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ラテン語とイタリア語
ラテン語とイタリア語のアクセントについて教えてください。 ラテン語は話す言葉よりも、文学や聖書(ヘブライ語と共に)の言葉であったようですが、 イタリア語のアクセントは、最後の母音にあることが多いそうですが、 ラテン語はどうだったのでしょうか?
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ラテン語のアクセントは大まかに言って後ろから3番目の母音にあります。 regimus「私たちは治める」の re capitis「あなたたちは捕らえる」の ca 母音が2つしかないときは始めの方にアクセントが来ます。 後ろから2番目の母音が、長音のとき(long by nature「本来長い」)、短音+子音(long by position「位置により長い」)は母音2つ分と考え、ここにアクセントが来ます。 audimus アウディームス「私たちは聞く」の di amantis アマンティス(amo の現在分詞男性単数属格)の ma なお、少数の例外はありますが割愛します。 イタリア語のアクセントは後ろから2番目にあることが多いようで、そのため必ずそうなると思い込まれていることがありますが必ずしもそうではありません。最後や(このときはアクセント符号をつける)後ろから3番目のこともあります。 Ettore エットレ(人名)アクセントは語頭。よく「エットーレ」と読み間違えられる。
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ラテン語はローマ帝国の公用語ですから普通の国語です。但し帝国の植民地では話し言葉が普及して後のロマンス語(イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語など)の母体になりました。ローマ帝国崩壊後はラテン語を国語とする国がなくなり、教会用語として又教養語として知識人の間で使用されるだけになったと思われます。国語としては死語になったと言っても良いでしょう。 発音は細かい違いはありますが、ラテン語とロマンス語間ではほぼ同じです。 基本母音はア、エ、イ、オ、ウの5つです。アクセントは基本的に単語の 後ろから二番目の母音にあります。ロマンス語系では規則に従わないアクセントの場合アクセント記号をつける(例外もあります)ので日本人には 発音、アクセント共に(英語に比較すれば)非常に易しい言葉です。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 中世以降もしばらくは、ヨーロッパの書物はラテン語で書かれていたと習ったことがあります。 日本人が漢文を読むことが出来たように、ラテン語を読むことは貴族や教会関係者、 学者などでは常識だったと思いますが、発音やアクセントが後世に伝わっているのか疑問に思いました。
お礼
具体的なご回答、どうもありがとうございました。 実際にラテン語を聞くことが出来ませんので、何となくイタリア語から想像しているのですが、 ちょっと違うでしょうね。(民族的には大きく違わないと思いますので、気質は似ているのかもしれませんけど)