個人契約家庭教師はなぜ流行らないか

質問

現在私は子どもの教育に関心があり、以前はアルバイトで塾の講師や家庭教師をしていました。

そこでの経験から、私はより子どもと身近に接することができ、子どもの可能性を十分に引き出せる(勉強があまり好きではない、自分のペースでやりたいと感じる子に限りますが)家庭教師という形に惹かれ、もっとより良い方向で活用できないかと考えていました。

というのは、経験上、大手派遣会社と個人契約では、内容的には先生の力量なので、どちらがいいとかあまり言えませんが、値段では圧倒的な差があります。(それだけではなく、モチベーション的にも個人の方が上だと感じます)

それなら個人契約の方が双方にとって良いはずなのに、個人契約を活用されてる方は少ないですよね。

私はこの問題の原因として、顔の見えないネットを介したやりとりに対する抵抗や、なんとなく大手に対する信頼感などがあげられると思います。私としては、もっとネットを介した教育の普及が行われればいいのではと思うのですが(例えばeランニングなど)、実際親御さんは、どこを見て教育の質を決めるのでしょうか。

回答No.3

mi-ta-cha

塾講師歴６年の後、家庭教師の派遣業者で働いております。

さて、先生の質に差が無いとして、個人契約講師と家庭教師派遣業者では持っている情報量が圧倒的に違うと思います。
その地域の傾向・入試情報、学校ごとの定期テストの過去問の入手、独自の教材、進路指導等々。

個人契約の先生でも教科指導に関しては本当にプロと呼べるかたもいるでしょう。
ですが、それ以外のバックアップ体制では、業者にかなりの分があります。
（進路相談をしたいと言われれば、仕事があってもすぐ飛んでいきますよ。もちろん無料で（＾＾；）
それらを含めて、割高になっていると納得していただくしかないですね。

また、e-ラーニングなどですが、本人にやる気があり、自分で勉強を進めていく事が可能なことが前提になります。基本的なところはある程度押さえていることも必要でしょうか。
私も大学でCAIのみの授業がありましたが、書いてあることを理解するのに時間がかかったり、その場ですぐ質問できなかったりして、苦労している人もいました。
とくに子供のうちは、「どこがわからないかがわからない」「どうやって勉強すれば良いかわからない」という問題があるのであまり向かないでしょう。普通の授業＋αで利用する分には良いと思います。

お礼

情報量の差ですか。
そうですね、それはあると思います。
ありがとうございます

回答No.2

ruck

3人の子を持つ塾講師、家庭教師経験者です。
大学時代からアルバイトで塾講師や家庭教師をやっていたので、卒業後地元に帰って塾の非常勤講師になりました。家庭教師は母親が知り合いに頼まれたのが最初で、次第に生徒の親の紹介や口コミで増えていき、一時はかなりの人数を抱えていました。
結婚して別の町に引っ越したのを機に一度やめましたが、公園で知り合ったママ仲間に頼まれて、我が子と一緒に2歳の子に英語を教えたのがきっかけで、それから20年以上やっています。

親の立場からすると、家庭教師は子供との相性が大事ですから、大手は合わなかった場合、先生の変更が出来るのが大きな魅力です。また断るときも変な気を使わなくてすむように思います。
今の若い方はネットを活用している反面、どこかネットを信用していないというか、怖いと思っているようですね。私も結局は地元だとか、子供同士が知り合いだとか、○○さんのところの誰々、というところで信用されている部分が大きいのではないかと思います。

私の場合、長年やっているだけに口コミだけで生徒が途切れる事がありませんが、今はどこに行っても大小様々な塾があり、通っていない子を探すのが難しいくらいなので、これから始めるのは大変かも知れません。正直言って私も時代が良かったのと、親元にいたり、主人の収入があるので続けていられますが、今はそれだけで生活を成り立たせるのは難しいと思います。

でも始めなければ何も出来ません。信用と実績は一朝一夕には出来ませんのが、地道に前向きに頑張って下さい。子供から得るものはいっぱいありますよ。

お礼

ネットに対する不安はまだありますよね。
ありがとうございました

回答No.1

unos1201

二人の子供が今年、ダブル受験です。上の子は進学塾で頑張っていて、下の子は両親が手分けしてトレーニング中です。

私の場合、家庭教師としては、５０人程度、受験生を見た経験がありますが、自分の子供はどこの親でも教えるのが苦手みたいです。幸い、私には難しい問題などを聞いてくれるので、どうにか信頼関係も保っていますが、子供からも、その親からも信頼をされる家庭教師が口コミや塾や学校の教師からの紹介以外で運良く探せるとは考えられません。

まして、どんなことでも書けてしまう個人の経歴を載せた案内を見て、その真偽を確かめるだけの手間、力量、方法、どれを取っても一般の親には問題山積です。信頼できる実績、人格の保証、期待に見合う報酬、塾や学校との連携などを考えると、見ず知らずの人、一匹狼を雇うにはかなりのリスクがあると思います。

私が一度教えた子供の親は、私を友人や親戚、近所の人に推薦してくれるので、それの期待を裏切らないようにできる範囲で受験終了までを面倒みましたが、その後も進学先での危機の際には短期的に家庭教師をしてあげたこともありました。つい、数年前までは、直接ではなく、FAXや手紙、電話で受験指導したこともありましたが、忙しい本業の隙の時間での対応になるのと、大手の予備校などとの見解の違いなどで疲れるので、現在は自分の子供だけとなりました。

お金をいくらかけてもいいと思う親であっても、実績のある人には依頼するでしょうが、その雇う人の実績の評判などが裏付けのある、実際に評価する人を知っていないと、試し雇用して時間を潰すだけの余裕がないと思います。

あなたが、もしも人をたくさん雇って、それなりの実績の上げる仕事をしているとしたら、その雇う人を選ぶのにどういう基準で審査をするのでしょうか。それと同じような目で親は家庭教師や塾、学校を選びますので、机上のバーチャル的存在のインターネットでは賢い親を騙せないし、同業者の攻撃にさらされると思います。個人と思っても、実は派遣センターかも知れませんし、見ず知らずの人、知っている人からの推薦なしにはトライしてみる気にはならないのも理解できます。

厳しいことを書いたかも知れませんが、実績があれば、自分から売り込まないでも依頼がたくさん来て、断わるのに苦労すると思いますので、広告を出すイコール暇で依頼が少ない、実績があまりないと個人の場合は判断されると思います。それでも、有名大学の学生証を見せ、ためしに２回とか子供の指導をしてもらい、目に見える形で期待できそうな兆しが認められれば、そこで個人契約はお願いする可能性があると思います。

大学の学生課の掲示板などに家庭教師募集の案内を出すほうが有効なので、塾や学校の先生などから紹介されない人でもそちらを活用しているのではないでしょうか。

お礼

ネットなどでは情報量の少なさは最大の欠点ですね。
身近に良い先生がいれば、そちらに行きたくなる気持ちはわかります。
ありがとうございました