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知覚的ばいあつ

知覚的なバイアツってなんですか? 図と地の分化ってなんですか・

質問者が選んだベストアンサー

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  • starflora
  • ベストアンサー率61% (647/1050)
回答No.3

    先の方たちが言っているように、それは「知覚的バイアス」でしょう。「バイアス」というのは、英語で、bias と書くのですが、これは「斜め線」という意味と、もう一つ「心の傾向・先入観」というような意味があります。普通は、バイアスというと、「先入観」の意味で、日本語では使うようです。     「知覚的バイアス」というと、知覚の先入観だとなって、何かよく分からないのですが、これは、意識で何かを予想すると、その方向に知覚が歪んで感じられて来るなどに例をあげることができます。例えば、人気のない山のなかなどで、夜一人でいると、何か怖いなあ、幽霊でも出るのではないかなどと考えていると、風の音が、誰かの泣き声や叫び声に聞こえてぎょっとするとか、前のくらがりに、何か奇妙な姿勢で、人が立っているように見え、幽霊だろうか、などと思い怖くなったりする時、知覚的バイアスがかかった例だと言えます。     最初の風の音は、しばらくしてよく聞くと、風の音だと分かって、何だと思うのですが、最初に聞こえてきた時は、誰か女の人か幽霊が泣いているように聞こえたりするのです。また、何やら奇妙な姿勢で人が立っているのに見えるのは、怖いながらも近づいてよく見ると、ただの枯れ木だったりします。幽霊が出るのではないかなどと、心で思っていると、知覚にバイアスがかかって、風の音や枯れ木が、幽霊の声や姿に見えるのです。     知覚的バイアスというのは、大体こういうことです。     「地と図の分化」というのは、ドイツのクルト・レヴィンなどが研究した、ゲシュタルト心理学で主張されて有名になったもので、例えば、白い紙の上に、黒い塗りつぶした四角形を描くと、これは、「白い地」に、「黒い四角の図」があると見えるのです。けれども、白と黒の丁度同じ面積の四角形でできているタイル模様を考えると、これは、白い地に、黒のタイルの図が並んでいるのか、または黒い地に、白のタイルの図が並んでいるのか、どちらだろうかと思うのです。     タイルは普通、白い色だという「先入観」があると、ここで、知覚的バイアスがかかって、黒い地に、白いタイルがならんでいるように見えるのですが、よくこの模様を見ていると、ふと、タイルは黒もあるはずだと思うと、途端に、白い地に黒いタイルが並んでいるようにも見えて来るのです。これを、「図」と「地」の力関係での反転というのですが、知覚的バイアスが影響する訳です。     また、参考URLには、瓶の絵の画像があります。これは、瓶の絵だと思ってみていると、瓶の絵=図なのです。そして背景は、地になります。しかし、瓶の真ん中辺りの、くびれた部分に着目して見ていると、ふと、背景の黒い地が、図に変化することがあるのです。すると、驚いたことに、左右から瓶の白いすきまをあいだに、顔を合わせている二人の人物の顔が見えるのです。この絵を確かルービンシュタインの絵と言ったと思うのですが、これは、知覚的バイアスのかかりぐあいが分かる絵ですし、また、地と図の力関係も示しているのです。      白い瓶の絵だと思っていると、黒い背景は、ただの「地」なのです。けれども、黒い模様部分が「向き合った二人の顔」に見えてくると、白の地に、黒い顔の影絵が、向き合っている「図」に見えるのです。この絵は、見ていると、瓶に見えたり、向き合った顔に見えたり、交互に見え方が変わります。これが、「地と図の分化」です。また、こういう分化には、知覚的バイアスが関係していることが分かるでしょう。      エッシャーという人はオランダの画家で、こういう図と地が、交互に入れ替わるような絵をたくさん描いたことで有名な人です。色々なヴァリエーションの絵を描きました。     >参考URL:intropsych   >http://www.seibo.ac.jp/jidou/motoko/intropsych/   

参考URL:
http://www.seibo.ac.jp/jidou/motoko/intropsych/
itu
質問者

お礼

詳しい説明をしてもらったのに、御礼遅くなってすいません。心理学で、この分野先生がすきなので、よく分かりとても、楽しく聞けました

その他の回答 (2)

  • ykkw_2001
  • ベストアンサー率26% (267/1014)
回答No.2

私も「バイアス」だと思います。 とーとつな質問なので、漠然とした答えですが・・・ 知覚というのを、視覚を例にとって考えると、なにかを見るときすでに、心の準備をして見てしまうこと。これが「バイアスをかけて見る」と言うことです。 たとえば、国旗。 そこには、何らかのシンボル化されたものを見ようとします。「日の丸」や「勇気の赤、共和の緑」とかね。 図と地の分化というのは、上記の「絵」に対する場合を説明したもので、絵の中ほどのものを「図」つまり「描こうとする対象物」であり周りのものを「地」つまり「背景のもの」だと認識してしまうことをさします。 多分それが出てきた教科書には、エッシャーのだまし絵がかかれていると思います。それを見ると大体説明できるはずです。

itu
質問者

お礼

丁寧な説明ありがとうございました。えっシャーのだまし絵は有名な絵ですね。おそくなってすいません。よくわかりました。

  • jun95
  • ベストアンサー率26% (519/1946)
回答No.1

バイアツというのは、バイアスの間違いではないでしょうか。

itu
質問者

お礼

バイアスの間違いでした。遅くなってすいません。心理学楽しく」きいています。

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