書類送検と逮捕の違い

質問

書類送検というのは逮捕せずに送検するというのですが、実際には、カッターを突きつけた脅迫のような軽微な犯罪に対して行われるのでしょうか？

回答No.1

been · ベストアンサー

逮捕とは、容疑者が逃亡や証拠隠滅を図るおそれがある場合に行う例外的な強制措置であり、罪の軽重と直結するものではありません。
しかし、常識的には、重大な犯罪 ＝ 重い刑罰 ≒ 逃亡・隠滅の可能性大、ということになるので、重大な犯罪の場合は、逃亡や証拠隠滅の恐れがないことを示す根拠がない限り、容疑者は逮捕されることになるでしょう。
結局、書類送検は軽い犯罪に対してとられる措置ということになります。

回答No.6

noname#61929

#5です。

細かい点ですが、一つ記述に初歩的な誤りがあるので訂正をしておきます。

>まず、逮捕して釈放していない（逮捕の状態でも逮捕に続く勾留の状態でも
構いません）場合は、「書類送検しません」。

と述べましたが、

まず、逮捕して釈放していない場合は、「書類送検しません」。

と訂正します。つまり、「勾留」を削ります。なぜなら、「勾留は検察官が請
求するものなので勾留中ということは既に送検しているということであるから
勾留の状態で勾留理由となった事件について書類送検に限らずあらゆる送検は
あるわけがないから」です。

回答No.5

noname#61929

二点補足しておきます。

まず、逮捕して釈放していない（逮捕の状態でも逮捕に続く勾留の状態でも
構いません）場合は、「書類送検しません」。身柄を拘束している場合は、身
柄付き送検を行いますが、この場合は、法律上、不要なので書類送検はしませ
ん（他にも、微罪処分などもあります）。つまり、「どんな事件でも書類送検
はあります」というのは誤りです。

第二に、逆に、逮捕した場合でも書類送検になることはありえます。すなわ
ち、逮捕したが、釈放し、その後に検察官送致になる場合は、既に身柄を拘束
していないので身柄付き送検はできず、送検するときは、書類送検になりま
す。

＃ちなみに現行犯逮捕と緊急逮捕は別のものです。また「拘留」は刑罰で「勾
留」とは違います。

なお、逮捕と送検の話は、
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2544299.html
で比較的詳しく述べておきましたので宜しければご参考に。

回答No.4

kbfd33

カッタナイフを突きつけて相手を脅迫したののなら現行犯なら緊急逮捕、被害者の被害届受理により捜査をされて容疑が固まれば逮捕状にもとずいて逮捕され拘留期限一杯まで身柄を拘束されたのちに身柄つきの送検となって起訴または不起訴処分となります。書類送検は逮捕要件を満たさないまたは逮捕拘留の必要性が乏しい犯罪事実について検察庁へ身柄拘束なしで送検するものでその後に起訴または不起訴または処分保留の手続きが実行されます。

回答No.3

akira-45

どんな事件でも書類送検はあります。
カッターを突き付けた脅迫は軽微ではないですよ！りっぱな脅迫罪で逮捕されます。検察庁に書類送検され、刑事裁判が行われ、懲役刑が下されるでしょう。

回答No.2

nyoihouju

書類送検というのは
逮捕の必要がない場合に行われます。

逮捕は、現行犯の場合を除き
単に犯罪を犯したというだけではなく
逃亡のおそれや、証拠隠滅などのおそれがある場合に限り認められるものです。

それらのおそれが無く、逮捕するまでの必要性がない場合に
書類送検ということが行われます。

軽微な事件でも
犯人が定まった住所を持たない場合や
理由無く警察からの出頭要求に応じない場合には
逮捕することができます（刑事訴訟法199条１項）。