サイマル放送は正式な外来語としてはサイマルキャスト(SIMULCAST)でsimultaneous+Broadcastの合成語ですが、同時通訳のことではありません。サイマルテニアスは現在では同時進行を指し、現在では製造業等ではサイマルテニアスエンジニアリング(開発、製造の検討を同時に行うこと)等の色々な分野で用いられており、『サイマル』というとその業界業界で指すものがまるで違うのが現状です。
で、放送業界ですが、元来はラジオ、テレビの同時放送を指しました。年末の紅白歌合戦をNHKがラジオ、テレビで同時に流すような場合です。
現在はその大元の使い手のNHKがBSを持っていることから、地上波、BSで同じ番組を時間違いで流す場合もつかっています。