絞って撮りたいのはどんなとき？

質問

一眼初心者で目下練習中です。背景をぼかした一眼ならではの写真が好きなので、広角でも望遠でも開放付近で撮るばっかりで、F8とか11とかに絞って撮ったことがありません。
絞ると手前も遠くも一様にピントが合ってしまって、テーマというかその写真の主旨みたいなものが定まりにくいので、ついつい背景をぼかす撮り方ばかりしてしまいます。クローズアップする撮り方ばかりなんですね。

しかし写真関連のブログやサイトを見ると「絞り込んで撮るといい感じになる」とか「もう少し絞って撮ればよかった」のような記述も見られ、絞ることも写真の世界では魅力のひとつであることがわかりました。でもそれが具体的にどういう魅力なのかよくわかりません。風景写真などで遠くのほうまではっきりピントを合わせたいときもありますが、それ以外にも“絞る”ことの有用性を知ると、もっと写真の楽しみ方が広がると思います。
分かりやすく教えていただけますでしょうか。

回答No.4

khngrncr · ベストアンサー

カメラ雑誌で見たことがありますが、絞り開放から１・２段絞る、或いは最小絞りから１・２段開ける、というのが一番画質がいいというのはあるようです。
前述の通り、風景を広角レンズで撮影するときに、全体にピントが合うようにするために絞って撮影する、というのは良くあります。逆に望遠レンズでは絞り込んで撮影することはあまり無いかもしれません。

一つだけ面白いのは、夜景を撮影するときに最小絞りまで絞り込むと、街灯などの「点光源」はそのレンズの絞り羽根の数の分、光の筋が出て写る、ということです。クロスフィルタを使ったようになります。ぜひお試しください。

お礼

>夜景を撮影するときに最小絞りまで絞り込むと、街灯などの「点光源」はそのレンズの絞り羽根の数の分、光の筋が出て写る

これはすごいですね！こういう回答を待っていました。ありがとうございます！
さっそく今から試してみます。

回答No.8

foobar

やっぱり被写界深度や背景のボケ具合をコントロールしたいときですね。
接写するときや花畑みたいなのを望遠で水平気味に撮ってにぎやかな感じにしたいときはそれなりに絞ります。（といっても、F16くらいまでかな）

お礼

そうですね。やはり被写界深度を深くしたいときって風景ぐらいですね・・・
風景写真って僕はなぜかあまり撮らないんですよね。なんでか分からないんですが。

回答No.7

wai2010

＞絞って撮りたいのはどういう時か？

昔、ＡＦのなかった銀塩時代に、あらかじめ絞っておいて被写界深度が深くなるよう、設定しておいて、とっさにピントを合わせずに撮影できるよう「パンフォーカス」というテクニックがありました。
（ＡＦが当たり前になった現在、失われたテクニックですね。）

　一般にレンズは１～２段絞った方が描写力がいいと言われています。
私、F2.8 大口径標準ズームを愛用していたときに、よくやったテクニックです。微妙なピントの甘さを防ぐこともできます。

　また、絞って撮ると全体にピントが合ったシャープな写真になりますので、日常の街の風景（都会の喧騒）なんかを撮るときに使った手です。（人の眼ではなく、やや機械的な眼で見たような印象を受けます。）

お礼

マニュアルの単焦点レンズをけっこう使うので、パンフォーカスでズボラ撮りすることもありますね（笑）
でも被写界深度を深くとりたいときはコンデジを使うほうが多いですね。

だいたい普段は開放から1～2段絞ったところで撮ってますが、べつにそのままでいいのですね。

回答No.6

seiz

ちなみに私は、メカ（レストアのほうです）から始まり
試写を重ねるうちに
写真のおもしろさに少し気が付いたぐらいのところを
さまよっています。（笑）

いまだ開放でよく撮っていますが、F5.6あたりが写真として
おもしろいのかな
なんて思う今日この頃です（笑）

お礼

レンズ分解の質問のほうではいろいろと教えていただきありがとうございました。
私は正直言うとカメラやレンズにはあまり興味が無く、写真という平面ビジュアルが興味の対象なので、露出やカメラの技術的なことはとんと疎いんですよね。
「こういうビジュアルが作りたいからカメラという機械を使う」ってかんじです。機材やセオリーやこだわりみたいなものは極端に言うとどうでもよくて、結果オーライのタイプです。いわゆるカメラマニアと対照的かもしれません。

回答No.5

noname#160718

１．絞り開放での描写が甘いレンズの場合

　安いレンズはたいてい絞り開放だとはっきり判るくらい甘い描写になります。なのでせめて１段は絞りたいです。
　Ｌレンズ(私はキヤノンなので)だと開放から非常にシャープな描写が得られますが、それでも絞れるのなら１段くらいは絞りますね。もちろん浅い被写界深度が欲しいときは、躊躇なく開放絞りで撮ります。

２．風景写真などでシャープ感が欲しいとき

　一度ブラケットのように、同一構図同一露出で絞りを開放からＦ１６くらいまで絞った写真を撮って見比べると判りますが、ほとんどのレンズはＦ８～Ｆ１１くらいの絞りのときに、そのレンズの最高の描写をします。
　なのでビシッとシャープな絵が欲しいときは、この絞り値で撮ります。
　レンズ毎に最適絞り値は多少違うので、手持ちのレンズは一度調べておいた方が良いです。ＭＴＦ曲線などでも推測できるのですが、やはり実写で掴んでおくのが一番です。

３．深い被写界深度が欲しいとき

　接写時に、被写体のどの部分まで被写界深度に入れるか、という意図で絞り値は変わります。
　デジタル一眼の場合、絞りすぎると回析現象で甘い画像になのやすいのですが(いわゆる小絞りボケ)、それでも被写界深度から外れてピンボケの絵になるよりはマシなので、被写体によってはＦ３２あたりまで絞るときもありますね。
　もちろんマクロレンズでこういう写真を撮るときは、フォーカシングレールが必須ですが・・・

４．遅いシャッタースピードが欲しいとき

　川や滝などの流水を、流して撮りたい時は絞ってシャッタースピードを遅くして撮ります。それでも速いときはＮＤフィルターなどで光量を落として遅いシャッタースピードを得ます。
　町のスナップなどでも、昼間にわざわざ極遅のシャッタースピードで撮ると、けっこう面白い絵が出てきます。
　風景写真以外だとスポーツ写真などではいろんな意図でいろんなシャッタースピードを使います。
　私はシャッタースピードを変えたいときもほとんど絞り優先モードで撮っているので、遅いシャッタースピードが欲しい→絞る、という感覚です。

お礼

思い出したのですが、スナップなんかを撮るときF8ぐらいに絞ったままで、ほとんどパンフォーカスでイージーに撮るという使い方もできましたね。

>遅いシャッタースピードが欲しいとき
川や滝などの流水を、流して撮りたい時は絞ってシャッタースピードを遅くして撮ります。

あ、なーるほど！そういう使い方も出来るんですね。これはとても参考になりました。まだそういった写真は撮ったことが無いんですが、いざその場面になれば必然的にそうなるんでしょうね。参考になりました。

回答No.3

camera_oyaji

近くから遠くのほうまでピントが合ったような表現をしたい時です。
絞り込んだ結果が良いがどうかは感性の問題ですから、色々な写真を見れば、その効用がわかってくると思います。

お礼

>近くから遠くのほうまでピントが合ったような表現をしたい時です。

そのまんまですね。その他に何か意味があるのかなと思って質問したんですが・・・

>絞り込んだ結果が良いがどうかは感性の問題ですから

それは無しですよ（笑）。それを言っちゃあ質問した意味が無いじゃないですか(^^;

回答No.2

seiz

1段から2段絞るとピントを合わせたところが、
ビシッと決まります。
レンズ描写の美味しいところは、1から2段絞ったところですので・・・
レンズ性能曲線を見てもらったら良いと思うのですけど・・・

開放だと描写が甘くなりませんか？

お礼

ああ～、そういう意味なんですね。
レンズ性能をより引き出すためということですか。
私は解放から一段か二段絞ったあたりをいつも使ってます。何事も「いちばん端」というのは実用上ちょっとキツいという感覚的にありますもんで・・・

写真の世界の人は、レンズやカメラの性能やモノ自体の所有を追及する「メカ追及派」と、芸術表現としての写真を追求する「表現追求派」の方がおられますよね。私はどちらかというと後者のほうなので、表現のひとつの方向として絞る撮り方があるのかなと思っていました。

回答No.1

mickymac

おそらくですが、参照されたサイトでの絞り込んで、というのは、開放
F1.8だとか、F2.8だとかのレンズで、F4だとかF5.6だとかに絞って、
という意味合いだと思います。開放付近だとどうしても描写が甘いレン
ズや、周辺画質が落ちるレンズがありますし、またピンとの合う範囲が
非常に狭いので、ジャスピンで取るのは結構シビアです。F8だとかF11
等は、特にデジタル一眼の場合風景写真以外あまり活用しません。絞り
すぎると逆に画質が低下するからです。

お礼

あまり絞ることはないのですね。
描写が甘いというのも私には良く分からないのですが、見る人が見ればわかるのでしょう。
私はあまりそのへんは気にしないほうなので、画質など気にせずマニアからすればことごとく笑われるか怒られるかの写真ばかりです（笑）
実際、目を引く好きな写真はけっこう画質が荒かったり周りが思いっきりケラレてたりという作品も多いですね。