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ユングの性格の分け方について

ユングはタイプを内向的と外交的、さらにそれを直感、感覚、思考、感情に分けさらに意識、無意識、合理、非合理 などにわけているのですがどのような観念か詳しく知りたいのですが。もしひまがあったらお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • starflora
  • ベストアンサー率61% (647/1050)
回答No.2

    ユングの『心理学的類型』(みすず書房での訳書名「タイプ論」)は、大著であり、ユングの若き日の学者的立場を総合したものです。普通、これから読むと、分からないはずです。特に「類型総論」は、具体的な例をあげて説明しているようで、結局、幾度読んでもよく分かりません。     ですから、まず、ユング心理学の入門書でも読まれることです。大抵、簡単な説明が載っています。     以下に非常に簡単に説明してみます。     1)「内向と外向」 : ユングは、心のエネルギーが向く方向というものを考えました。ユングの心理理論は、「自我」を意識の中心とし、無意識の上に意識が、層としてあるというモデルになります。「無意識+意識」が、人間の「魂=心 Seele」で、魂の外に、「外的世界」が存在します。     主な意識の関心(心的エネルギー)が、外的世界に向かうか、自我の底の「無意識=内的世界」に向くかで、「外向」型と「内向」型を決めました。現実の人間は、外的世界にも、内的世界にも関心を持って生きていますから、この分け方は、極論で、理想タイプの設定で、「理念型」と呼ばれます。     2)「心的機能類型」 : 心的機能類型には、「合理機能」型と「非合理機能」型があり、それぞれが、更に、二つの機能型に分かれ:     「合理機能」……「思考機能」と「感情機能」   「非合理機能」……「感覚機能」と「直観機能」     という風に四つになります。合理機能は、論理学の法則のように、事象や対象、状況の「判断」が、演繹的に、体系的に行われるような心の判断機能のことです。これは普通、「思考機能」のことでしたが、ユングは、真偽を問う、思考機能以外に、善悪・好悪を問題にする、「感情」も、その判断が演繹的に、体系的に行われるとして、合理機能に入れました。ユングのいう「感情機能」は、かなりに秩序のある判断機能で、「気まぐれな感情」というのとは、大分、違ったものです。     非合理機能は、感覚を通じて、事物や事象や状況を判断する、つまり、思考や感情の真偽判断、好悪判断からすれば何も判断していないで、感覚を感受しているだけに見える「感覚機能」型と、無意識のレベルで、総合判断を行い、意識では見通しのつかないことを、判断する、「直観機能」型の二つになります。直観機能は、何故かそういう答えがでるが、理由は分からない、というもので、無意識が総合的な判断を行っているのだということで一応説明にします。     例を示します。花壇を四つの心的機能類型の人が見たとします:     A)「思考型」は、花壇の設計が、花がうまく育つように、合理的に適切な間隔を置いて花を植えているとか、水をうまく与えやすいように、撒水装置を置く場所が取ってあることを見て、「合理的で、良い花壇だ」と判断します。     B)「感情型」は、花壇の設計を見て、個々の花がいかにもよく見えるように配置されているのを好ましく思い、花の種類がチューリップであるので、これはわたしの大好きな花、それに、この品種も大好きなので、「好ましい花壇」と判断します。     C)「感覚型」は、花壇の囲みの石の色や感じを見て、しっくりしていると感じ、チューリップを見て、花それぞれに僅かな違いがあり、それが風に少し揺れている風情は、デリケートだと感じ、花の香りが、有名なポプリを思い起こさせるので、「こういう花壇」と判断します。     D)「直観型」は、花壇や花を見回して、チューリップだなあ、と思いながら、真ん中の花が数本、折れていることを見、ふと空を見て、「危ないなあ」と判断します。この場合、何が危ないのか、直観型にも分かりません。     同じ花壇を見て、心的機能類型が異なる人は、違う所に関心を抱き、違うところで判断するのです。直観型の「危ない」という判断は、花壇を見たあと、建物のなかに入ると、突然、珍しく、雹が降って来て、あのまま、花壇にいると、怪我をしたかもしれない、危なかったという結果になるかも知れませんし、何も起こらないかも知れません。     以上の四つの心的機能と、内向・外向の心のエネルギーの向かう方向の類型は、独立しているので、全部で、八個の性格類型があることになります。   

syo-rinjaa
質問者

お礼

ありがとうございました。 とてもわかりやすかったです。後は入門書を探して読んで考えてみようと思います

その他の回答 (1)

  • jun95
  • ベストアンサー率26% (519/1946)
回答No.1

C・G・ユング『タイプ論』林道義・訳(みすず書房、1987)を読まれるといいと思います。 分け方は、内向と外向の二区分。 それとは別の概念として、直感、感覚、思考、感情を説明しています。 したがって主要機能としては、8種類あることになります。ただし、これは林先生も述べておられるように、「理念型」のようなものです。意識、無意識、合理、非合理は、読まれたら分かると思いますが、別の視点から論ぜられているものです。

参考URL:
http://www09.u-page.so-net.ne.jp/ka2/rindou/
syo-rinjaa
質問者

お礼

とりあえず、少し図書館で探して見ます。やはり自分で調べるべきものですものね。(^.^)

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