• ベストアンサー

担体と固定相の違いについて

ヴォート生化学に「近年使われる分離法のほとんどはクロマトグラフィーが原理である。混合物試料を液体またはガス状の移動相に溶かし、すき間である固相のカラムに通す。この固相を固定相といい、液体をつけてある場合もある」とあり、また、http://www.jp.amershambiosciences.com/technologies/gel-filtration/index.aspのサイトに「ゲルろ過クロマトグラフィーはカラムにつめた担体にサンプルを通して、大きさの違いによって分子を分離する手法です。担体の間をすり抜けて分子は溶出されます。担体には小さな孔が開いており小さい分子はその孔に入り込んで寄り道するため、大きい分子より遅く溶出されます。この原理を利用して生体分子を分離します。」とあったのですが、担体と固定相の違いって何ですか? どうか教えてくださいませんか?お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gaball01
  • ベストアンサー率58% (53/90)
回答No.1

クロマトグラフィーは、固定相(固相)によって分離対象をトラップして(分離対象の移動速度を遅くして)、分離対象の溶出を遅らせることで、分離を行うものです。 サイト中にある、ゲルろ過クロマトグラフィーで言う「担体」は、ゲルで出来た微小な孔を有するものなのですが、まさに上記の固定相の役割を果たすものですので、「担体」=「固定相」と考えてよいと思います。 Wikipediaにも、「固定相または担体と呼ばれる物質」という記載があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (2)

noname#62864
noname#62864
回答No.3

前半の記述は液体クロマトグラフィーおよびガスクロマトグラフィーのことですね。それらの場合(すべてではないと思いますが)には、固定相担体として多孔質の固体(例えばセライトなど)をもちいます。これに分配平衡用の不揮発性液体(固定相液体:シリコン系の物質など)を吸着させたものを用います。ただし、シリカゲルなどの吸着平衡を利用するのであれば、固定相液体は不要です。 要するに、液体では流れてしまい固定できないので、それを固定するために用いるのが固定相担体ということになります。固定相担体自体が分離に関与するわけではありません。 また、後半のゲル濾過・・・は原理が違いますので、前半の部分とは用語の意味合いが違ってくると思います。 なお、前半のガスクロマトグラフィーに関しても最近ではキャピラリーカラムが用いられることが多く、その場合には固定相担体は用いないようです。よく知りませんが・・

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • Dr_Hyper
  • ベストアンサー率41% (2482/6031)
回答No.2

同じものをさすことが多いのでイコールと考えて読み進めていただいていいと思います。理論的な説明を行うときは固相を固定相などと説明につかいます。実際に実験を行ってゲルとカラムに充填するときなどは、固定相などというよりは、ゲルとか担体などと呼ぶので、主にシチュエーションによっての使い分けかと思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • はじめまして、化学系の大学院生です。

    はじめまして、化学系の大学院生です。 液体クロマトグラフィーやキャピラリー電気クロマトグラフィーなどに 用いられている中空カラムですが、この分離挙動について質問してもよ ろしいでしょうか? 中空カラムの内壁に固定相を修飾してサンプルを分離するのですが、 私の想像ではカラムの中央部分ではサンプルが固定相と相互作用せず にそのまま溶出してしまうと思うのですが、なぜそうならないのでしょ うか? ご教授お願いいたします。

  • ゲル浸透クロマトグラフィーについて

    オープンカラムを用いてゲル浸透クロマトグラフィーにより、試料を分離したいと思っています。 充填剤の選択や使用量、溶媒の選択、分離可能な試料の量など、実際の使い方を具体的に教えていただけないでしょうか。 あるいは関連サイトを教えていただけると助かります。 本を読んでも原理や、抽象的なことしか書かれておらず、実際に手を動かして作業することができません。 ちなみに分子量は500-1500くらいです。 よろしくお願いいたします。

  • クロマトグラフィーの分類

    1.移動層と固定相の組み合わせによる分類 ガスクロマトグラフィー 移動層は気体 GLC-固定層は液体  GSC-固定層は固体 液体クロマトグラフィー 移動層は固体  LLC-固定層は液体  LSC-固定層は固体 2.固定相への保持機構からの分類 カラムクロマトグラフィー  固定相を管状容器(カラム)中に充填して用いる方法 薄相クロマトグラフィー  固定相を平面板状に塗布して用いる方法。 ろ紙を固定相にすればペーパークロマトグラフィー 3.分離場の形状材質による分類 ゲル浸透クロマトグラフィー  移動層(溶離液)に有機溶媒を用いる。そのため有機GPCと呼ばれる。 ゲル濾過クロマトグラフィー  移動層(溶離液)に水溶液を用いる。そのため水系GPCと呼ばれる。 4.固定相と移動層の極性の大小関係による分類 サイズ排除クロマトグラフィー  ふるいの原理で、分子の大きさにより分けていく。広義ではGPCとも同じ意味 分配クロマトグラフィー  移動相には液体、固定相には液相(固体表面を液膜で覆ったもの)が用いられる。2つの液相に対する試料成分の分配係数の差を利用して分離する。 吸着クロマトグラフィー  移動相に液体(有機溶媒)、固定相には吸着機能を持った固体(吸着剤)が用いられる。脱着、吸着の差を利用して分離する。通常は、非イオン性の有機化合物の分離に利用される。 と、いう感じに分類してみたんですが、3.4が不安なので詳しい方ご意見お聞かせください。

  • カラムクロマトグラフィーを失敗してしまいました。

    シリカゲルを担体としたカラムクロマトグラフィーを行っていたのですが、うっかり溶媒の補充を忘れ、担体が乾いてしまいました。カラムの上から圧力をかけて行うタイプだったので溶媒の落ちるスピードが速く、担体がかなり乾いてしまいました。この場合、分離能はくるってしまってますよね?

  • ガスクロマトグラフィーについて

    ガスクロマトグラフィーでは酸や高分子の試料を打ってはいけないと聞きました。酸はおそらくカラムを溶かしたりするからでしょうけど、高分子はどうして打ってはいけないのでしょうか?

  • クロマトグラフィー

    シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィーを行ったのですが、溶媒の違いによって分離能などはどうかわるのですか? ちなみに試料は安息香酸,アニリン,アセトフェノンを用いました。

  • アフィニティークロマトグラフィーの担体選びについて

    アフィニティークロマトグラフィーの担体選びについて この度初めてアフィニティークロマトグラフィーを行う者です。 一通り文献で実験方法を調べましたが、担体選びで少しわからなくなってしまいました。 実験目的は、ある低分子化合物に結合する蛋白質を収集することです。 その低分子化合物は、分子量150程度で、-OH基を持ちます。 この場合、CNBr-activated Sepharoseカラムで良いでしょうか? それとももっと良い方法、または考慮すべき点があればアドバイスお願いします。

  • 吸着クロマトグラフィーと分配クロマトグラフィー

    吸着クロマトグラフィーと分配クロマトグラフィーについての質問です。 吸着クロマトグラフィーでは、固定相にシリカゲルなどの吸着剤を 分配クロマトグラフィーでは、固定相に液体に相当する疎水基あるいは親水基を 結合させたものを用いており、 吸着クロマトグラフィーでは吸着される物質ほど、 分配クロマトグラフィーでは固定相への溶解度が大きい物質ほど 溶出が遅くなることが分かりました。 「分配クロマトグラフィーは、順相では固定相が移動相より極性が大きいので、 極性が小さい成分ほど早く溶出し、逆相はその逆で極性が大きい成分ほど、 早く溶出する」。 という極性の差を利用したものであることは分かりましたが、 吸着クロマトグラフィーとの違いが分かりません。 吸着クロマトグラフィーで利用される、物質の吸着とは物質の極性とは無関係で、 シリカゲルのような吸着物質は、極性が大きいものほど吸着しやすい訳では ないのでしょうか? また、薄層クロマトグラフィーとペーパークロマトグラフィーは 前者が吸着クロマトグラフィーで、後者は分配クロマトグラフィーと 考えてよいのでしょうか? ペーパークロマトグラフィーは、ろ紙に含まれる水と移動相である有機溶媒の 極性の違いを利用していると考えているのですが、 この考え方は正しいですか? よろしくお願いします。

  • ゲルクロマトグラフィーについて

    ゲルクロマトグラフィーについて次のような解釈でいいでしょうか? 分子の大きさにより物質を分離するクロマトグラフィーをゲルクロマトグラフィーという。ゲルクロマトグラフィーでは、ある大きさの穴を持ったビーズを固定相に用いる。ビーズの穴の大きさよりも小さい分子はビーズの穴の中に入り、ビーズ中に保持されるが、ビーズの穴よりも大きさよりも大きい分子は、ビーズの穴に入ることができず、ビーズ中に保持されることがない。その結果、大きい分子から順に溶出される。

  • クロマトグラフィーの極性の違いによる、溶出画分の産物について

    実験の引き継ぎをしているのですが、データがわからないのと、化学分野の素人なので、悩んでいます。 よろしかったらご指導並びにアドバイスなどをよろしくお願いいたします。 (周りに相談できる人がいないので・・) 未知試料をカラムクロマトグラフィーで分画し、得られた溶出液を濃縮して3つのサンプルを得ました。 一つは15%エタノール-H20、2つ目はメタノール、3つめは酢酸エチル溶出画分されたサンプルです。 溶出液の極性を変えることによって、得られるサンプルの種類を変えようとしていると思うのですけれど、 どのような意図で上の3つの溶出液を使ったのかわかりません・・。 未知試料は天然由来の物であるらしいです。 そもそも極性自体、私が理解してないのでもあり、勉強不足で申し訳ないのですが、 溶出させるときに考えられるようなことを教えて頂ければ嬉しいです。 また、化学実験に関して参考になるような書籍などもありましたら教えて頂ければ幸いです。 ご返答お待ちしております。

明日のオールカマー予想
このQ&Aのポイント
  • 明日のオールカマーは牝馬が有力。グローリヴェイズやウインキートスなど注目
  • 骨折開けのキングオブコージや手術明けのウインマリリンは軽視
  • 明日のオールカマーから回答。印の強弱と推奨理由をお願いします
回答を見る