微分と偏微分の違いを明快に教えてください

このQ&Aのポイント
  • 微分と偏微分は数学の概念であり、両者の違いは定義や計算法ではなく、対象となる関数の変数の数にあります。
  • 微分は一つの変数のみを考えて関数の傾きを求める操作であり、偏微分は複数の変数の中から一つを選び、他の変数を定数として扱って傾きを求める操作です。
  • つまり、微分は一つの変数の変化に対する関数の変化を表し、偏微分は複数の変数の中の一つの変数の変化に対する関数の変化を表します。
回答を見る
  • ベストアンサー

微分と偏微分の違いを明快に教えてください

 話は私が悪解答(もうしません)を書いた質問 に遡ります・・・このアドレスになります: http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?qid=255221  ヤコビアンを習ったときに「絶対使うから」と 念を押す場合も多いです(本当に使います)が、 一度くらいは忘れることでも定評があります。   (あれ? どっちがどうだったかな?)  これは本質的により高レベルの内容を前提抜き で放り込むためです(分数も、分数は単位の変換 操作などが含まれ、位取りに似た概念です)。  関数行列式(ヤコビアンもその一種)について  これは関数の線形性を巧妙に利用して、簡便に 使用できるようにする、非常に便利な道具です。 ―これはイデアルを習うころには理解できます―  『ヤコビアン』は使用頻度も高いものですが、 意味を理解して使うには、例えば他の方法の問題 点を明快に指摘できる水準が必要なので、教科書 を読めば誰でも身につくわけではありません。  私が挙げた解釈は、間違いの例として、参考書 などでも結構紹介されてはいますが、その参考書 でさえ「どこがどう間違いなのか?」をちゃんと 指摘できているとは言い難いものも見られます。  この手順を踏むと違う答えになるから間違いと 明快に示していて『良回答』評価も当然ですが、 挙げられた微分と偏微分の差は重要なので、また OKwebのスペースを割かせていただきます。 (自分のポイントを確認したら結構あったので、 ―感謝―便乗して良い説明を受け取ってしまうと いった悪行三昧は今後控えさせていただきます)     つきましては、  偏微分と微分の違いを、(教科書風の)定義や 計算法の違いでない明快な解説でお願いします。  私は読むと胸のつかえが取れるような、明快な 説明に飢えてます(知識を詰め込むのでなく)。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.1

siegmund です. http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?qid=255221 ではちょっと表現に過激(?)なところがあって,大変失礼しました. >  偏微分と微分の違いを、(教科書風の)定義や > 計算法の違いでない明快な解説でお願いします。 通常の一変数の微分でしたら,独立変数の変化の仕方は決まっています. 数直線上を動くのですから,(正方向,負方向は別にして)変化の方向は決まっています. ところが,独立変数が二つ(以上)ですと変化の方向は無限にあります. 例えば,x を変化させるといっても,y 一定で変化させるのか(これが普通ですが), y/x 一定(極座標のθ一定と同じ)か,x^2 + y^2 一定(極座標の r 一定と同じ)か, いくらでもあります. 本来,偏微分の際は何を一定に保ったかを (∂f(x,y)/∂x)_y のように添字で書くのですが, 独立変数の組のうち他の変数を一定に保った場合は省略してしまうのが普通です. 偏微分が関係する式を変形するときにはいつも「何を一定に保っているか」に注意 しないといけないわけで,そこが一変数の微分との大きな違いではないでしょうか. 2次元極座標と直交座標で ∂r/∂x = 1/(∂x/∂r) などとしてはいけないわけです. 左辺は暗黙の了解で y 一定ということですが, 右辺の ∂x/∂r は暗黙の内にθ一定です. もちろん,両辺で一定に保つものを同じにすれば大丈夫ですけれどね. http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=162840 の回答もご覧ください. x,y,z の間に関数関係があるときには (∂x/∂y)_z (∂y/∂z)_x (∂z/∂x)_y = -1 という面白い関係式があります. 添字のことに注意せず分母分子が約せるよう思ってしまうと答は1になりますが, そうならないところが面白いところです. 私はこの式を最初にみたとき(大学1年のとき), 1にならないことに大変おもしろいというか不思議というか,そういう感じを受けました. 学生への講義でこの式が出てきたときには 「不思議に思わないか?」 と聞くのですが,あまり反応がありません. 学生は「何を一定に保っているか」の重要性をきちんと理解していて, 「当然でしょう」と思っているわけではないようです. 何を一定に保ったかが非常にシビアになるのが熱力学です. 熱力学では圧力 p,体積 V,絶対温度 T,が独立変数のような顔をしていますが, これは3つは独立ではありません. 例えば,n モルの理想気体では pV=nRT ですから,2つしか勝手に選べません. したがって,V で偏微分といっても,p 一定か, T 一定かで話が違い, 暗黙の了解はありません. こういうわけで,熱力学では常に添字で何を一定に保ったかを明示しています.

shadoworks
質問者

お礼

 ありがとうございます! 「値が一定」 が大切だと読んだことがあるはず…確か… エミー・ネイターが証明した対称性と力の 関係が、ゲージ理論で明確になったとか… http://www-jlc.kek.jp/general/DOC/oho95-html/node2.html …変化しない部分が大切なのにすぐ忘れる、 これが私が力学を苦手とする原因なのかも (宇宙の動因が保存則かも知れないのに)。  追伸:もうわざと間違えての便乗質問は しません、自分で真面目に質問します。  追伸2:OKwebで出たLie微分は どの要素同士が直交(独立)や依存関係で、 どんな変換で何が保存されるのだろう?   微分多様体は色々便利な性質を保つ拡張 らしいけど(線形性とか便利だし…)。  ↑の関係の質問は…どうしよう?  わかったか怪しいshadoworks

関連するQ&A

  • 微分係数・導関数

    微分係数と導関数の違いって何ですか? 教科書ではf'(a)のaをxに置き換えて…と説明していますが、文字をひとつ変えるだけで、新しい言葉を出すくらい、そんなにも意味って違ってくるのですか?

  • 微分について教えてください。

    こんばんは。 この問題がまったく分からないのですが、 詳しく解説していただけませんでしょうか。 私の学力レベルは、センターの2次関数ぐらいまでが大体解けるレベルです。 微分に関しては、ほとんどわかりません。 よろしくお願いします。 問題:この関数を二階微分せよ。 y=(1/√2π*α)*e 《 -{(x-m)^2/2α^2} 》 表記の仕方がわからなかったので、少し説明させてください。 * は掛け算の表記として使っています。 ^ は二乗の表記として使っています。 さらに、最初の括弧内の分数のあとの e ですが、 本題の表記では、括弧はなく、1/√2π*α という分数のあとに、e が付いています。 1/√2π*α 掛ける e という感じです。。 スレ1の表記の仕方に、括弧を使い分子分母を他の項目と区別できるように表現する、 というものがあったので、間違っているかも知れませんが使ってみました。 また、同様に、数式後半の《 》内の数式も、{ } 内は分数のため、 分数の全体に掛かる - を区別するために、 { }を用いて見ました。 最後に、数式後半の《 》内に表記してある数式ですが、 本題では小さく右上に書いてあります。 (1/√2π*α)*e という分数の右上に小さく表記してあります。。 (表記の仕方が分からなかったので、《 》内に納めて書きました。) 詳しく解説していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。  

  • 微分の極値について

    教科書をみると。 関数f(x)画 x=aで極値をとれば f´(a)=0 とあるのですが、何故、微分した関数の答えがゼロになるとその関数の極値になるのでしょうか、その理屈が理解できず困っています。是非、わかりやすくどなたか教えてください。よろしくお願いします。

  • 指数関数を含む式の分数微分

    指数関数を含む式の分数微分 (1)式から(5)式が導出できるらしいのですが、 うまく導出できません。 (2)、(3)、(4)式は自分で計算したものです。 計算ミスなどご指摘いただけるとうれしいです。

  • 微分積分について

    今、大学で物理を習っているのですが、その中の微分積分(偏微分も含む)が全く理解できません。。。 高校の時、微分積分の勉強を疎かにしすぎました・・・ 勉強しようと思うのですが、教科書を見てもさっぱりなんです汗 こんな私でも理解できる参考書、又は、サイトをご存じないですか?

  • 導関数の定義と微分係数の定義の公式の違いが分かりません(T_T)

    導関数の定義と微分係数の定義の公式の違いが分かりません(T_T) χとaの違いしか理解できません。 χ(導関数)のときは 計算の途中でf(χ)~ってしなくていいってことですか?

  • 偏微分(?)について

    すべての実数xについて微分可能な関数f(x)において f(x+y)=f(x)+f(y)+xy…(A) f'(0)=1 (1)f(0)の値を求めよ。 (2)f(x)を求めよ。 という問題ですが、(1)はいいとして、(2)で計算していくときに普通にやるならば導関数の定義に持ち込むことになると思います。ただこのタイプの問題としてはもちろん毎回違う形で関数が与えられますから、式変形の最中にどうすればいいか止まってしまうこともありえます。 ところが、この問題の場合すべてのxにおいて微分可能が保障されているので「(A)において、xを固定し、yで微分する」というやり方(多分これが偏微分だと思うのですが...)を用いるとすぐに解けますし、迷う箇所もありません。 これは予備校で教わったのですが、もちろん教科書には書かれていません。確かに(x+y)^2=x^2+2xy+y^2に対してこれと同じ事をおこなうと、両辺等しくなり等号は成り立ちます。つまり恒等式であり続けます。しかしこの解法について根本的に理解したとは思えませんし、教科書にないようなこういう解答は許されるのでしょうか?

  • 合成関数の微分についておしえて!

    たとえばy=3x^2 にy=3xを左の関数のxに代入すると27 x^2になってこれを微分すると54xになりますが、それぞれ微分してかけると、18xになってしまい、合成関数の微分の等式をみたしていません 参考書には複雑な関数のときにこのしきを使うと記述されていますが、どうゆうことでしょうか? オイラーの公式の説明の過程でこの記述が参考書に書かれていたのですがまったくわかりません おしえてください!

  • 実数、連続関数、微分、ε-σ論法などについて

     大学に入学し、実数、連続関数、微分、ε-σ論法について学んでいますが、いまいちよく解っていません。もうすぐテスト、ピンチです。解りやすく説明してくれている参考書やサイトなどあれば教えて下さい。段階を追って本質的な理解をしてゆきたいです。しっかりした説明がされていて、なお解り易い参考書、サイトなどあれば助かります。図解など豊富であればよりよいです。宜しくお願いします。

  • 対数微分法

    高校生です。 参考書を読んでも理解できない点があったので質問させてください。 y = x / {(x+1)(x+2)^3} を微分せよ という問題なのですが、 解答例として 両辺の絶対値の自然対数をとる → 両辺をxで微分する という プロセスが示されているのですが、 (1)<絶対値>の対数をとって計算したのに、なぜその結果をもとの関数の導関数とすることができるのか。 (絶対値をとる意味) (2)x=0 が定義域に含まれているのに計算途中で log|x| を登場させていいのか。 (真数などの条件もおさえられているのか) などが、どうもいまいちピンときません。 (計算の仕方 つまり 対数法則や、合成関数の微分などは理解できています)  どなたか説明をよろしくお願いいたします。