ホンモノ？ニセモノ？

質問

先日「水晶のネックレス」をいただいたのですが、私は宝石に関して全くの素人で、本物か偽物かの見分けがつきません。
昔の洋間などに掛かってる「シャンデリア」のようなカットの水晶？がずらっとテグスのようなもので繋がれていて、プラスチック製？それともガラス製？と思われるほど、透き通っています。

どなかた、水晶の本物か偽物が見分ける方法をご存知でしたら、教えてくださいませ。

回答No.4

starflora · ベストアンサー

インターネットで水晶のネックレスの通信販売を見てみると、天然白水晶で、１万円とか１万５千円というのもあるようです（これらが、模造水晶では、全然目安になりませんが）。３万８千円だと、本物である可能性が高いです。

　　水晶の玉が大きすぎる場合は、おかしいという可能性があります。水晶をル＾ペで（できれば高倍率ルーペで）よく観察してください。内部に不純物（内包物・インクルージョン）などがあれば、本物の可能性が高いです。内包物とは、石の内部に、何か曇りのようなものが入っていることです。天然の場合、内部は、完全に透明で何もないというは難しいです。あまりに透明で綺麗で、何の傷のようなものも、線の小さなもののようなものもない場合、ガラスをカットしている可能性があります。

　　また、水晶は、複屈折性を持っているそうで、以下のＵＲＬに、細い線を描くと、水晶は、線が或る角度で、二重に見えると書かれています。これは、水晶を鑑定するのに有効ですが、粒が小さいと、判定できるのかどうか分かりません。

　　あるいは、偏光板があれば、水晶だと、旋光性があるので、参考ＵＲＬにあるようにチェックできます。これは、偏光顕微鏡で鉱物種を判断する時と同じ原理で、水晶のような結晶構造を持つ場合、光の振動面が、回転させられるのです。その回転（旋光）に一定の特徴があるので、水晶（石英）か長石かなどを区別することが、偏光顕微鏡ではできるのですが、一般に偏光板は入手しにくいようです。安物でも、あったように思うのですが、偏光板としては売っていない可能性があります。　
　　参考ＵＲＬにあるように、偏光板を、その偏光方向を９０度にして重ねると、光を通さなくなります。しかし、あいだに水晶を入れると、水晶の旋光性で、偏光の面が回転させられるので、真っ暗ではなく、光が見えるのが水晶です。ガラスでも、そういう性質があるものがあるそうで、面倒ですが、水晶の旋光性は、かなりはっきりしたものです。

　　また、天然水晶はそれほど高価でないとも言われています。それは無論品質によるので、大きなもので、完全に近い美しいものは、相当な価格がしますが、小さいものだと、３万８千円だと、本物の可能性が高いです。長さ１ｃｍほどの水晶だと、普通考えているよりも、たくさん算出するのです。ただ、ルーペで見ると、自然のものは、内部にやはり何か傷とかインクルージョンがあるのが普通です。

　　＞水晶玉とガラス玉の見分け方
　　＞http://kgeopp6.s.kanazawa-u.ac.jp/~ishiwata/crystal.htm

　　＞100％透明・クリアー水晶丸玉
　　＞http://www.crystal-palace.co.jp/crblextindex1.html

参考URL：

http://www.crystal-palace.co.jp/crblextindex1.html,http://kgeopp6.s.kanazawa-u.ac.jp/~ishiwata/crystal.htm

お礼

ありがとうございました。

ルーペ見てみました。粒の大きいもの（それも円錐型）は、間違いなくガラスっぽいです。小さいものは、不純物があるものと、ないものがありました。
何面にもカットが施されてあって、線を見る判別方法は結構むずかしいです。
ガラスと本物を混ぜて一本のネックレスを作ったのかな？なんて気がしてます。
詳しい説明、とても分かりやすかったです。