当然だと思うし、人一人殺した程度では20年も刑務所にお勤めしていれば生きて釈放される(無期懲役ね)制度はちょっと問題だと思いますね。 最近その風潮が少し変わってきたのは良いことです。 あとは「少年」の殺人犯を死刑に出来れば上出来でしょうね。 どうしても人一人では死刑判決が出ないならアメリカ並みに「懲役100年」とか一生出てこれない懲役制度(コレだって恩赦等で出てくる可能性はOでは無い)が必要ですね。 逆に言うと「刑務所運営にも莫大な税金がかかります」ので、「殺人犯を国民の税金で生かしておく」理由がどこにあるのかなあって事ですね。 ま、刑務所つとめをおえて釈放された加害者が心底反省や後悔しても被害者は生きて帰ってきませんので、相当のえこひいきだとは思います。
その他の回答 (4)
- kyoutoukyo
- ベストアンサー率6% (97/1560)
理由無く人を苦しめて殺したのか、正当防衛や情状酌量の余地のある殺人かを見極めるために裁判があるんですよね。 理由無き殺人の場合、精神障害の有無にかかわらず私は死刑に値すると考えます。 それでも死刑とならずに社会復帰してくる人間もいますが、 その場合も一般的な安心・安定のある生活は臨めないものと考えています。 みんな少なからず不条理と闘って生きているんです。 その中で精神障害を治そうともせず最後の一線を超えてしまうような弱い人間ならばどちらにしても立ち直れないと思います。 また、執行側の問題ですが、死体を扱うのはなにも死刑執行人ばかりではありません。特別な扇情的解釈をしなくてもよいのではないでしょうか。 私は死刑制度存続を望みます。
お礼
回答ありがとうございます。 >死体を扱うのはなにも死刑執行人ばかりではありません。特別な扇情的解釈をしなくてもよいのではないでしょうか。 なるほど。…と思いましたがno4さんのおっしゃることは「人を殺すのは死刑執行人だけ」という意味かな、と思いました。私が補足する事ではありませんが。 皆さんありがとうございました。ぼちぼち締め切ります。
現行の法律では、無期懲役でも模範囚であれば、『20~25年』で出獄できます(形式的には仮出所)。死刑囚の場合、無期懲役の罪人のように社会へ出るチャンスは基本的にありません(恩赦、特赦が無ければ)。 最近の世界的な流れで行くと、死刑廃止が一般的になってきました。それは、死刑を執行する人の感情や気持ちを考慮しての事です。死刑囚をし刑すると言う事は、必ず、誰かが死刑囚を殺す事になります。その誰かになりたい人は、普通居ないですよね。 人が人を殺す事がしてはだめなら、死刑囚を殺す事もいけなのではないか? と言うのが、世界の流れです。アメリカの場合、死刑を廃止した州もありますが、存続している州もあります。 また、日本とアメリカの無期懲役の考え方も違います。日本では社会に戻れるチャンスもありますが、アメリカではほとんどありません。 また、日本では複数の犯罪を犯した場合、一番重い犯罪について裁判をします。軽微な犯罪については、裁判にかけません。アメリカの死刑を廃止した州では、全ての犯罪について審議をし、その罪の懲役年数を足し算をするので、懲役200年と言うようになります。 私個人の意見として、人が人を殺す事は絶対にいけない事だと思っています。従って、死刑囚を殺害することは死刑執行人への精神的な負担なども考え、廃止すべきだと思います。サダム・フセインの死刑執行直前の様子がテレビで放送されましたが、嫌な感情しか残りませんでした。 人それぞれの価値観や道徳観があるので、なかなか答えは出ないと思いますが、犯罪を死を持って償わせると言う事は私個人の道徳には反します。死刑を廃止し、出獄が出来ない無期懲役刑が一番良いと思います。 法律について、色々書いたのは、現状に対してどう思うかということを良く知ってもらいたかったので書きました。 参考になれば、幸いです。
お礼
ふむふむ・・・凄く興味深く読ませていただきました。死刑執行人の人権についてはたまに議論を聞いた事がありましたが、かなり真剣に考えられているんですね。回答ありがとうございました。
- kavceus
- ベストアンサー率0% (0/5)
人の命は大切ですが、人は命を天秤にかけて生きています。 大切な人を守るという心があるので、大切な人と知らない人では重さが違うのが一般的な現実であり、それが道徳です。 死刑制度の有無と無実の人が生存権を脅かされるというのはあまり関係がありません。 極刑が死刑でないなら終身刑(仮出獄の可能性なしの禁固刑)になるからです(アメリカで言えば禁固300年とか)。 死刑はその国の倫理観に基づいています。あなたの親や恋人が惨殺されたとき、犯人に死をもって償ってほしいか、一生をかけて償ってほしいか、という選択です。 法律は基本的にその国の多数派の意見が反映され続けます。 現在の日本では、犯人を殺したい、もしくは死をもって償うべきだ、という人が半数を超えているということです。そうでない国もあります。 どちらが悪いわけではなく、文化です。 文化と道徳は似ています。どちらも時代によってどんどん変わっていくものです。 日本では死刑制度はなくならないと思います。仇討ちや敵討ちのように、誰かを殺されたら殺し返すのを美化する傾向があるので。直接はできないから司法に頼み、犯人に切腹を科すわけです。犯人の死にむなしさは残るけど、一つの決着が付くことで遺族、国民が一息つける、といったところでしょうか。日本人が、目には目ををやめ、やられたらやり返すをやめ、TVは年末の忠臣蔵ドラマを廃止するようになれば死刑がなくなる国になるかもしれませんね(笑)個人的にはそれが理想です。刑務所で死ぬまで社会活動をすることで社会に貢献、自分にかかる税金も自分で払うようなシステムをつくるのがいいですね。問題は他にもあるけど、長文苦手なのでこのへんで。
お礼
>死刑制度の有無と無実の人が生存権を脅かされるというのはあまり関係がありません。 確かに・・・。文化と道徳が似ているというのも分かる気がします。 まぁ、だから一緒としても大変ですが…そこは難しいですね。
- PEIKD7463C
- ベストアンサー率25% (262/1021)
「人を殺してはいけない」は子供に対する教えです。 「酒やタバコを吸ってはいけない」「Hな本やDVDを見てはいけない」「パチンコ屋に入ってはいけない」などと同じです。 これらは大人になったら解禁されます。 もちろん、大人になったら殺人が解禁されるという意味ではなく「やったことには責任を」というのが社会だと思います。 「人の命を奪ったからには自分の命で償う」という事です。 裁判では「1人しか殺してないから死刑は重すぎる」というのがありますが、明らかに間違いです。 罪のない人が残酷な殺され方をしたのに死刑囚が殺される方法は極めて優しいものです。 どう考えても死刑は軽すぎる刑だと思います。 複数の人間を惨殺した悪党でも死刑の方法は同じです。 これでは死刑になったからと罪が償えたとは考えられません。 死刑制度は甘すぎます。 人を苦しめて殺した奴には、それ以上に苦しんで死ぬ責任があると思います。 ルールを守っていたら罰せられないわけですから、破った人間全てを死刑にしても問題はないはずです。 飲酒運転やスピード違反のような悪質な罪はもちろん、万引きや痴漢をした犯人を命で償わせても重くないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。どれくらいが罰として適当かという点について方っていただいたようですが、分かりやすかったです。
お礼
回答ありがとうございます。 >刑務所つとめをおえて釈放された加害者が心底反省や後悔しても被害者は生きて帰ってきません こういう考え方もあったのですね、参考になりました。