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液晶、プラズマテレビともにブロック現象がありますか?
薄型テレビの購入を検討しています。 家電店で液晶テレビで細かい波の映像を見ていたときのことです。波がちらついて見えるのです。店員さんに言うとプラズマテレビでも見られますよと言ったので、見ると、同じように、細かくちらついていました。四角形の形をしていました。店員さんはブロック現象といってどちらのテレビにも現れることがあると説明してくれました。 ブロック現象とはなんなのでしょうか。将来、改善される見込みはあるのでしょうか。
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Q/ブロック現象とはなんなのでしょうか。 A/本来はブロックノイズといいます。これは、非可逆圧縮(具体的には、離散コサイン変換をした場合)された映像で発生します。これは、デジタル放送やDVDなどがMPEG2-TSまたはPS方式で圧縮されているためです。 現象の発生は次のようなメカニズムによります。 基本的に映像は起点となる写真フレーム(Iピクチャ)から構成されその差分(移動した部分の情報/BおよびPピクチャ)を元に映像となります。 毎秒で最低30コマあるハイビジョンや標準放送の写真をその都度保存すれば情報量が膨大になりますからね。起点を一定間隔に置いた方が少ない情報で済むわけです。 しかし、それだけでは地上デジタルハイビジョンで15Mbps~20Mbps、標準放送相当のDVDで4Mbps~9,8Mbpsという小さな情報量に納めることはできません。 そこで、各フレーム(1コマ)をブロック単位で管理しそのブロックごとに不必要な情報を間引きつつ圧縮かける方式を採用しています。 これによって、より小さなデータ量で映像を再現できるのです。 ブロックノイズは、その過程で発生します。ただ、動きが少ないシーンなどでは、目立つことはありません。目立つようになるのは、動き情報が圧縮時のビットレート(一定時間当たりの情報量)を上回り全ての移動情報を保存できない場合です。具体的には、本来10Mbps(一秒あたり10メガビット)のデータ量がこの動きでは必ず必要というシーンで、8Mbpsしか帯域を確保できない場合には、2Mbps分のノイズとなるという具合です。 これ以外にも、MPEG2などの非可逆圧縮ではデジタルノイズ(圧縮に伴うざらついたノイズ及び直線がギザギザになるジャギー)やモスキートノイズ(煙のように画の稜線に表れるノイズ)などがあります。 これらは、基本的にはビットレート不足が生じれば必ず発生します。 そのため、デジタル放送、DVD、およびパソコンでのインターネット上の映像コンテンツでは多かれ少なかれ発生する物です。 まあ、技術の発達と共に動きの多いシーンをあらかじめ探し、その部分に優先的にデータ量を割り当てる技術(2パスエンコード)が発達していますが、そもそもDVDは標準放送で絶対的に必要な情報量が15Mbps以上であるのに対して、9,8Mbps。地上デジタルハイビジョン放送はハイビジョン放送で本来必要な25Mbpsより低い15~18Mbpsしかありませんから、この手のノイズは出ることになります。
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- PrintScree
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どんな高いテレビを購入しても出るときは出てしまうので、気にしてもどうしようもないというのが現実です。 通常放送でも目立つケースがあります。
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再度のご回答ありがとうございます。普通のテレビでも出るのですね。気にしても仕方がないですね。
- PrintScree
- ベストアンサー率25% (538/2091)
ブロック現象とは、MPEGフォーマットで圧縮率が高いときに現れます。 これは圧縮方式による物であり、MPEG2を使用している限り改善される見込みはありません。改善するための唯一の方法は圧縮率を下げるしかありません。 DVD/HDDレコーダーで、EPモード(長時間・低画質)で録画した場合とSPモード(短時間・高画質)で録画した場合ではEPモードの方がブロックノイズが出やすいですよね。それと同じです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。電気ものには昔から弱いせいで再度お尋ねして申し訳ありません。普通にテレビを見る分には関係ないのですか?
お礼
ご回答ありがとうございます。大変詳しく、かつ、わかりやすかったです。どうしてもノイズが出るのですね。あまり前のほうで見ないようにしないといけませんね。