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四谷怪談に対する疑問

鶴屋南北の創作である有名な怪談についての質問です。 事実として主人公の民谷伊衛門と於岩さんは実在していたそうです。 於岩さんについては良妻賢母であって安寧な人生を送ったと言う事です。 この様な評価がある以上子供もいて普通の夫婦であっただろうと思われます。 これらが事実と言う前提での質問になります。 質問1:当時実在者と創作者の間で今で言うなら名誉毀損などのトラブルはなかったのでしょうか? 質問2:於岩さんが創作の様に悲惨な死を遂げていなかったのだとしたら都内にいくつかある「祟り」を鎮める神社や稲荷の存在理由は何なのか? と言う疑問です。

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noname#161749
noname#161749
回答No.2

前に読んだ本には、 鶴屋南北の四谷怪談が評判になった後に町役人かなんかが、 後付けで実在の人物として記録したとなってました、 四谷怪談の初演よりも記録された書物の方が後に書かれたものらしいで、 実在の人物であったという証拠は無いそうです、 神社や稲荷は地域起こしのようなものですし、 昔の芝居小屋は建て付けも悪く薄暗い中で、 大掛かりな仕掛け(戸板返しやお岩ちょうちんとか)を使う四谷怪談では必然的に事故が起こりやすく、 これを祟りに結び付けられたモノ(その方が話題になる)、 それと四谷怪談は武家社会を皮肉った内容の話で、 忠臣蔵とセットになったモノというのは理解されてますか? 武家社会の表(建前)を正面から扱ったのが忠臣蔵、 裏面(家や体面にこだわる姿)をパロディとしたのが四谷怪談。

kanden
質問者

お礼

町役人が実在人物と結びつけて記録したと言う説は初めて知りました。 ずいぶん悪意的ですね。 私の読んだ本にも忠臣蔵と結びつけていました。なるほど武家社会に対する皮肉ですか、了解しました。奥深いですね。 有難う御座いました。

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回答No.1

日本の神などの信仰は、それを信じる者がいれば 存在してしまう事になります。 山や川なども擬人化すれば その祈り(精神エネルギー?)が神格化して、独立した存在となってしまいます。 演劇などで演じられたら 自縛霊などが集まり易くなると(当時は)考え 「事故などは お岩さんの祟りだ」として宣伝にも使ったので、それが広まっています。

kanden
質問者

お礼

早いご回答有難うございました。 確かに神社や稲荷の実態と言うものはある様でないといえますね。 いや於岩さんと伊右衛門が実在し、なお怪談の様な事件(怨念のこもった)がなく良妻賢母で普通に暮らしたと言う話があったので、それなら 何故祟りを恐れる必要があるのか疑問に思っていました。 でもこの怪談は小さい時、人に恨みを買う様な事をすると怖い事になると心底恐れたので案外教育的な効果(特に最近のイジメ問題など)があるのかも知れませんね。

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