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TLCにてのアセチルサリチル酸の粗結晶と再結晶のRf値の逆転

連質問ごめんなさい。実験結果を整理していたところ、ある展開溶媒ではアセチルサリチル酸の粗結晶、再結晶、市販のアセチルサリチル酸の順でRf値が高かったのですが、別の展開溶媒では再結晶、粗結晶、市販の順にRf値がでてきてしまいました。アセチルサリチル酸の純度から考えると前者のようになると思うのですが、、、こんなことありえるのでしょうか??それとも何か実験においてミスをしていたのでしょうか??

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回答No.3

上げる長さの違いってのはおかしかったですね。 ただ、Rfっていうのは溶媒先端とスポット移動距離の比なので、長さが違うと読み取り誤差で値が多少ずれるのに効いてくるとは思いますが、本質的には誤ったことを書いてました。すいません。 TLCのレベルでの純度確認というのは、スポットが複数出たりしないか?ということです。 単一成分になっていれば、スポットはきれいに1個だけ、それもじゅんぴんと並べてあげたときに同じ位置にスポットが上がります。これをもって、単一になったし(TLC分析の範囲内の話だけど)、目的物だと推定できます。 もっとも、そもそもTLCに移らないゴミ(溶媒とか水とか、要は紫外光をっ吸収しないものども)がいてもTLCでは分かりませんし、たまたま同じRfを持つゴミがいても分かりません。ですから、TLCでの純度確認には限界があります。元素分析、NMR、融点などなど、他のちゃんとした分析法で確認しなければいけません。 また、同定にしても、目的物とたまたまRfが一緒な別の化合物ができているかもしれません(学生実験では考えにくいとは思うけど)。 TLCは簡単かつすばやくできる分析ですが、上記のような制約の範囲内で議論しているのだ、ということを忘れてはいけません。

mastar
質問者

お礼

非常に分かりやすく感動しました。ありがとうございます。

その他の回答 (2)

回答No.2

純度とRf値は違いますよ。 ゴミが混じっているなら、スポットが複数出ますけど、アセチルサリチル酸のスポット自体は同じところに出ます。ていうか、そうでないとTLCでモノの確認ができないでしょう? ただし、ゴミが大量に混じっていた場合(それこそ溶媒が大量に残っていたとかそういうケースでないと考えにくいが)、ゴミが展開の具合を変動させる可能性はあるかもしれませんが。 ただし、違う板にスポットして上げた場合、微妙な打ち加減とか、ゲルの具合、および上げる長さの違いによってRf値は変わります。 ですから、普通は同じ板に並べて打って上げ、同じ位置にスポットが出ることを確認します。これがTLCによる純度や化合物の確認方法です。

回答No.1

? 混じりだろうと、同じ化合物を同時にスポットしてTLCを上げれば、同じところにスポットがあがるはずですが? 粗結晶、再結晶品、市販品でRfが違ったというのはどういうことですか?

mastar
質問者

補足

粗結晶、再結晶では純度が異なるので純度の高い再結晶のほうが市販のものに近いRf値がでると考えたのですが間違いでしょうか??

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