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日本の正当防衛基準について貴方はどう思いますか?
ズバリ質問します。 (1)日本は法的に他国に比べて正当防衛が認められにくいと 思いますか? (2)正当防衛要件を緩和すべきだと思いますか? 理由を含めてお願いいます。 (3)日本では法律上は正当防衛で無罪または不起訴となっても、 実社会的には差別を受けやすいと思いますか? (4)最後に貴方様の大まかな世代と性別をお願いいたします。 ※差し支えなければ。 ちなみに、私は20代男性で全てイエスです。 最近、凶悪な外国人犯罪が増えています。 このまま時代遅れの基準や感覚を持っていると、 我が日本国民が不利益な立場に立たされます。 戦後の日本人はあまりにも自国民の生命財産について、 無頓着すぎるような気が致します。 自国民の生命と財産の保護を第一に考えるのが、 政治の役割ではないでしょうか。 もう少し配慮して欲しいと願っております。 もちろん、法律だけではありません。 日本人は本音と建前が違うとよく言われますが、 法的に無罪の判定が下っても、 実社会的に差別を受けやすいようです。 (民間企業への就職が困難になるなど) 川崎で万引き少年が店員に追いかけられて事故死した件も、 店が閉店に追い込まれました。 日本人はお人好しなのでしょうか? 感覚的にもちょっと時代遅れな気がします。 正当防衛もさることながら、地方自治体とは言え、 外国人が公務員になれる国など他にあるでしょうか。 グローバルスタンダードな感覚から言うと、 「狂気」としか言いようがないのではないでしょうか?
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ズバリ質問に、ズバリ回答でなく申し訳ありません 私が法学部の学生だった頃、傍聴したある裁判の話です 傍聴人も計10人にも満たなかったので、たぶん特に有名でもない事件だったのでしょう 事件はある50代の飲食店勤務の男性が、20代の男性を殺害したという殺人の事例でした 被告席に座る男性は年齢は50代、見かけも小柄で、そうですね、160センチ弱・50キロ前後だったでしょうか なんでも聞いていると、被告人が被害者と口論になったらしいのです 被告人が語るには、相手は20代で体格も彼よりはるかに大きく、非常に恐怖を感じたとのことでした いきなり股間の急所を蹴られた被告人は、苦痛から思わずうずくまったそうです 立ち去る被害者に、「なにしやがんでーバカ野郎」というような言葉を思わず発してしまったところ、相手が舞い戻って来たので、被害者は恐怖からつい近くにあった包丁を手にし、地面に座り込んだ体勢から相手の身体をめがけ、包丁を突き出してしまったところ、運悪くそれが腹に刺さり死亡したそうです 弁護人は、被告人は相手のモモをねらって包丁を出したのであり、正当防衛だと主張していました ここからが質問の本題なのですが、一法学部生で実務について無知であった私はこの時の検察官の質問にとても驚愕した記憶があります。 検察官は、正当防衛の主張を崩すために被告人に対し「本当にその包丁をつかむのが已むを得ない行為だったのか」の観点から質問していました 「被告人、あなたは学生時代柔道の経験がありますね」 「はい、中学時代1年間やりました」 「段は持っていますか?」 「持ってません」 「級は持ってますか?」 「持ってません!」 悲痛な声でした。 私も柔道3段ですのでわかりますが、柔道を1年やそこらやってたとか黒帯である初段であっても、なかなか初老の人間で大きな若者に対抗できるものではありません。 ましてや初段にもならない「級」などと もしも彼が1級でも2級でも持っていたら、30年も40年も前に柔道を少しでも習っていたというだけで、彼は自分に襲い掛かる大きな若者に素手で立ち向かわなければならなかったのでしょうか? そんなことでこの検察官は、この恐怖に襲われた初老の男性の「自己防衛」は「正当防衛」ではなくなってしまうとでも言うのか?と。 後に知ったことですが、司法の実務では近年はだいぶ認識が変わったとはいえ、「法の秩序はお上にまかせろ」という国民の自力救済を否定的に見る傾向があるようです。 もしご存知なら失礼をお詫びしますが、「騎士道事件」と言われる有名な事件について検索されると面白いと思います しかし、今でも覚えています あの傍聴した裁判で、検察官に対し、申し訳無さそうに、そして少し恥ずかしそうにとまどいながら「彼が・・・その・・・私の・・急所を蹴ったので・・・」と答えていた姿を きっと彼は普段はもっと露骨な単語を使っていたのかもしれません。「急所」という言葉さえ口にしてもいいのか、この表現(単語)で良いのかと、逡巡していたあの姿を 判決がどうなったかは知りませんが、今でも強い記憶に残っている裁判でした
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- getz
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正直,冗長なアンケートでしかも最後の4行は主たる質問とまったく質が違うので,もしかして外国人差別の問題?と思わざるを得ません。 また,国民性については,アンケートというよりディベートに値すると思いますので,一方通行のこの場では省略します。 正当防衛については,法律上難しい要件が備わっているわけではありません。条文としては簡単ですので,刑法をご覧ください。質問者さんの意見は裁判所を始めとする裁判実務の運用及び法学者による一般的な解釈(学説)のことを指しているのだと思います。 仮に凶暴な外国人(日本人でもまったく同じですが)が刃物を持って家に押し入って来たとします。争っている内に間違って相手を刺してしまいました。押し入られた方は正当防衛を主張します。もちろん反対意見を述べる人もいるでしょうが,国民の大部分は賛成すると思いますがいかがでしょうか? 質問者さんの意見としては理解できるのです(日本が不利益な~」の部分はわかりませんが)。東南アジア等から犯罪目的で密入国する外国人が増えており,それと同時にその手の犯罪が増えているのも事実です。これは大きな問題です。でもこれは取締機関等の問題であり,正当防衛の問題ではありません。それに,こういった問題は先進諸国に共通している問題です。 「時代遅れの~」という意味は,自分の身は自分で守れというところに帰結するのでしょうか?もしそうだとしたら,アメリカのように手軽に拳銃などが手に入る世界を指しているのでしょうか? ボクは,正当防衛について基準が甘いとは思いません。ただ,日本は自国民に関する防衛意識が低く,行政的な問題があるのではないかということについては賛同します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに防衛意識は弱いですね。 それが今後どうなっていくか。。。ですね。
補足
こんばんは。 尚、質問文終盤最後4行は、 公務員=法律を元に行政を運営する立場、 →自国民に不利な法律・行政運営がされかねないという意味で、 自国民の権利保護という観点から書いたものです。 ちなみに、外国人差別の問題については、 国籍により、自国民vsそれ以外、という構図で、 政治に関わる権利を差別するのは問題ないはずです。 (人種・宗教・出身地での差別はNG) さて、確かに法律には正当防衛についての条文は備わっていても、 解釈的運用的な面で見ると認められにくいのは確かなようです。 凶悪犯罪がない時代は問題はありませんでしたが、 時代背景が急速に変わっていて治安が悪くなっている割には、 変化が追いついていないような気がします。 (もちろん、これから変わっていく可能性もありますが。 裁判員制度も始まるとのことですので。) 例えば、他の国と比較して日本は犯罪を犯しやすい国だと 言われる事もしばしばあります。 仰るように行政的な問題など要因は色々ありますが、 私は警官・市民とも正当防衛を発動しづらい事も その一つにあると思います。 日本に犯罪目的で入国する人の中には、 「悪い事をしても簡単には殺されない」 という考えで凶悪犯罪に走る人もいるはず。 (本来、正当防衛は身を守る側の権利や立場に 主眼を置いたものではありますが。) 周辺国の考え・制度とあまりにも「不均衡」が生じると、 どうしても犯罪者が他国より日本に流れ込みやすくなるという、 弊害が生じると思うんです。 また、例えば飛行中の航空機内などでは機体の国籍国の法律が 適用されます。 日本の飛行機であればどこを飛んでいても日本で裁かれます。 最近テロも多いですが、国際線では色んな国の人が乗ります。 ただ、もちろん日本の航空会社の利用者は日本人が多いです。 他国との制度で大幅に差があれば日本人が不利になります。 ・・・というようなことを心配しているという事です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 非常に参考になる事件ですね。 (関連ですが以前に法律カテで こういう質問をしたことがあります) http://question.excite.co.jp/qa2416393.html >後に知ったことですが、司法の実務では近年はだいぶ認識が変わったとはいえ、「法の秩序はお上にまかせろ」という国民の自力救済を否定的に見る傾向があるようです。 そして法律は一般民衆のことを考えるよりも、 作ったほうに都合がよく出来ているものです。 困ったものですね。