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炭水化物について

炭水化物とデンプンとブドウ糖は教科書で似たように扱われている気がするのですがこの3つの違いはどういうところにあるのでしょうか。それと炭水化物は脂肪と同じで油っぽくで廃棄物のようなイメージがあるのですが、どのようなイメージで捉えればよいのでしょうか。タンパク質との違いも含めてイメージでわかりやすく説明してください。無理いってすいませんが、よろしくお願いします。

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  • naoppe
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回答No.2

(1)炭水化物 代表的なブドウ糖は単糖類の一つで蜂蜜などに多く含まれています。 そのブドウ糖が2個つながった物が二糖類と呼ばれるショ糖や乳糖、麦芽糖です。 ブドウ糖が2~10個程度つながったものを総じてオリゴ糖と呼ぶそうですから、ショ糖などの2糖類も厳密に言えばオリゴ糖の一種と言えます。 ブドウ糖が非常にたくさんつながった物がデンプンです。 そして人間では消化できない食物繊維などの繊維質も含めて、その総称が炭水化物となります。 炭水化物のイメージはやはり『砂糖』か『砂糖水』でしょうか。 人間の体内にデンプンの形で入る事は無いので、必ず消化吸収の段階でブドウ糖になります。 理科の実験で唾液に含まれるアミラーゼがデンプンの分子を切断してブドウ糖に変えるのをやりましたよね。 デンプンになると非常に長い分子(高分子)になるので、絡み合う性質が出てきて水溶液に粘り気がでます。 中華料理などでとろみを出す為に使う片栗粉(現在は馬鈴薯デンプン)はこの性質を利用したものです。 炭水化物は1グラム当たり4キロカロリーのエネルギーがあります。 (2)タンパク質 タンパク質はその種類が無数にあります。 人間の体を作っているタンパク質だけでも5~10万種類位あるようです。 タンパク質のイメージはやはり『肉』でしょうか。 タンパク質はどれもが高分子なのでやはり水溶液は粘り気があります。 人間の鼻水などの粘液もそうですし、山芋や納豆などの粘り気の原因もタンパク質です。 タンパク質が分解するとアミノ酸になります。 アミノ酸の中にはうまみ成分であるグルタミン酸やイノシン酸がありますが、タンパク質が分解するとその多くがうまみ成分になります。 そこで豚骨や鶏ガラなどを煮込むと美味しいスープが取れるわけですね。 しょうゆや味噌も同じ原理で大豆などのタンパク質からアミノ酸を抽出しています。 タンパク質も炭水化物と同じように1グラム当たり4キロカロリーのエネルギーがあります。 (3)脂肪(脂質) 脂肪も高分子であるものが多く、その分子量によってサラサラだったりドロドロでだったりします。 動物の脂は脂肪細胞の細胞膜の中に閉じ込められているので固形ですが、熱をかけたりすると細胞膜が破れ中の脂肪がでてきます。 脂肪のイメージは『サラダ油』か『ステーキの油』ですか(笑) 『ドロドロ』のイメージもありますね。 脂質は1グラム当たり9キロカロリーもあるので、ダイエットには『油断大敵』ではなく、油を控えるという意味で『油断大切』というべきですね(笑) 以上、僕のイメージを書かせて頂きましたが、専門家ではないので勘違いなどがある場合はご容赦を。 ほんの一部でもお役に立てれば幸いです。

space-travel
質問者

お礼

naoppeさんこんにちは。お返事感謝です! >炭水化物のイメージはやはり『砂糖』か『砂糖水』でしょうか。 へぇ~そうだったんですね!今まで全然イメージが沸かなくてポテトチップスみたいなものを考えてたのですが全然違ったようですね(^o^)。確かにブドウ糖の例なども考えると「砂糖」というのも納得です。 >タンパク質のイメージはやはり『肉』でしょうか。 えぇそうですね。私は少しずれてて牛乳をイメージしましたがでしたけどタンパク質って体をつくってるイメージがあります。 >脂肪のイメージは『サラダ油』か『ステーキの油』ですか(笑) 意見が一致しましたね(笑)。『サラダ油』はそのまんま「脂肪」を連想してしまいます。 それと、いろいろな料理と関連した例を出していただいてイメージが広がりました。片栗粉などは「へぇーそうなんだ」と感心いたしました。 >脂質は1グラム当たり9キロカロリーもあるので、ダイエットには『油断大敵』ではなく、油を控えるという意味で『油断大切』というべきですね(笑) 座布団2枚!!思わず笑っちゃいました。良くできてますね。 >ほんの一部でもお役に立てれば幸いです。 どうもありがとうございました。とても参考になりました!

その他の回答 (2)

回答No.3

No.1,No.2の方の説明が詳しいのですが、わかりやすく言うと、ブドウ糖のような単糖がたくさん結合したものがデンプンのような多糖です。 単糖という多糖を構成する糖の種類が異なったり、結合の仕方が異なると、別の多糖になります。 結合の仕方が変わると、木や草などに含まれるセルロースやヘミセルロースという多糖になります。 また構成糖がN-アセチル‐グルコサミンという物質になると、カニやエビの殻や、昆虫の外骨格(皮)を形成しているキチンになります。 炭水化物とは、これらの総称です。 炭水化物が廃棄物かどうかについてですが、これは生体内で利用できるかどうかの問題です。 デンプンは人間が消化(分解)酵素をもっていますので、ブドウ糖にすることが出来、栄養源とすることが可能です。 しかしながらセルロースやキチンという多糖についてはセルラーゼやキチナーゼといった消化酵素をもっていませんので、ほとんど栄養源とすることはできません。栄養源にならないという意味では廃棄物的なものかもしれません。 ただこれは人間にとってのことであって、例えばシロアリは家屋の木材(セルロース)を食べ、代謝し、栄養源としています。これはシロアリや、シロアリの腸内細菌がセルラーゼを持っているからです。 上記で栄養源にならないと廃棄物、のようなことを書きましたが、セルロースは 食物繊維として有用ですし、キチンも最近では、健康食品として知られてきています。栄養源にならないということは食べても太らないということですので、ダイエット食品になりうるわけです。(例:こんにゃくのマンナンという多糖) 分解できないけれども、多糖としての効果を調べている研究者も多くいますので、 必ずしも役に立たないわけではありません。 正しい知識を持って食物を食べることが大切だと思います。 長くなりましたので、タンパク質、脂肪(脂質)については、疑問がありましたら別の機会に補足させていただきます。

space-travel
質問者

お礼

ralph10_jpさんこんんちは!レスどうもありがとうございます。 >わかりやすく言うと、ブドウ糖のような単糖がたくさん結合したものがデンプンのような多糖です。単糖という多糖を構成する糖の種類が異なったり、結合の仕方が異なると、別の多糖になります。結合の仕方が変わると、木や草などに含まれるセルロースやヘミセルロースという多糖になります。また構成糖がN-アセチル‐グルコサミンという物質になると、カニやエビの殻や、昆虫の外骨格(皮)を形成しているキチンになります。炭水化物とは、これらの総称です。 セルロースもブドウ糖のような単糖からできていたんですね。全然知りませんでした。結合の仕方が違うとでいろいろな名前で呼ばれちゃうんですね。化学のお話も入ってるんですね。セルロースやキチンという多糖の存在を初めて知りましたが思わぬところで現代の食生活と結びついていたんですね。今回御説明していただいてことがきっかけで少し認識を改めました。正しい知識を持つためにもう少し栄養のことにも目を向けて勉強しようと思いました。 >長くなりましたので、タンパク質、脂肪(脂質)については、疑問がありましたら別の機会に補足させていただきます。 どうもありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いします。

noname#6786
noname#6786
回答No.1

ブドウ糖はグルコースという糖の一種です。白色の結晶(または粉末)で甘さは砂糖の70~80%だといわれています。化学構造的には単糖類と呼ばれる種類のものです。 このグルコースがたくさん結合したものがデンプンです。 炭水化物はいろいろな糖類やデンプンや食物繊維などの総称と考えてもらっていいと思います。 炭水化物とタンパク質と脂質はそれぞれ違う役割があります。 タンパク質は主に体の組織(皮膚や骨や筋肉や髪の毛、血液等)の構成成分になるほか、生命維持に必要な酵素やホルモン、神経伝達物質などにも必要です。 脂質は主にエネルギー源となります。他にも体温を保持したり臓器を保護したりビタミンの吸収を助けたり、いろいろな役割があります。 炭水化物も主に体のエネルギー源になりますが、炭水化物からのエネルギーが先に使われ脂肪からのエネルギーはその後使われると考えるといいと思います。 また、脳や神経、赤血球のエネルギー源となるのは炭水化物だけです。 三大栄養素といわれますが、それぞれ違った働きがあり、どれも生命の維持には欠かせない栄養素です。 廃棄物では決してないですよ。

space-travel
質問者

お礼

haruhiroさんお返事どうもありがとうございます。 >ブドウ糖はグルコースという糖の一種です。白色の結晶(または粉末)で甘さは砂糖の70~80%だといわれています。化学構造的には単糖類と呼ばれる種類のものです。このグルコースがたくさん結合したものがデンプンです。 炭水化物はいろいろな糖類やデンプンや食物繊維などの総称と考えてもらっていいと思います。 なるほど、ブドウ糖とデンプンと炭水化物の関係がよくわかりました。辞典などには細かいことがどっさりかいてあって結局どうなのかということがよくわからなかったのですが、説明していただけて感激です。 >三大栄養素といわれますが、それぞれ違った働きがあり、どれも生命の維持には欠かせない栄養素です。廃棄物では決してないですよ。 廃棄物ってちょっと誤解しちゃってたようですね。3大栄養素の働きの違いがわかって良かったです。炭水化物は脳の栄養源だというのは前にテレビでみたことがあります。これをきいてもうちょっと摂取しようかなと思いました。どうもありがとうございmした。

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